5日に行われた都知事選で、都民は小池百合子氏を再選しました。小池氏が絶えずTVに登場しながら説明してきた一連のコロナ対策が高く評価されたということです。
彼女はまさにそれを目指していたのですから完全な作戦勝ちです。
元文科省事務次官の前川喜平氏は7月3日、新宿駅東南口で行われた宇都宮健児氏の応援演説で、「小池氏は ~ 総裁・総理の話が出てくれば都政を捨て、すぐに自民党に戻るだろう。コロナ対策では『夜の街』を悪者にしているが、とんでもない。みんな尊い人生があり生活がある。小池氏の狙いは感染拡大を夜の街のせいにして都知事は悪くない、という責任転嫁に使おうとしている」と、厳しく批判しました(レイバーネット日本)。流石に鋭い指摘です。
小池氏は当選が確実になった時点で、今後の抱負について、「新型コロナウイルスの第2波に備えるため、医療や検査体制を充実させていくし、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックは簡素化して費用を縮減する(NHK)」と語りました。
是非そうあって欲しいものですが、前川氏も指摘したように「コロナ第2波への備え」はいまだに何も見えてきません。7月に入って5日間、新規感染者は都の発表でも毎日100人を超えていますが、検査体制は旧態依然で一向に充実していません。
このままではいずれ手に負えなくなるのに、一体何をしているのでしょうか。
そもそも都が発表する感染者の数字が正しいのかどうかも分からないということ自体が異常なことで、前川氏の名言「偽装・捏造・アベシンゾー」を思い出させます。
ブログ「まるこ姫の独り言」と「くろねこの短語」の記事を紹介します。
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自粛要請から「遠慮するように」に変わっても、言っている事は圧力
まるこ姫の独り言 2020.07.05
自粛要請をすると金がかかるものだから、不要不急な移動は遠慮するようにと言い出した小池百合子。
遠慮するようにと一般市民に言う前に、東京都も国も、コロナが蔓延しない方策を取ってきたのか。
遠慮するようにと一般市民に言う前に、東京都も国も、コロナが蔓延しない方策を取ってきたのか。
7/4(土) 16:34配信 共同通信
>東京都の小池百合子知事は4日、都内で新型コロナウイルスの感染者が新たに131人報告されたことを受け「他県への不要不急な移動は遠慮してほしい」と都民に対して呼び掛けた。都内で記者団の取材に応じた。
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物は言いようだが、結局、にっちもさっちもいかなくなったから人々の善意に頼るしかなくなったってことじゃないか。
人の善意にも限界がある。
人の善意にも限界がある。
やはり、国も東京都もコロナを甘く見ていたのではないか。
麻生が「これが日本人の民度だ!」と言ってトンチンカンな解釈をしていたし、安倍首相も似たりよったりの思考で根拠もないのに「日本モデルだ」と胸を張っていた。
日本の場合、生活様式や日頃の習慣が欧米とは全く違っていて、初期はコロナの感染が少なかったとはいえ、感染者数の実態が分からないのにそれが永遠に続くわけもなく。
やっぱりコロナはしぶとかったと言う事だ。
やっぱりコロナはしぶとかったと言う事だ。
他国は科学的な見地に基づいて、検査に次ぐ検査をしてきたのに、日本だけは検査をすると医療が崩壊するとか言いながら、検査を絞ってきた。
それが今になって悪い方向へ転げて行っていると思う。
それが今になって悪い方向へ転げて行っていると思う。
「他県へ」と言うが、「他県から」東京都に満員電車に揺られて仕事に行く人達の移動はどうなのか。
もう東京都も他県も、お互いにまわりまわっている状態だ。
もう東京都も他県も、お互いにまわりまわっている状態だ。
初動の対策をおざなりにした結果、今の市中感染やまん延に繋がっているのではないか。
「夜の街」をやけに敵対視しているが、「夜の街」に行く客がコロナを連れて行っている可能性だって大いにある。
やはり、地道に検査をしてこなかったツケが今にあると思うし、「夜の街」だけではなく、無症状の陽性者は一定数いるようだし、すでに職場や学校、家庭内でもコロナウイルスが蔓延しているのではないか。
しかもおかしいのが政府の対応だ。
政府は、つい最近都道府県をまたぐ移動を解禁したし、コロナが収束しかかっているわけでもないのに、GOTOキャンペーンに血道を上げてきた。
東京都が「不要不急の移動は遠慮しろ」と言っているのに、政府は移動を解禁して積極的にGOTOキャンペーンを推進ってなんなのか。
政府と東京都の言っていることは、相反することでものすごく矛盾している。
東京都が「不要不急の移動は遠慮しろ」と言っているのに、政府は移動を解禁して積極的にGOTOキャンペーンを推進ってなんなのか。
政府と東京都の言っていることは、相反することでものすごく矛盾している。
多くの人は、せっかく政府や東京都の自粛要請を受け入れてきたのに、権力を持っている方がきちんとした対策を講じてこなかったせいで、元の木阿弥、3月とか4月の段階に逆戻り感がものすごいある。
元に戻っちゃった?
元に戻っちゃった?
また日本人お得意の同調圧力、自粛警察とか、他県ナンバー狩りとか流行りそうで、本当に嫌だ。
都知事選後の「罰則付き」の緊急事態宣言に要注意!!
言葉遊びの政治は東京の恥・・・だから、選挙にGO!!
くろねこの短語 2020年7月 5日
ここまでくると200人超になったって驚かない。それほどコロナの猛威は凄まじい。ああ、それなのに、国会は閉じちゃってるものだから、責任者を出せと叫んだところで虚しく響くだけ。そんなんだから、巷では緊急事態宣言を期待する声が次第に高まっているようで、それと呼応するかのように「罰則付き自粛」なんて動きも顕在化している。
ぼったくりバーのチーママ小池君は、自粛要請について国の緊急事態宣言をまってからなんてニュアンスのことを口にしている。ひょっとすると、ペテン総理とチーママの間では何らかのプランができていてるんじゃないか。感染者数増加も計算の上で、都知事選後に再び緊急事態宣言をして、「罰則付き自粛」も同時に仕掛けてくる腹積もりなんじゃなかろうか。
そう考えると、ペテン総理の存在感が、このところ妙に希薄なのも頷けるというものだ。とにかく感染数増加を煽るだけ煽って、危機感が頂点に達した時に真打登場をアピールしつつ、さらなる緊急事態を宣言しようって魂胆なのだろう。そうなれば、私権制限に繋がる「罰則付き自粛」にも一般大衆労働者諸君は寛容に受け入れるだろう・・・てなことを企んでいるんじゃないか。そして、最後は「緊急事態条項」をからめての改憲を争点に解散・・・妄想だけど。
そうならないためにも、今日の都知事選は大事なんだよね。突貫小僧・山本太郎君と「その男、地味につき」の宇都宮君が一本化できなかったのは残念だけど、問題はどれだけチーママ小池君が票を減らすかということだ。ここにきて、突貫小僧・山本太郎君がチーママの票をかなり取り崩しているんじゃないかという観測もありますからね。期待したい!!
なによりも前回の投票率59.73%をどれだけ超えるか。都民の“民度”が試される選挙でもある!!