JNN(TBS)が7~8日に行った世論調査で、専守防衛「見直すべき」が52%に達したことについて、「まるこ姫の独り言」は
「これだけテレビで煽りまくったら、改憲も国民投票も視野に入ってくるだろうし、高いハードルもやすやす越えそうな感じだ。政権与党とメディアの良心のタガが外れてしまっているし、国民を煽ることなど簡単なことだ」として、「専守防衛を見直すべきだとの考えは、安倍が最近しゃしゃり出てきて『敵基地攻撃、敵の中枢攻撃』を威勢よく煽って来た事も、一因」だと怒り、「防衛費の増額について賛成している人が多いが、『防衛費増額の為の財源は消費税増税か、それとも社会保障費を削るか、どちらが良いですか』と設問に入れたらどうだろう」と提案しました。仰る通りです。
以下に紹介します(青字・太字強調部分は原文に拠っています)。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
専守防衛「見直すべき」52%、その先の現実を想像した事があるのか
まるこ姫の独り言 2022.05.09
ロシアがウクライナ侵攻をしてその惨状をテレビで流し続けてきた結果としか思えない、専守防衛見直すべき派が増殖。
>専守防衛「見直すべき」52% JNN世論調査 |
これだけテレビで煽りまくったら、改憲も国民投票も視野に入ってくるだろうし、高いハードルもやすやす越えそうな感じだ。
政権与党とメディアの良心のタガが外れてしまっているし、国民を煽ることなど簡単なことだ。
しかし「専守防衛」を見直すべきだとの考えは、安倍が最近しゃしゃり出てきて「敵基地攻撃、敵の中枢攻撃」を威勢よく煽って来た事も、一因ではなかろうか。
今までの日本の政治家は、一国の総理職を辞任した途端、その議員は一線を退いて表舞台には出て来なくなるが、安倍は二度も政権を放り出しておきながら恥ずかしげもなく、しょっちゅうテレビに出てきては持論を述べる。
こういう人も珍しいが、テレビ局は重宝する。
この記事のコメント欄に、『専守防衛の「見直し」というと、すぐ先制攻撃可能のように受け取る人も多いが、そんな単純な話ではない』とあるが、安倍や自民党が盛んに言っている事前に敵の動きを察知して敵の基地を叩くというのはどう考えても先制攻撃としか思えないが。
結局、日本もロシアのような国と同じことがしたいのか。
先制攻撃と受け取るも受け取らないも、そういう事じゃないか。。
専守防衛とは全く異なる。
世論調査で「専守防衛を見直すべき」という設問があるなら、そこに「徴兵制に賛成ですか?」も入れたらどうなるのだろう。
自分の身に降りかかっても「専守防衛を見直すべき」になるのか。
「専守防衛を見直す、敵基地攻撃能力も必要」を言うなら徴兵制も視野に入れなければいけなくなる。
そして防衛費の増額について賛成している人が多いが、「防衛費増額の為の財源は消費税増税か、それとも社会保障費を削るか、どちらが良いですか」と設問に入れたらどうだろう。
今でもこの国の財源は一杯一杯なのに、すでに世界トップクラスである日本の防衛費を増額するという事は、消費税増税か、社会保障費を思い切って削減するかしか財源は出てこない。
調査に答えた人達は、そういう所まで想像力を働かせているのだろうか。
日本が敵基地能力を備えていつでも相手を攻撃できるという事なら徴兵制も必要だし、防衛費増額なら、そのための財源は消費税増税か、社会保障費を削る事しかない。
戦争のできる国になると、そちらの方に人員も割き費用も割き、ますます国民負担が増えるがそれでも納得するのか。
そして耐えられるだけの体力が国民にあるのだろか。