2022年5月6日金曜日

日本の報道の自由度がまた下がり、去年は67位、今年は71位

 世界各国の報道の自由度に関する分析を毎年発表してい「国境なき記者団」は3日、180の国と地域についてことしの報告書を発表しました。
 それによると1位は6年連続でノルウェーで、最下位は北朝鮮日本は去年から順位を4つ下げて71位に後退しました
 民主党の鳩山由紀夫政権時代は11位だったのに、安倍晋三政権になってからは一挙に53~72位に転落しました。政権の体質が直に響いていることは明瞭ですが、メディアの側にも大いに問題があり、今の順位はそのままメディアの堕落ということが出来ます。
 まるこ姫の独り言の記事を紹介します。太字・青字強調部分は原文に拠っています
 記事で例示されたテレビ朝日系(ANN)とNHKの記事を併せて紹介します。
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日本の報道の自由度がまた下がり、去年は67位、今年は71位
                    まるこ姫の独り言 2022.05.05
安倍政権の初めはまだよかったが、中盤から後半にかけて報道の自由度がダダ下がりになって来た。




















2022年は71位、去年より4ポイントも下げている

報道自由度ランキング ロシア「非常に悪い」155位に下落
                   5/3(火) 18:09配信 テレビ朝日系(ANN)
>国際ジャーナリスト団体の「国境なき記者団」が世界各国の報道自由度ランキングを発表しました。日本は71位で、ロシアは「非常に悪い」に分類される155位に順位を下げました。
>一方、日本も去年から4つ順位を下げて71位でした。政府などからの圧力で厳しい自己検閲が生じているとしています。

テレ朝は一応は、「政府などからの圧力で自己検閲をしている」とかいてあるが、公共放送のNHKは一味違う(皮肉)

報道の自由度 日本 世界71位 “大企業の影響力 自己検閲促す”
                         2022年5月4日 6時14分
>日本は韓国やオーストラリアと同様に「強まっている大企業の影響力がメディアに自己検閲を促している」として去年から順位を4つ下げて71位に後退しました。

NHKは「大企業の影響力が自己検閲を促している」に置き換えているが、きちんと「政府」も入れておかないとフェアじゃないと思う。
が、NHKは、不偏不党の公共放送とは名ばかりで、メディアの中でも政権に対して過剰な忖度をしてきた局で、だから「政府」の文字を入れたくなかったのかと勘繰りたくもなる。
安倍元総理は、国会でも堂々と「悪夢の民主党政権」と言ってはばからなかったが、民主党政権時が一番自由に報道されていたという事だ。
安倍政権時代の後期から今に至るまで、暗にメディアを脅したのか締め付けたのか知らないが、見事に報道の不自由度が増している。
なんで日本だけここまで政府や大企業の圧力に屈するのだろう。
韓国やオーストラリアも大企業の圧力に屈したとNHKは報じているが、日本の様にここまでひどくないと思うが。
2021年、オーストラリアは25位、韓国は42位だった。
2022年はどうなったか分からないがランクの低い日本と道連れにされたらたまったものじゃないよなあ。。。


報道自由度ランキング ロシア「非常に悪い」155位に下落
                       テレビ朝日系(ANN) 2022/5/3
 国際ジャーナリスト団体の「国境なき記者団」が世界各国の報道自由度ランキングを発表しました。日本は71位で、ロシアは「非常に悪い」に分類される155位に順位を下げました。
 国境なき記者団は3日、世界180カ国・地域を対象にした報道自由度ランキングを発表しました。
 ロシアは去年から5つ順位を下げ、「非常に悪い」に分類される155位となりました。
 ウクライナ侵攻以降、ほぼすべての独立系メディアが活動を禁じられたことやロシアにとって「虚偽」と判断された報道を罰する法律の導入などを指摘しています。
 一方、日本も去年から4つ順位を下げて71位でした。政府などからの圧力で厳しい自己検閲が生じているとしています
 中国は175位で、最下位は北朝鮮でした。トップ3は今年も北欧の国となりました。


報道の自由度 日本 世界71位 “大企業の影響力 自己検閲促す”
                     NHK NEWS WEB 2022年5月4日
国際的なジャーナリストの団体が世界各国の報道の自由度に関することしの報告書を発表し、日本は「強まっている大企業の影響力がメディアに自己検閲を促している」として去年から順位を4つ下げて71位でした。
一方、ウクライナに軍事侵攻しているロシアについては「広範囲に検閲を行うなどしてニュースや情報を完全に支配している」と非難しています。
フランスのパリに拠点を置く「国境なき記者団」は、世界各国の報道の自由度に関する分析を毎年発表していて、3日、180の国と地域についてことしの報告書を発表しました。
それによりますと、自由度が最も高いとされたのは6年連続でノルウェーで、最下位は北朝鮮でした。
日本は韓国やオーストラリアと同様に「強まっている大企業の影響力がメディアに自己検閲を促している」として去年から順位を4つ下げて71位に後退しました。
一方、ウクライナに軍事侵攻して以降、報道規制を強化したロシアは155位と、去年から順位を5つ下げました。
「国境なき記者団」は「広範囲に検閲を行うなどしてニュースや情報を完全に支配している」と指摘し、ロシアを非難しています。
このほか報告書では、各国で偏向報道やソーシャルメディアによる偽情報の拡散が社会の分断を深めていると警鐘を鳴らしています。