20日、国際ジャーナリスト組織が発表した21年の各国の報道自由度ランキングでは、日本は昨年から1つ順位を下げて67位でした。
「国境なき記者団」は、日本について「新首相就任によっても、ナショナリストの右派が記者に対する不信をかき立てている状況に変化はなく、依然、自己検閲が続いている」と講評しています。
因みに過去11年間の順位は下記の通りで、安倍第2次政権が登場した13年度以降大幅に順位を下げて現在に至っています。安倍・菅政権の非道はいうまでもありませんが、メディアも大いに反省すべきです。
年 度 | 20 | 19 | 18 | 17 | 16 | 15 | 14 | 13 | 12 | 11 | 10 |
順 位 | 66 | 67 | 67 | 72 | 72 | 61 | 59 | 53 | 22 | 11 | 17 |
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報道の自由度、日本は67位
共同通信, 2021年4月20日
【パリ共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は20日、2021年の世界各国の報道自由度ランキングを発表した。対象180カ国・地域のうち、日本は昨年から一つ順位を下げて67位。菅政権となってもメディアを巡る状況は改善していないと指摘した。1位は5年連続でノルウェー。フィンランド、スウェーデンが続き、今年も北欧が上位を占めた。
日本についてRSFは「新首相就任によっても、ナショナリストの右派が記者に対する不信をかき立てている状況に変化はなく、依然、自己検閲が続いている」と言及した。42位の韓国、43位の台湾を下回っている。