2019年7月30日火曜日

玉城デニー知事がフジロックに出演 辺野古反対を歌に乗せ

 新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催された野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」の最終日の28日、主催者側に招かれ玉城デニー沖縄県知事が出演し、名護市辺野古への米軍基地移転を巡る問題を訴えたほか、自身の演奏も披露しました。
 
 知事は歌に先立つトークコーナーで日米地位協定に関して「沖縄と米国の協定ではない。みなさん全員に関わっている問題だ」と訴えました。
 そして、社会問題を扱う企画「アトミック・カフェ」に出演し、ギターを弾きながら、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「雨を見たかい」とボブ・ディランの「見張り塔からずっと」を熱唱しまし
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
辺野古反対 歌に乗せ 玉城知事、フジロックで
東京新聞 2019年7月29日
 沖縄県の玉城デニー知事は二十八日、新潟県湯沢町で開かれた国内最大級の野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」に出演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設反対を、歌に乗せて約千五百人の聴衆に訴えた。
 
 玉城氏は主催者側に招かれ、社会問題を扱う企画「アトミック・カフェ」に出演。ギターを弾きながら、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「雨を見たかい」とボブ・ディランの「見張り塔からずっと」を歌い上げた。
 
 歌に先立つトークコーナーでは、ジャーナリストの津田大介氏、沖縄の人気バンド「ORANGE RANGE」のベースYOHさんらとステージに登り、米軍専用施設が沖縄に集中する現状を紹介。「辺野古は絶対に認められない。これ以上、子どもたちに米軍基地を押し付けることはできない」と強調。日米地位協定改定の必要性にも言及した。
 
 一方で「政府と対立しているとは思っていない。県民の暮らしを考えれば、安倍晋三首相に頭を下げ、菅義偉官房長官ともにこにこ握手をし、普通の政治をすればいいと思う」とも述べた。

 写真
「フジロックフェスティバル」に出演し、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設反対を
訴えた沖縄県の玉城デニー知事=28日、新潟県湯沢町で