朝日新聞が23、24日に行った全国世論調査によると内閣の支持率は33%(前月比6ポイント減。男性は36%、女性は31%))に下がり、不支持率は45%(同10ポイント増)でした。
菅首相が新型コロナウイルス対策で指導力を「発揮している」は15%で、「発揮していない」が73%でした。これまでの政府の対応を「評価しない」は63%(前月比7ポイント増)で、「評価する」は25%(同8ポイント減)でした。
2度目の緊急事態宣言について「遅すぎた」は80%で、「適切だ」は16%でした。
飲食店の営業時間の短縮要請を中心とする対策も「不十分だ」が54%で、「適切だ」は34%、「過剰だ」は8%でした。
日刊ゲンダイの記事を紹介します。
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菅内閣支持率急落33%「危険水域」目前、不支持45%で逆転
日刊ゲンダイ 2021/01/25
菅内閣の支持率が急落し「危険水域」の30%割れが目前に迫ってきた。朝日新聞社が23、24日に実施した全国世論調査で、支持率は昨年12月比で6ポイント減の33%、不支持率は10ポイント増の45%となり支持・不支持が逆転した。
支持率急落の主因は菅首相の新型コロナ対応のまずさだ。対応で指導力を「発揮している」はたったの15%。「発揮していない」は73%に達している。11都府県に発令した2度目の緊急事態宣言のタイミングに関しても「遅すぎた」が80%にも達した。
菅政権が「神風」のように期待を寄せる新型コロナワクチンに対しては、危険性への警戒感があらわとなった。無料で接種できるようになったら「すぐに受けたい」はわずか21%。「しばらく様子を見たい」が70%、「受けたくない」が8%だった。
■五輪「今夏開催」たった11%
菅政権がいまだに「今夏」に固執している東京五輪開催に関してもほとんどの人が否定的だ。3択での質問で「今夏に開催」はたったの11%、「再び延期」が51%、「中止」が35%だった。