2018年5月4日金曜日

04- 改憲 国会発議の道はなお遠く 東京五輪後にずれ込む公算 

 産経新聞が「今国会での改憲の発議は難しく東京五輪後になる公算が大きい」とする記事を出しました。
 それは安倍首相が憲法記念日の3日、改憲派の憲法フォーラムに寄せたビデオメッセージで、「いよいよ私たちが憲法改正に取り組むときが来た。~」と述べた趣旨に反するだけでなく、同じく改憲派である産経新聞としても不本意な記事の筈ですが、希望とは裏腹に実際にはそういう段階に至っているということのようです。
 
 第2次安倍政権が発足してから、特定秘密保護法、新安全保障法(戦争法)、共謀罪法などの悪法をを立て続けに成立させましたが、すべて政府からの「満足な説明がないまま」に数を頼んで行われた強行採決によるものでした。
 国会の異様さは最初から始まっていたのですが、森友学園・加計学園疑惑が明らかにされてからの国会は、まさに「学級崩壊状態」に等しいもので、とても改憲を審議できるような状況ではありません。
 実際、衆参の憲法審査会は2月以降開かれておらず、当面、与党からの開催要請に応じる気配はありません。
 
 安倍首相はなぜか「信なくば立たず」という言葉を良く口にしますが、これ程彼には不似合いで、国民に違和感を与える発言もありません。自分に少しでも「信」があると思っているのでしょうか。世論調査を見ても、これ程政府が国民の信頼を失っている事態は異常です。改憲の審議など出来る状況ではありません。
 
 どんな理由付けがされるにせよ、ひとたび「自衛隊」が憲法に明記されればこれまでの制約から解放されるので、たちまち万能の「フリーハンド」が与えられることは自明です。たとえ「国を自衛するための自衛隊」と定義しようとも、「古来あらゆる戦争は全て自衛を口実に行われた」(「平和運動原論」福山秀夫)のであってみれば、たちまち「普通の軍隊」になることもまた自明です。
 
 これからそういう議論を要するときに、「信」とは無縁の安倍政権が相手ということなど、まったくあり得ないことです。
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 【憲法改正】
国会発議の道なお遠く 東京五輪後にずれ込む公算 
首相に立ちはだかる「2つの壁」
産経新聞 2018年5月3日
 3日は憲法記念日。安倍晋三首相(自民党総裁)が平成32(2020)年の新憲法施行の方針を掲げて1年を迎える。自民党は今年3月の党大会で、9条での自衛隊明記など「改憲4項目」の条文素案を発表したが、発議権を有する国会は参院が2月に憲法審査会を開いたきりで動こうとしない。もはや年内発議は絶望的となり、本格論議は参院選後、発議は32年夏の東京五輪以降にずれ込む公算が大きい
 
外れた思惑
 「この1年間で改憲議論は活発化した。議論はいよいよ煮詰まっている」
 首相は1日、訪問先のヨルダンで記者会見を開き、改憲機運が醸成されつつあるとの見方を示した。
 とはいえ、首相が1年前に思い描いたのは、今夏に衆参両院で改憲を発議し、今秋に国民投票を実施するスケジュールだった。衆院選と国民投票のダブル投票も想定していたとされる。
 思惑は外れた。長引く「もり・かけ」疑惑に加え、財務省の公文書改竄(かいざん)などが次々に発覚し、国会は空転。もはや今国会は憲法審査会での改憲4項目の審議入りは困難となった。秋の臨時国会の2カ月程度の会期では、発議にこぎつけるのは絶望的だといえる。
 
論議すら困難
 31年は、4月の統一地方選、6月の20カ国・地域(G20)首脳会議、夏の参院選など政治日程がめじろ押し。加えて4月末に天皇陛下が譲位され、5月1日の皇太子さまの即位・改元に伴う行事も相次ぎ、改憲発議どころか、国会の憲法論議さえ難しい
 32年も夏に東京五輪・パラリンピックがあり、通常国会の大幅延長はできない。しかも国民投票法の規定では、国会で発議後「60日以後180日以内」に国民投票を実施しなければならない。この日程を考慮すると、改憲発議は早くとも32年夏以降となる。
 
党内にも異論
 自民党は、5月の連休後にも衆参の憲法審査会を開き、改憲4項目の審議入りを目指すが、日本維新の会を除く6野党に応じる気配はない。特に立憲民主党や共産党などは「安倍政権の改憲論議には応じない」ととりつく島もない。
 連立与党の公明党も改憲論議に消極的だ。憲法審査会の開催には応じる意向を示すが、議題を国民投票法改正に限定するよう求めており、改憲4項目の議論に踏み込もうとしない。
 自民党内でも異論はくすぶる。党条文素案は、首相の意向を受け、憲法9条はそのまま残して自衛隊を明記する案だが、石破茂元幹事長らはなお憲法9条2項の削除を求めている
 「憲法は最終的に国民が国民投票で決める。そのためには、しっかり国会で議論がなされ、理解が深まることが大切だ」
 首相は1日の会見でこうも語った。一向に動こうとしない国会へのいらだちの表れだといえなくもない。(水内茂幸)
 
 
【憲法改正】
自民党が「改憲4項目」素案を公表も、党内や公明党にくすぶる火種
産経新聞 2018年5月3日
 自民党は3月、憲法改正をめぐり、自衛隊▽緊急事態▽参院選「合区」解消▽教育の充実-の4項目に関する条文素案をまとめ公表した。憲法改正に向けた国民の理解を深めるとともに、国会での議論を活発化させる狙いがあったが、9条改正は自民党内に対立が残るほか、公明党も慎重姿勢を崩していない。合区解消や教育充実に関しても改憲勢力内の考え方の違いが解消しきれていない。
 
9条への自衛隊明記
 安倍晋三首相(自民党総裁)が憲法記念日に提起した内容に沿い「9条の2」を新設して自衛隊の存在を明記した。政府は自衛隊を合憲と解釈してきたが、違憲論を解消することを目的とした。
 憲法に自衛隊の存在を明記しても自衛隊の権限と役割に変更がないことを明確にするため、戦争放棄をうたった9条1項、戦力不保持と交戦権を否定した2項とその解釈を維持。9条とは別条文となる「9条の2」を設け、既存の9条は一切変更しないことを強調した。
 自民党の石破茂元幹事長らが強く主張した2項削除論は、集団的自衛権をフルスペック(際限のない形)で認めることにつながりかねないと判断。「公明党の理解が得られず現実的でない」(党幹部)として、条文素案に採用しなかった。
 「加憲」を掲げる公明党に配慮しているが、公明党は拙速な議論に慎重な姿勢を崩しておらず、まだ与党協議は始まっていない。野党の立憲民主党などは憲法違反だとする安全保障関連法を前提とした9条改正に反対している。
 
緊急事態条項の創設
 緊急事態を「大地震その他の異常かつ大規模な災害」と定義した。ただ、戦争などの人災は公明党や野党の慎重論を踏まえ、定義から省いている。国会が機能しない場合、内閣が政令を出して一時的に権限を集中する条文を新設する。国政選挙が実施できないときは、衆参両院で出席議員の3分の2以上が賛成した場合、国会議員の任期を延長する。
 
参院選「合区」解消
 47条と92条を改正し、参院選の「合区」解消と都道府県単位の選挙制度の維持を図る。衆参両院の選挙区と定数は、現行憲法の人口比例による基準とは別に、「地域的な一体性」などを「総合的に勘案」して定めるとした。特に参院選について「改選ごとに各選挙区において少なくとも1人を選挙すべきものとすることができる」と明記した。
 ただ、公明党は参院選を全国11ブロックに分ける大選挙区制を提唱し、自民案に否定的だ。「一票の価値の平等」を損ねる恐れがあるとして、他党からは異論も出ている。
 
教育の充実
 自民党の素案では「経済的なハンディが教育に反映しないように、誰でも教育の機会が得られるようにする」(細田博之・自民党憲法改正推進本部長)ことを主眼に26条を改正し、国が教育環境を整備する努力義務を規定する。89条も改め私学助成の合憲性を明確にする。
 ただ、日本維新の会が求める幼児教育から大学までの教育無償化は、必要財源を確保するのが困難として明記を見送った。維新は自民案が現状のままなら反対する考え。立憲民主党などの野党は改憲する必要性はないとの立場だ。(原川貴郎)

2018年5月3日木曜日

憲法改正関係 各紙世論調査結果


 5月3日の憲法記念日を前に、新聞各社が憲法改正に関連した世論調査を実施した結果は下記のとおりです。
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安倍政権下の改憲「反対」58% 朝日世論調査
朝日新聞 2018年5月1日
 5月3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。
 【以下は事務局で要約】
 
 結果を下記に示します。
「優先的に取り組むべき政治課題は?」(複数回答)では「憲法改正」は11%で、最下位でした。
 
  安倍政権のもとで憲法改正を実現することに
 
割 合
昨年比 増減
賛 成
30%
8ポイント減
反 対
58%
8ポイント増
 
  9条1、2項を維持して自衛隊を明記することに
 
割 合
 
賛 成
39%
 
反 対
53%
 
 
  安倍首相が9条改正の理由を「『自衛隊は違憲かもしれないけれども、何かあれば、
   命を張って守ってくれ』というのはあまりにも無責任」という理由付けに
 
割 合
 
納得できる
37%
 
納得できない
55%
 
 
安倍首相に優先的に取り組んでほしい政治課題は?(複数回答)
政 治 課 題
割 合
景 気・雇 用
60%
高齢者向けの社会保障
56%
教育・子育て
50%
   
38%
   
34%
   
32%
外    
23%
原発・エネルギー
16%
   
11%
  原記事
   ⇒ 安倍政権下の改憲「反対」58% 朝日世論調査
     政策の優先度、「憲法改正」は最下位 朝日世論調査
 
 
 自民改憲案  
自衛隊明記、賛否割れる 本社世論調査
毎日新聞 2018年5月2日 
自民党の憲法9条改正案への賛否
 日本国憲法は3日、施行から71年を迎える。毎日新聞が憲法記念日を前に4月21、22両日に実施した全国世論調査では、憲法9条の1項(戦争放棄)と2項(戦力不保持)を維持しつつ自衛隊の存在を明記した「9条の2」を新設する自民党の憲法改正案について、「反対」が31%と「賛成」の27%をわずかに上回った。賛否が割れる一方で「わからない」も29%おり、改憲に向けた世論の機運が高まっていない現状が浮かんだ。
 
 
憲法「現状維持」48% 「改正すべき」を上回る  
 日本経済新聞 2018年5月2日
 日本国憲法は3日、1947年の施行から71年を迎える。日本経済新聞社とテレビ東京が憲法記念日を前に世論調査を実施したところ、憲法について「現状のままでよい」との回答が昨年4月の調査から2ポイント上がって48%を占めた。「改正すべきだ」は4ポイント下がり41%だった。昨年4月は賛否が拮抗していたが、今回は憲法改正に慎重な意見が上回った。
(中 略)
 自民党は3月に党独自の改憲案をまとめ、衆参両院への提出を目指している。9条1項と2項を維持しつつ、自衛隊の存在を明記する案について「賛成だ」は40%、「反対だ」は41%で拮抗した。同様の質問をした3月の調査では「賛成だ」が47%で「反対だ」(37%)を上回っていた
 
 改憲案をいつ国会発議するのが望ましいかも聞いた。「そもそも発議する必要はない」が最も高く25%。「今年秋召集の臨時国会」が23%、「2020年以降」が20%、「19年」が17%で続いた。自民党が目指している年内発議に否定的な声は6割を超えた。
 
 
憲法改正、賛成51%…自衛隊「合憲」76%
読売新聞 2018年4月30日
 読売新聞社は、憲法に関する全国世論調査(郵送方式)を実施した。
 憲法を「改正する方がよい」は51%、「改正しない方がよい」は46%だった。前回2017年3~4月調査では、「する方がよい」と「しない方がよい」が各49%で拮抗きっこうしていた。改正賛成が反対を上回ったのは15年調査(賛成51%、反対46%)以来3年ぶり。
 
 今回調査は、3月13日~4月18日に全国有権者3000人を対象に実施し、1936人から回答を得た(回答率65%)。調査の期間中、学校法人「森友学園」や「加計かけ学園」を巡る問題などで、安倍内閣の支持率が下落したが、憲法改正の賛否には大きく影響しなかったようだ。
 自民党がまとめた憲法改正案4項目のうち、今の憲法9条の条文は変えずに、自衛隊の存在を明記する条文を追加することに「賛成」は55%、「反対」は42%だった。安倍首相は、改正の理由として、「自衛隊違憲論」の解消を訴えているが、自衛隊の存在が「合憲」と思う人は76%に上り、「違憲」は19%。憲法への自衛隊明記に「賛成」と答えた人の割合は、合憲派で57%、違憲派で52%となり、いずれも半数を超えた。

加計問題 柳瀬氏は面会認める意向

 昨年7月、柳瀬唯夫元首相秘書官154月に愛媛県職員らと首相官邸で会い、「本件は首相案件」と説明していたことが暴露されましたが、柳瀬氏は一貫して不自然な否認を続けてきました。
「記憶の限りでは会っていない」は、記憶のある人の言い方で、会っていないのであれば普通は「会っていない」というものです。国民の大半が柳瀬氏の言い分を信用していないのは当たり前のことです。
 
 それがここにきて、これ以上否定し続けるのは難しいという判断に至ったようです。自民党幹部が明らかにしました。
 これは加計学園問題に首相が関与したことを示す何よりの証言になるので、今後政府はさらに追い込まれることになります。
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加計問題  柳瀬氏、面会認める意向 国会答弁へ
毎日新聞 2018年5月2日
 学校法人「加計学園」による国家戦略特区を利用した獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫元首相秘書官(現経済産業審議官)は、2015年4月2日に同学園関係者と首相官邸で会ったことを認める意向を固めた。面会をうかがわせる文書が愛媛県や農林水産省などで見つかり、否定し続けるのは難しいと判断した。与野党が国会招致で合意すれば、答弁で説明する。自民党幹部が明らかにした。 
 
 愛媛県と同県今治市職員、加計学園事務局長らが柳瀬氏と面会したという県職員作成の文書が報じられた4月10日、柳瀬氏は「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません」とのコメントを出した。文書では柳瀬氏が「本件は、首相案件」と述べたとされるが、柳瀬氏は「私が外部の方に対して、首相案件になっているといった具体的な話をすることはあり得ません」と否定した。 
 
 その後、愛媛県の文書とほぼ同じ内容の文書が農水省で見つかり、文部科学省が内閣府から受け取ったメールには、15年4月2日に柳瀬氏と愛媛県や今治市職員、加計学園幹部らが面会する予定と記されていた。 
 
 立憲民主党など野党6党は柳瀬氏の証人喚問を要求し、参考人招致にとどめたい与党と駆け引きが続いている。いずれの方法にせよ国会招致は避けられない状況になり、安倍晋三首相は4月26日、衆院予算委員会で「柳瀬氏は国会に呼ばれれば、しっかりと誠実にお答えする。知っていることをすべて明らかにしてもらいたい」と答弁した。 
 
 柳瀬氏は、面会の有無が国会で問題になった昨年7月、職員らと会った可能性を周辺に認めていたことが明らかになっている。名刺交換しなかったため、記憶がないという。 
 自民党幹部は1日、柳瀬氏の4月10日のコメントを踏まえ「愛媛県や今治市の職員は加計学園関係者の後ろにいたから、記憶に残っていないのだろう。学園関係者との面会を認めても、うそをついたことにはならない」と述べ、従来の説明との整合性はとれるという見方を示した。 
 
 しかし、柳瀬氏が加計学園側との面会を認めれば、特区での認定が「加計ありき」だったという疑いはより深まる。野党が会談内容を追及するのは確実で、政府はさらに追い込まれる可能性がある。【村尾哲】 

03- 企業が過去最大の利益をため込み 労働者が貧しくなる政治でいいのか

 上場企業(金融除く)は183月期に売上高が約560兆円と最高を更新し、純利益も約29兆円と2期連続で過去最高となったということです
 しかし実質労働者所得は低下したままで、格差拡大の歯止めはありません。
 大企業を優先し弱肉強食の経済を助長する安倍政治は、本来の政治ではありません。
国民の生活が第一」こそが本来の政治のあり方だと、「日々雑感」氏は常に強調しています。
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企業が過去最大利益をため込んで、労働者が貧しくなる政治を
国民大衆は支持するのか。
日々雑感 2018年5月2日
日本企業の「稼ぐ力」がかつてない水準に高まってきた。上場企業(金融除く)は2018年3月期に売上高が約560兆円と最高を更新し、純利益も約29兆円と2期連続で過去最高となった。海外M&A(合併・買収)や事業構造の組み替えなどを積み重ねてきた効果が出ている。ただ、円高などの影響で、19年3月期の収益環境は悪化する可能性がある
(以上「日経新聞」より引用)
 
 日経新聞を短く引用した。それだけで十分だからだ。
 日本の上場企業が売上高で最高を更新し、純利益で29兆円と2期連続で過去最高となった、というニュースを「慶賀の至り」と手放しで喜べない。
 それでどの程度日本政府の税収が増えるというのか。法人税減税のおかげで、純利益(税引き後)が過去最大となったのだろうが、実質労働者所得は低下したままだ。物価も低下したとして、年金がスライドされて減額された。
 
 上場企業経営者の利益分配が「株主配当」に重きを置かれて、労働者分配がなかなか増加しない。さらに外国人労働者の導入幅拡大で企業利益の労働分配が「節約」されることになる。つまり本来なら人手不足は生産性向上をもたらし、労働所得上昇をもたらすはずだが、安倍自公政権下の「構造改革」推進策により労働賃金は下げ止まりのままだ。
 上場企業に役立つ安倍自公政権の面目躍如だ。ただ労働者向けに3%賃上げ行脚を春闘の前に行ってパフォーマンスだけしておけば、実生活で貧困化に苦しんでいる労働者諸氏も感激の涙を流すと思っているのだろう。舐められたものだ。
 
 だから政権交代しなければだめなのだ。大企業優先政策を展開すれば自動的に自民党へ政治企業献金がドッと入る仕組みになっている。選挙で潤沢な資金を使ってマスメディアを動かして世論誘導して情弱な国民大衆をネトウヨ化洗脳すればまたまた大勝、という繰り返しだ。
 
 安倍自公政権の悪逆非道はバレバレになっているではないか。政権がバックにいない山口氏はJK(女子高生)にキスをしてすべてを失ったが、政権とズブズブの山口氏は強姦を働いてもお咎めなしだ。もちろんお友達なら官邸密室政治で特別に獣医学部も作れるし、国有地払い下げもタダにしてもらえる。
 
 外国視線労働者の受け入れも、いったんはお仲間の最大手派遣業者を通すことで濡れ手に粟だ。スパコン開発でも事前に便宜を図ってもらえて補助金もブッ手繰り(ぶったくり)放題だ。リニア談合も安倍案件の悪臭芬々だが、さて政権と三位一体の検察は「忖度」してゼネコンの役員を数名だけ起訴にして手打ちにするのか。
 
 魚も組織も頭から腐る、は西洋のことわざだが、まさしく日本は頭から腐り果てている。高給を食む官僚たちが大嘘つきで、突然の健忘症で、セクハラ三昧で、それでいて出世街道まっしぐらで数千万円もの退職金を手にする。
 
 それで国民にはグローバル化だから外国人労働者の低い賃金なみの賃金で働け、という。「構造改革」の竹中氏に言わせれば「正規社員は既得権益」だそうだ。すべてを非正規にするのが彼の狙いで、彼を官邸密室政治に引き込んでいる安倍自公政権の狙いでもある。
 
「国民の生活が第一」という極めて自然な政治がなぜ日本で実現できないのだろうか。新興宗教団体を後ろ盾にする思考停止政党が連立政権に入っている限り、日本にマトモな民主主義は機能しない。そこにあるのは衆愚政治だ。
 
 日本を経済成長させるには消費税は増税ではなく、消費減税すべきだ。総需要不足を解消するにはGDPの主力エンジンの個人消費を拡大させることだ、というのは大学一年で学ぶ経済原論程度の学問で充分に理解できる。ピケティ氏の「21世紀の資本論」の論理を用いるまでもなく、「資本」に課税して労働者減税すべきは景気改善の大前提だ。
 
 そうした安倍政治を転換するには安倍政権を倒すだけでは不十分だ。政権交代して「国民の生活が第一」の政治を実現するしかない。

2018年5月2日水曜日

「憲法カフェ」を通して感じていること (田中淳哉 弁護士)

 「湯沢平和の輪」でこれまで二度、憲法カフェを主宰していただいた田中淳哉 弁護士が、上越中央法律事務所のブログに、「『憲法カフェ』を通して感じていること」という記事をアップされました。同氏は既に新潟県内各地で80回ほど「憲法カフェ」を行っておられるということで、如何に好評を博しているかが窺われます。
 
 記事は、田中弁護士がどんな思いで憲法カフェを準備し、話をされているかについて書かれています。
 単に「答え」を提示するのではなく、問題の所在や対立の構図、考えるうえで必要となる前提知識などをなるべくわかりやすく伝えることを心がけているということで、「講師の意見を鵜呑みにするのであれば、それと異なる意見に接したときにその意見を鵜呑みにしてしまうことにもなりかねない」とも書いておられます。永く記憶に残りそうな言葉です。
 
 読ませていただくと、受ける側の我々はどういう心構えで臨むべきかということを教えられます。
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田中淳哉 弁護士 2018年5月1日
青年法律家協会という弁護士団体の活動報告として書いた原稿なのですが、私がどういう思いでやっているのかが伝わるかなと思いブログにアップすることにしました。
 
1 はじめに
既にご存知の方ばかりかと思うが、「憲法カフェ」は、カフェやレストランなどリラックスできる場で、楽しみながら憲法を学ぶことを呼びかけるものだ。主催者が日時や場所を決めて参加を呼びかけるのではなく、参加者側からのオファーを受けて講師の方がおじゃまするというのも特徴の1つだ。「自分が行っても浮いちゃいそう」、「怖い」、「そもそも行ける時間じゃない」など、参加の妨げとなっている要因をできる限り取り除き、「参加しやすさ」を追求したものと言えるだろう。
 
私は、4年程前に、神奈川の太田啓子弁護士が「憲法カフェ」に取り組んでいることを知り、「みんながやらなきゃいけないと思いながら、できていなかったことをほんとにやっている人がいる!」と衝撃を受けて以降、取り組むようになった。その後、県内各地で80回ほど「憲法カフェ」を行ってきた
 
2 答えではなく考え方を示す
自分なりに大切にしているのは、「その場限り」にしないことだ。
社会の分断が進むなかで、国民の間には、何が正しいのか、どのように考えたらよいのかという迷いや悩みが広がっている。こうした迷いや悩みに対して、「答え」を提示することは簡単だし、表面的なニーズには合致するだろう。しかし、それでは発展性がない。講師の意見を鵜呑みにするのであれば、それと異なる意見に接したときにその意見を鵜呑みにしてしまうことにもなりかねない
 
そこで、社会の問題に対する基本的な物の見方や考え方を身につけられる場にしたいと考え、問題の所在や対立の構図、考えるうえで必要となる前提知識などをなるべくわかりやすく伝えることを心がけている。また、クイズを出題するなどして、できるだけ自然な形で、自分で考えたり、他の人の考えを聞いたりする機会が持てるようにしている。双方向でのやりとりを通じて考えが深まったり、新たな発見があったりすることも多く、講師が一方的に話すスタイルより、参加者も講師も満足度が高い。
 
3 つながりと広がりをつくる
終了後は、ブログ記事を書く。ブログには、いつ、どこで、誰を対象に、何を話したかということだけではなく、印象に残ったやりとりや参加者の感想、私自身が感じたことなどを書くようにしている。終了後に、参加者とSNSでつながることも多いが、ブログやSNSでの投稿を見た「以前の参加者」から再度オファーが来ることもある。関心を広げたり、学んだことを思い出したりするうえで、ブログが役立っているのではないかと思う。
 
これは余談だが、ブログは本当にオススメである。ブログを読んだ学校関係者から憲法教育や主権者教育のオファーがきたり、地元紙から取材が入ったりすることもある。地元紙でコラムを連載することになったのも、ブログの存在によるところが大きい。弁護士としての社会的活動を広げていくうえで、背骨の様な役割を果たしていると感じている。
 
4 おわりに
その時々の世論を変えるという狭い視野ではなく、時間がかかっても全体としての主権者力を底上げしていくことが求められていると思う。そのためには1つ1つの取り組みを「その場限り」にしないことが重要であるし、そのことが参加者の本当のニーズにも合致しているのではないかと感じている。