2014年5月1日木曜日

女性作家や研究者らが集団的自衛権行使に反対の集会

  30日、集団的自衛権の行使容認に反対する女性の研究者や作家たちが集会を開き、「一つの内閣の判断で、憲法の解釈を変えるのはあまりにも大きな問題」、「大切な家族や友人が戦地に行くことになるかもしれないと思って関心を持ってほしい」などと訴えました。
 
 NHKのニュースは集会の場所などは省略した簡単なものですが、その一方で、なぜか菅官房長官や安倍首相の言いわけ的な発言をキチンと後半に付け加えています。
 官邸の意向をそのまま取り入れた報道を心がけていることが良く分かります。(^○^)
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集団的自衛権行使容認巡り女性作家らが集会
NHK NEWS WEB 2014年4月30日
集団的自衛権の行使容認を巡って、女性の研究者や作家たちが集会を開き「一つの内閣の判断で、憲法の解釈を変えるのは大きな問題だ」などと訴えました。
 
集会では、研究者や作家などの女性12人がそれぞれの立場から集団的自衛権の行使容認に対する意見を述べました。
この中で、憲法学者で学習院大学大学院教授の青井未帆さんは「一つの内閣の判断で、憲法の解釈を変えるというのは、あまりにも大きな問題だ。十分な国民的議論もないまま、強行するのは政治の進め方としておかしい」と批判しました。
また、大阪国際大学准教授の谷口真由美さんは「一見、なじみがない問題かもしれないが、大切な家族や友人が戦地に行くことになるかもしれないと思って関心を持ってほしい」と訴えました。
 
集団的自衛権の行使容認を巡って、菅官房長官は「あくまでも限定的な中で、国民の生命と財産、国の安全を守る仕組みを作っていくことだ」と述べ、要件を限定する考えを強調しているほか、安倍総理大臣は29日、政府の有識者懇談会の報告書が提出されれば、与党内の調整を進め、必要な法整備を進めていきたいという考えを示しています。