安倍首相の私的懇談会:安保法制懇が集団的自衛権の行使を容認する報告書の提出が15日に予定されるなか、13日昼すぎ、集団的自衛権の行使容認に反対する人たちおよそ2500人(主催者発表)が国会周辺に集まり、互いに手をつないで国会を囲み憲法の擁護を訴えました。
集団的自衛権の行使容認に反対する人たちは、報告書が提出される15日も、国会周辺で集会を開くことにしています。
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集団的自衛権行使容認に反対 国会周辺で「憲法守れ」
NHK NEWS WEB 2014年5月13日
憲法上許されないとされる集団的自衛権の行使を、憲法解釈の変更で容認しようという動きについて、これに反対する人たちが13日、国会周辺に集まり、憲法を守れなどと訴えました。
国会周辺には13日昼すぎ、憲法を守る立場の団体や労働組合の呼びかけに応じ、主催者の発表でおよそ2500人が集まりました。
このなかで、国際政治が専門で千葉大学教授の栗田禎子さんが、憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認について「大国のエゴによる戦争に巻き込まれることは明らかだ」などと訴えました。
このあと、集まった人たちは互いに手をつないで国会を囲み、集団的自衛権の行使容認に向け、安倍総理大臣みずからが設置した有識者懇談会が15日に報告書を提出することについて、「結論ありきの報告書は要らない」とか「憲法9条を守れ」などと訴えました。
参加した会社員の30代の男性は、「集団的自衛権に絶対反対という立場ではないが、解釈の変更で容認するのではなく、国民の信を問うべきでとても見過ごせないと思い、集会に参加しました。今の進め方はおかしいと思っている人はもっといるはずで、勇気をもって声を上げてほしい」と話していました。
憲法を守る立場の団体などは、報告書が提出される15日も、国会周辺で集会を開くことにしています。