米軍は、ヘリ部品が沖縄の保育園に落下した問題では米軍ヘリが落としたものではないと否定しているようですが、保育園はトタン屋根についたくぼみの写真を示し、落下時の音からも落下時に付いた痕の可能性があると主張し、米軍を追い詰めています（それにしても心無いネトウヨなどから「自作自演だろう」といった誹謗中傷の電話やメールが保育園に多数寄せられているとは呆れます）。
ただそれに引き続き、普天間第二小学校のグラウンドに普天間飛行場所属のCH53Eヘリコプターの窓枠が落下した件については、もう逃げ隠れは出来ずマルティネス司令官は「米軍の落下物であるということは間違いない」と認めました。
「日々雑感」氏が、「一体いつまで日本は実質米軍占領状態に耐えなければならないのか、日米安保条約と日米地位協定を真剣に見直すべきだ」と、極めて当たり前の主張をしました。
ただし文中で、イージス・アシォアの撃墜率を30%としているのはさすがに高過ぎて非現実的な数値に思われます。
ただし文中で、イージス・アシォアの撃墜率を30%としているのはさすがに高過ぎて非現実的な数値に思われます。
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米軍は日本国民を守るために日本に駐留しているのか、それとも経費タダで訓練するためにタダの日本国内基地に居座っているのか。
日々雑感 2017年12月13日
１３日午前１０時１０分ごろ、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場に隣接する市立普天間第二小学校（同市新城）のグラウンドに、約９０センチ四方の航空機の部品とみられるものが落下した。県などによると、米海兵隊ＣＨ５３Ｅ大型輸送ヘリの窓枠で、現場にいた児童らの近くに落ち、１人が落下時の風圧で軽傷を負った。
７日には同飛行場から約３００メートルにある保育園に、同型の米軍ヘリの部品が落下したとみられる事故があったばかり。現場を訪れた翁長雄志知事は記者団に「とんでもない、許されないことだ」と述べた。防衛省は米軍に同型機の飛行自粛を求めた。
米海兵隊は１３日、ＣＨ５３Ｅからの部品落下を認め、「地域社会に不安を与えたことを謝罪する。この事態を深刻に受け止め、原因究明を行う」とする声明を出した。
県によると落下当時、現場のグラウンドには約５０人の児童がおり、このうち１０歳の男児が風圧により左腕が赤みがかる軽傷を負った。
県警によると、落下したのは約９０センチ四方の鉄製の枠で、回収して調べる。児童らは体育の授業中で、直接当たったことによるけが人はいない。防衛省によると、枠には窓ガラスも付いており、割れた状態だった。
(以上「時事通信」より引用)
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なぜ米軍ヘリは小学校上空を飛行しなければならなかったのだろうか。つい先日も米軍ヘリが同じ沖縄の幼稚園に筒状のものを落下させたばかりではないか。尤も米軍は米軍ヘリのものではないと言い張っているようだが。
今回の落下物は米軍ヘリのものではないと言い張れない。なぜなら窓枠が特殊なものであるばかりでなく、枠に型式を表すアルファベットが書かれているから機種を特定するのも時間の問題だ。
今回のものは重さが7.7㎏もあり、体育授業で校庭にいた小学二年生に直撃していれば死傷は免れない事態になっていた。ゾッとするばかりの米軍の怠慢による落下事故だ。
一体沖縄の米軍は日本国民を守るために駐留しているのか、それとも使用料がタダの日本の基地に居座った方が米国本土の基地で訓練するよりも安上がりだからいるのか。日本政府も日本国民も随分と舐められたものだ。
日米安保条約と日米地位協定を真剣に見直すべきだ。当然日本中の「空域設定」も米軍優先をやめるべきだ。一体いつまで日本は実質米軍占領状態に耐えなければならないのか。北朝鮮の脅威は米国と中国が育てた脅威ではないか。その脅威に備えるとしてポンコツ米国製兵器を爆買いさせられるのはゴメンだ。
撃墜率30%のイージス・アシォアに一基当たり1000億円も使って備えたところで何になるというのだろうか。なぜ日本政府は北朝鮮当局と対話しようと本気で行動しないのだろうか。安倍自公政権は日本の国家と国民を「国難」に直面させたまま米国のポチとなって尻尾を振り続けるしか能がないのだろうか。
これほど当事者能力のない政権を日本国民はいつまで支持するのだろうか。「構造改革」で日本を壊し、米国の1%に丸ごと売り渡そうとしている亡国政権を支持し続けて、日本国民は貧困化と格差拡大の運命を受け容れるつもりなのだろうか。
日本国民は真剣に考えよう、「米軍は日本国民を守るために日本に駐留しているのか、それとも経費タダで訓練するためにタダの日本国内基地に居座っているのか」と。