アメリカの武器商人ともいわれるトランプ大統領はとり分け武器の売り付けに熱心ですが、2017年1~11月の武器輸出総額は約810億ドル(約9兆円)で、オバマ前政権下の前年同期比で約40%も増加したいうことです。
監視能力はあっても原理的にミサイルを迎撃できるとはとても思われない超々高額な「イージス・アショア」に、前後の見境いもなく飛びつく安倍首相が彼らの格好の標的になっているのはいうまでもありません。
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米武器輸出、トランプ政権で拡大 前年比4割増、基準緩和に懸念
時事通信 2017年12月29日
【ワシントン時事】国内産業の再生と雇用拡大を「最重要課題」とするトランプ米政権が武器輸出を加速させている。監視団体によれば、2017年1~11月の武器輸出総額は約810億ドル(約9兆円)。オバマ前政権下の前年同期比で約39%増加した。近く輸出基準も緩和する方針で、「世界各地で紛争をあおることになる」と懸念する声が上がっている。
「日本は大量の防衛装備品を買う」。トランプ氏は11月、安倍晋三首相との会談後の記者会見で、米国から兵器を購入すれば「米国は多くの雇用を、日本は安全を確保できる」と強調した。
米国の監視団体「安全保障支援モニター」などの統計では、米政府が窓口となって他国に武器を売却する有償軍事援助(FMS)は17年1~11月に総額約630億ドル。企業が国務省から直接輸出の許可を得たのは約180億ドルに上った。