2021年3月6日土曜日

06- 政策に反対する官僚の更迭は当然と言う菅首相

 山田広報官の処遇で大ミステイクしたばかりの菅首相が、森ゆう子議員から3日、郵政相時代に、同省の担当課長が自分が構想していたNHK改革に反対したことを理由に更迭したことについて問われると、「政策を掲げて政治家として大臣になったのだから、それに反対する担当課長を更迭するのは当然のことではないか(要旨)」と答えました。

 菅氏の構想とは(安倍氏と同様に)NHKを基本的に政府の広報機関にしたいなどに類するものなので、それに反対を唱えた担当課長の方に理があります。それを「当然のことではないか」という傲慢さは、いまだに公共放送の何たるかを理解していないことを示すものであるとともに、満足に議論ができない自分の弱点を人事権の強行(当人の左遷)でカバーしてきたことに何の反省も持っていないことを示すものです。
 異邦人」は3日、ツイッターで「政策に反対するのは何の違法性もありませんが、利害関係者から饗応接待を受けるのは違法であり、場合によっては贈収賄となり犯罪です。菅義偉首相は前者を更迭は当然と豪語しますが、後者については山田広報官のように処分すらしません。政治家として完全に腐っています」と批判しました

 まるこ姫がブログで、菅氏の身勝手で硬直した思考回路について的確に批判しましたので紹介します。
 併せて別のブログ「福島瑞穂の質疑に対して薄ら笑いどころか馬鹿笑いの丸川珠代」も紹介します。
 夫婦別姓に関する質問の動画を見ると、何とも異様な笑い方で大いに違和感のあるものでしたと同時に、余りにも不誠実な答弁であるのに驚かされました。
       動画URLhttps://www.nicovideo.jp/watch/1614757448 (26:14
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政策に反対する官僚の更迭は当然と言う菅、偏屈爺の思考にはウンザリ
                      まるこ姫の独り言 2021.03.04
どうも菅は、少しでも異論を言うと政策に反対していると思っているのか。

そうだとしたら随分余裕のない総理じゃないか。

3日の参議院予算委員会の一コマで、菅の思考がまったく柔軟性もなければ、度量もない事が良く分かった。。

政策に反対する官僚の更迭は当然=菅首相 
                        3/3(水) 12:23配信 ロイター
>森委員は菅首相の著書「政治家の覚悟」の内容を引用し、首相が総務相時代、自らの意に沿わない発言をした官僚に人事権を行使したことについて確認した。
>菅首相は自身が推進したNHK改革について「政策に反対する者については、政策を掲げて政治家として大臣になったのだから(担当者を更迭し)、政策を実現することは当然なことでないか」と述べた。

幾ら政策を掲げて政治家になったとしても、議論無くして政策を実現することはできない。

その政策が本当に国民のためになるのか、国のためになるのか、政治家個人の考えが暴走していないか、議論に議論を重ねて結論を出すべきだろうに。

どうも菅は自分の政策に少しでも異論を唱えると、「反対意見」と捉える人間のようだが、政府、政策がその方向に進むと決まってからの表立っての反対意見は暴走かも知れないが、結論に行きつくまでの多様な意見は必要じゃないのか。

初めから自分の意見が一番正しいなどと誰が言えるのか。

御用官僚だけではなく、きちんと物事をとらえる官僚なら、その政策が理にかなっているのか問題点などがあれば指摘するのは当然と言えば当然だと思うが、その意見さえ、菅に取ったら「反対意見」と映るみたいだ。

初めからレールが決まっていて、それに少しでも異を唱えると「反対意見」というのはいくら何でも柔軟性が無さすぎる。
だからこの国の政治、というかアベスガ政権下では、硬直化してしまってまともな議論ができなくなっているのではないだろうか。

少しでも疑問を呈したり異論を言えば意趣返ししたり、「俺の政策にケチをつける」と左遷したり。。。
そんな度量がない政治家は、アベスガくらいの物じゃないか。

国会答弁を聞いていても、アベスガの場合、どんな質疑もまともに答えたことはない。

頭のいい人が、わざとはぐらかすと言う事ではなく、どうもこの二人は日本語の意味が理解できないから、話が噛み合わないのではないかと、常々感じてきたが、いみじくも芥川賞作家の平野啓一郎氏が、私の思いをツイートしてくれた。

平野啓一郎氏 菅首相と安倍氏の共通点…マトモな大人の会話の水準に達してない 
                                    2/28(日) 20:27配信 デイリースポーツ
「前首相もそうだけど、マトモな大人の会話の水準に達してないようなことを言う人が、総理大臣をやってる」と菅首相と安倍前首相の共通点を指摘。「企業で働いてたとして、こんな社員、通用しないだろう。何故、彼みたいな人物が総理にまで上り詰めることができるのか、という制度的ガッカリ感」と投稿した。

本当にそうなんだよなあ。。。
日本語理解能力に難があるのか、野党の質疑や記者の質問に的を射た返しをしたことがまったくない。

聞いている方がイライラしてくるほど会話が噛み合わない。

官僚の場合は噛み合わなくても、調査をされてウソがばれた途端に現実に戻ってくるから(笑)

この二人は本当に何を語らせてもトンチンカンで、本当にこんなのが総理で大丈夫かと思った事も何度となくある。

やっぱり大人の水準に達していない人なんだろうなあ。

平野氏が言うように、アベスガでは企業において使い物にならないだろうし、まともな仕事ができるとも思えないほど、ズレ感が半端ないんだよなあ。。

こんなのでも、政治家になり、周りに担ぎ上げられて総理にでもなってしまえるのだから制度の不備と言うか。


福島瑞穂の質疑に対して薄ら笑いどころか馬鹿笑いの丸川珠代
                         まるこ姫の独り言 2021.03.05
福島瑞穂の、「選択的夫婦別姓」の質疑に答える丸川珠代の馬鹿笑い。

あれは薄ら笑いどころか、馬鹿笑いだった。
 私、国会を見ていたが、福島瑞穂の質疑がそんなに馬鹿笑いするほど変だったとは全然思えないのに、本人は答弁待機席で付近をキョロキョロ見回して同意を求めるかのように大爆笑。

福島
>丸川っていうのは旧姓ですよね。家族で姓が違うじゃないですか。家族の一体感、ないですか?

丸川
>まさに、丸川というのは、わたくしの通称名でございまして、選挙時も通称名を使っておられる方も大勢いらっしゃるかと思います

福島の質問中、丸川は大笑いをしていて、答弁中も、「通称名」がそんなに嬉しいのかやたらはしゃぎまくっていた。
 見ている方は狐につままれた気分だった。
そこ笑うとこ? テンション高すぎだわ。。。
そして、めっちゃ感じが悪い。

自民党の女性議員は、堂々と通称名で通っているかもしれないが、一般的には「通称名」がそれほど多く通用するとは思えない。
それがまったく分かっていない丸川珠代。

真の意味で女性が自立した結果が「通称名」だと丸山が本当に考えているとしたら、自民党内での女性議員の立ち位置がよくわかる。
丸川の福島への笑いは、質問者に対して小ばかにした、嘲笑、爆笑・哄笑・冷笑の類で、多くの女性の切実な思いを踏みにじるような行為だと私は思っている。
どうして真面目に答えられないのか。
笑いながら答弁するような話ではないと思うが。

丸川は、福島瑞穂の後ろにも自分と同じような支持者がいると考えられないのか。

その人たちに対して、とても失礼なことをしていると思うほどの、あの笑いはなんなのか。
自分がされたらどんな気がするのか。。

多分、人に対しての共感力がないからこその技なんだろうが、あれはない・・・

しかし、自民党の閣僚席を見ていると何がそんなにおかしいのか、麻生も常時小ばかにしたようなニヤニヤ笑い、茂木もニヤニヤ笑い。
安倍も総理時代はニヤニヤ笑っていたが、本当に感じが悪かった。