2021年3月1日月曜日

不正見抜けずと河村市庁が謝罪 リコール署名偽造問題

 大村秀章愛知県知事のリコール運動での署名偽造問題で、事務局の幹部がアルバイトの募集に関わった名古屋市の広告関連会社に対し、契約内容などが記された「発注書」を返すよう求めていたことが27日分かりました。これで事務局の関与が明らかになりました。
 事務局長の田中孝博氏は日本維新の会の愛知5区支部長で、次期衆院選の維新の会公認候補です。田中氏が発注したのかどうかは分かりませんが、それを知らなかったという言い訳は立場上通用しないことでしょう。
     ⇒2月23日)愛知リコール不正 事務局長は維新の会の衆院選公認候補
 リコール運動を支援した河村たかし・名古屋市長は1日の記者会見で「正当な署名活動をされた方には申し訳なかった」と述べ、不正を見抜けなかったことを謝罪しましたが、自身や事務所の関与は重ねて否定しました。
 しかし高須院長の説明によれば、リコール運動を実質的に立ち上げたのは河村氏で、かつて行った名古屋市議会リコール運動時の署名名簿を提出したりしているので、全く知らなかったでは済まされないように思われます。
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署名アルバイトの発注書「返せ」 リコール幹部、広告会社に
                            共同通信 2021/02/27
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造問題で、運動事務局の幹部がアルバイトの募集に関わった名古屋市の広告関連会社に対し、契約内容などが記された「発注書」を返すよう求めていたことが27日、関係者への取材で分かった。署名偽造に関与したことを示す物証を回収しようとした可能性がある。県警が詳しい経緯を調べている。
 関係者によると、幹部は今月に入り繰り返し要求。広告関連会社は求めに応じず、発注書を県警に提出した。発注書には、幹部の手書きのサインや押印と「署名の代筆は本人の許可を得ている」「個人情報は適正に収集した」という趣旨の記述もあった。


不正見抜けず河村氏謝罪 リコール署名偽造問題
                            共同通信 2021/03/01
愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造問題で、運動を支援した名古屋市の河村たかし市長は1日の記者会見で「正当な署名活動をされた方には申し訳なかった」と述べ、不正を見抜けなかったことを謝罪した。自身や事務所の関与は重ねて否定した。
河村氏は、運動の正当性を強調した上で「署名の無効や偽造なんてあると思っていなかった。(調査した)選挙管理委員会を疑ったこともあった」と釈明した。
愛知県選管によると、提出された約43万5000人分の署名のうち、8割超に当たる約36万2000人分が無効と判断された。県選管は2月15日、地方自治法違反容疑で愛知県警に刑事告発、名古屋市も17日に同容疑で刑事告発している。(共同)


署名アルバイトの発注書「返せ」 リコール幹部、広告会社に
                            共同通信 2021/02/27
 愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造問題で、運動事務局の幹部がアルバイトの募集に関わった名古屋市の広告関連会社に対し、契約内容などが記された「発注書」を返すよう求めていたことが27日、関係者への取材で分かった。署名偽造に関与したことを示す物証を回収しようとした可能性がある。県警が詳しい経緯を調べている。

 関係者によると、幹部は今月に入り繰り返し要求。広告関連会社は求めに応じず、発注書を県警に提出した。発注書には、幹部の手書きのサインや押印と「署名の代筆は本人の許可を得ている」「個人情報は適正に収集した」という趣旨の記述もあった。