2021年3月15日月曜日

政府、21日で緊急事態宣言解除へ 首都圏

 政府は首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言21日までで解除する方向で、18日にもコロナ対策本部を開いて決定するということです

 病床使用率がわずかながら改善傾向にあり、解除の目安である「ステージ3」の中ほどにあることから「今のままなら大丈夫だ」と見ているようです。
 専門家組織が11日に行った非公式の会合では、主要メンバーから「もう打つ手がない」との意見が出たということです
 しかしながら新規感染者数は下げ止まっていて「横ばいから微増傾向」を見せています。
 因みに全国の新規感染者数は13日現在で1316人/日(第2波のピークは1595人./日)同じく東京都の新規感染者数は330人日(同472人/日)で、第2波のピークとそれほど変わっていません。それが微増傾向を示しているのですから、危機を脱したというようなことではなく、早晩、再拡大することが目に見えています。
 そもそも政府は「もう打つ手がない」というほどの何かをやったというのでしょうか。
 飲食関連業者やその従業員、それに非正規労働者たちを始めとする国民が塗炭の苦しみの中で「自粛」を強いられただけで、政府はPCR検査の拡充一つ満足にやっていません。
 舛添要一氏は13日、「呆れるほど無責任な態度だ。再延長に際しても、検査、特に変異株検査の徹底などの方策を講じていないではないか」とツイートしました。
 関連の記事とまるこ姫のブログ「『もう打つ手がないから』緊急事態宣言解除? そもそも元から打ってない」を紹介します。
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政府、21日で緊急事態宣言解除へ 1都3県
                             産経新聞 2021.3.14
 政府は新型コロナウイルス特別措置法に基づき首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言について、延長後の期限通り、21日までで解除する方向だ。再延長した理由だった病床の指標が改善傾向にあるため。週明け以降の感染状況を見極めたうえで、18日にもコロナ対策本部を開いて決定する。
 内閣官房の集計で延長前後(4日、11日)の病床使用率を比較すると、東京30%→26% ▽埼玉41%→40% ▽千葉46%→42% ▽神奈川28%→26%-と、いずれも緩やかながら改善傾向にあり、解除の目安である「ステージ3」の上限50%を切り、下限の20%に近づいている。こうした状況を踏まえ政府高官は「今のままなら大丈夫だ」として、3度目の宣言延長は見送る考えを示す。
 一方、新規感染者数は下げ止まって「横ばいから微増傾向」(西村康稔経済再生担当相)に転じている。感染力が強いとされる変異株は全国的に広がりをみせており、主要駅や繁華街での人出増も懸念材料だ。
 とはいえ、政府や専門家の間では、現在の対策ではこれ以上の改善は見込めないとの見方が強い。関係閣僚の一人は「宣言はもう効かない。早く解除するしかない」と語る。厚生労働省に助言する専門家組織が11日に行った非公式の会合では、主要メンバーから「もう打つ手がない」との意見が出たという。
 政府は解除後を見据えた対策を急ぐ。宣言を解除した地域の繁華街などで無症状者へのモニタリング検査を始めており、北海道や沖縄、首都圏でも実施する予定。感染再拡大の予兆があれば、改正コロナ特措法で新設した「蔓延(まんえん)防止等重点措置」を適用する構えだ。
 また「第4波」に備え、都道府県に病床確保計画の見直しを要請する。田村憲久厚労相は第3波ピーク時の2倍の確保を例示している。


「もう打つ手がない」から21日に緊急事態宣言解除 舛添要一氏「呆れるほど無責任」
                           東京スポーツ 2021/3/13
 1都3県に発令中の緊急事態宣言を21日に解除する方向で調整していると「産経新聞」が報じた。週明け以降の感染状況を見極めた上で、18日にコロナ対策本部を開いて決定するという。
 ただし、その理由は〝うしろ向き〟だ。13日の東京都の新規感染数は330人で、4日連続で300人超え。感染力が強いとされる変異株は全国的に広がりをみせている。宣言解除まで待てず、主要駅周辺や繁華街では若者の姿も多く目にするようになった。
 産経新聞は、政府や専門家の間で「現在の対策ではこれ以上の改善は見込めない」との見方が強いと報道。厚生労働省に助言する専門家組織が11日に行った非公式の会合では、主要メンバーから「もう打つ手がない」との意見が出たという。
 これに前東京都知事の舛添要一氏は13日、ツイッターを更新。「呆れるほど無責任な態度だ。再延長に際しても、検査、特に変異株検査の徹底などの方策を講じていないではないか」と苦言を呈している。


「もう打つ手がないから」緊急事態宣言解除? そもそも元から打ってない
                      まるこ姫の独り言 2021.03.14
何をいまさら言っているのだろう。

この1年間国民にお願いするしか能がなかった政権が、「もう打つ手がない」

「もう」と枕詞が付けば、いかにも政府としてありとあらゆる対策をした結果、万策尽き果てたと言う印象になる。
いかにも国民のために働いたかのような言い方は止めて欲しい。
万策尽き果てたから緊急事態宣言を解除するしかないと言っているように聞こえるが、今更カッコつけてどうする。

アベスガ政権が無策・無能だったと言う事じゃないか。

実際は、政府としての対策はほとんどやらず、国民にばかり重い負担を押し付けてきた。
この1年間、何度もPCR検査の重要性が議論されてきたが、政府は聞く耳持たなかったじゃないか。
むしろ「検査をしたら医療崩壊が起きる」と検査させない方向性だったと思うが。

どう考えても自分達を美化しすぎじゃないか?

「もう打つ手がない」から21日に緊急事態宣言解除 舛添要一氏「呆れるほど無責任」
                       3/13(土) 23:48配信 東スポWeb
>13日の東京都の新規感染数は330人で、4日連続で300人超え。感染力が強いとされる変異株は全国的に広がりをみせている。
>産経新聞は、政府や専門家の間で「現在の対策ではこれ以上の改善は見込めない」との見方が強いと報道。厚生労働省に助言する専門家組織が11日に行った非公式の会合では、主要メンバーから「もう打つ手がない」との意見が出たという。

菅が、2週間緊急事態宣言を延長すると言った時に、多くの人が違和感を持ったのではなかろうか。

必死で対策を打つ姿勢もなく、ほとんど対策らしい対策も打たず2週間でコロナが収束するのか、緊急事態宣言を解除できるのか、いかにも早急だと感じた人は多い筈だ。

しかも大見えを切って、必ず収束させると言っていた。

私はあんな大仰な言葉を言ったら、もし収束できなかったときは自分に跳ね返ってくると思ったが、大仰な言葉を言っている割にはまったく迫力がなかったし根拠も示さなかった。

アベスガ政権は、なぜか肝心な時に楽観視するようだ。

そもそも日本で変異株が出たときに徹底した追跡調査を行ってきたのか。

現実は濃厚接触者の定義もあいまいなまま、この期に及んでもPCR検査を絞ってきた。

多分、何も対策しないまま緊急事態解除してまた感染者が増えたら緊急事態宣言を発動。
この繰り返しで、暖かくなるのを待ち、ワクチンが国民に行き渡るまでしのぐつもりじゃないのか。

私達国民にしたら明日が見えないのは本当に気分が塞ぐ。

そして経済も少しも良くならない。
なにこの蛇の生殺し感は。。。
真綿で首を絞められている感は。。

根本的な解決を考えず、解決策が国民にお願いしかないでは、無政府と何ら変わりがない。
結局、アベスガ政権は物事を解決する能力がないって事じゃないか。