2022年7月22日金曜日

22- 統一教会と自民党の関係をごまかす動き 有田芳生氏の発言を封じ 政界への言及をタブーに

 統一教会と政治の関係メディアでも取り上げられはじめましが、安倍応援団を中心にいまも統一教会と政治の関係を頑なに否定する勢力は健在で、「安倍氏と統一教会の関係」という問題から話題をそらそうとしています。
 別掲の記事の様に、NHK(やTBS)では政界への言及ー 特に、安倍晋三氏と統一教会の関係に言及することがタブーになっています。
 また一般的にそれは報じても、有田芳生氏が18日の『羽鳥慎一モーニングショー』で、「過去に警察庁と警視庁の幹部が統一教会の摘発に意欲を示していたにもかかわらず実行されなかった理由について『政治の力だった。圧力』と語ったと証言」したことを、タブーに触れたとして、今後それには言及しないようにと複数のメディアから釘をさされるなど、陰湿な干渉もあるということです。
 まだまだ統一教会を巡る闇は深く、統一教会と自民党の関係をごまかす動きが盛んなようです。LITERAが報じました。
 併せて「くろねこの短語」の記事:「 ~ 大越キャスターが元勝共連合名誉会長が設立した財団のアドバイザーだった ~ 」を紹介します。
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統一教会と自民党の関係をごまかす動きがいまだに…民放は有田芳生に発言自粛を要求、NHKでは政界への言及がタブーに
                             LITERA 2022.07.21
 ようやくメディアでも取り上げられはじめた、統一教会(現・世界平和統一家庭連合)と政治の関係。当初は田崎史郎氏や橋下徹氏、東国原英夫氏、古市憲寿氏、三浦瑠麗氏といったおなじみの安倍応援団たちがあの手この手で政治の問題に波及することを阻止しようと必死だったが、自民党への選挙協力の実態が暴かれるなど積み上がっていく証拠を前に、それはかなわなかったらしい。
 しかし、だからといって、政治と統一教会の関係について徹底追及がおこなわれているわけではない。いまなおワイドショーでは、コメンテーターたちがトンデモな擁護発言を繰り返しているからだ。
 その筆頭が『ひるおび』(TBS)でおなじみの八代英輝弁護士だろう。八代弁護士は、同番組に13・14日に出演した若狭勝弁護士の“奈良県警が犯行動機を宗教に持って行こうとしている”“ネット上の安倍批判に影響されたのでは”などといった主張に同調するような態度を示していた。ところがその後、山上徹也容疑者のものとされるTwitter投稿が発見され、山上容疑者が安倍政権を擁護する自称「ネトウヨ」だったことが明るみに出ると、19日放送回では山上容疑者の人格を俎上に載せ、「母離れできてない人格。マザコン」「そういった部分が結局、攻撃性に転化してた」「非常に幼稚なんだな、精神構造が」などとコメントしたのだ。
 どう考えても「安倍氏と統一教会の関係」という問題から話題をそらすためとしか思えないが、この八代発言にはネット上でも〈兄も父も自死して自分も家族の献金の為に自殺未遂までして、家も財産も家族も人生全て奪われて、それでもまだ盲信する母親を見捨てずにいたことがマザコンの一言になるのか〉〈これは全国の「信仰二世」で苦しい思いをしている人に対しても相当な侮辱発言ではないか?〉などと批判が殺到した

 だが、安倍氏および自民党をはじめとする政治家と統一教会の関係を矮小化しようと必死なのは、八代弁護士だけではない。
 たとえば、18日放送の『ひるおび』では、ふかわりょうが、この期に及んでも安倍氏と統一教会との関係を無視して「今回、ある種の思い込みによってターゲットを安倍元総理にした」と強調。さらには「(統一教会の)闇が暴かれているのだとしたら、それは安倍元総理の功績であって、あの命によってこういう隠れていた部分が出たんだなあと私は捉えたい」などと絶句するほかないコメントをした。
 さらに、19日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ)では、生出演した有田芳生氏が国会議員会館における統一教会の活発なロビー活動の実態について触れると、安倍・維新応援団の野村修也弁護士が「(問題は)この団体が存在として望ましい団体なのかどうかの一点だけで、(政治家に)やっている活動自体はそれほど、普通の団体がやっていることと違わない」と語気を強めて主張。その主張がまかり通るなら暴力団などの反社会的団体がロビー活動をしても問題ないことになるが、挙げ句、野村弁護士はつづけてこんなことを言い出した。
「日弁連だってロビー運動やってますからね。だから当然のごとく議員会館に入って、みんな主義主張を述べていて、それを悪い行為だって言っている人は誰もいない」
 まさか、日弁連と、霊感商法や違法勧誘などで被害を生み出し「反社会的」と指摘されてきた統一教会を同列に並べてまで、政治家との関係を擁護するとは……。開いた口が塞がらないとはこのことだろう。

“安倍氏・自民党と統一教会の関係”に切り込む有田芳生にテレビ局が「“政治の力”は言わないでくれ」
 このように、安倍氏・自民党をはじめとする政治家と統一教会の関係に踏み込むことを阻止するかのごとく、露骨なまでに安倍・統一教会擁護の発言を連発するコメンテーターたち。しかも、問題なのは、これがコメンテーターだけではないことだ。
 現在、必死に矮小化しようとするワイドショーのコメンテーターたちに囲まれながらも、この「安倍氏・自民党と統一教会の関係」に切り込んでいるのが有田芳生氏で、18日に放送された『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では、過去に警察庁と警視庁の幹部が統一教会の摘発に意欲を示していたにもかかわらず実行されなかった理由について、「政治の力だった。圧力」と語ったと証言。この発言にスタジオが凍りついたことがネット上で大きな話題を呼んだばかりだが、一方、有田氏は19日夜に出演したYouTubeチャンネル「Arc Times」の生配信で、こんな裏話を披露したのだ。
「きょう電話してきたあるテレビ局の人に、『有田さん、政治と統一教会の問題を語ってもらいたいんだけれども、“政治の力”は言わないでくれ』って言われた」
「(ほかにも)『世界日報って言葉は言わないでください』とか、『ある特定の政治家の名前は言わないでください』とか(言われた)。一カ所の局だけじゃないですよ、複数の局ですけど」
 ようするに、コメンテーターだけではなく、テレビ局自体が政治と統一教会の問題を深掘りすることに及び腰で、核心に迫る「政治の力」の問題にとどまらず、統一教会系メディアである世界日報や特定の政治家の名前を出すことさえNGにしている、というのだ。
それだけではない。安倍氏の事件以降、『モーニングショー』は連日、統一教会の話題を取り上げてきたというのに、有田氏から「政治の力」発言が飛び出した18日放送回以降、19日も20日もなぜか統一教会の話題を番組で取り扱わなかったのだ
 いや、それでも有田氏を番組に出演させた局は、まだマシなのかもしれない。これよりもっと露骨で最悪なのが、公共放送・NHKだ。

NHK『日曜討論』で「統一教会と政治の関係」に言及した江川紹子の発言を司会が完全スルー
 NHKといえば、11日に安倍氏の銃撃事件を『クローズアップ現代+』で特集し、そのなかで安倍氏が2021年に統一教会系NGO団体に贈ったビデオメッセージを流したものの、深掘りすることはなかった。しかも、問題はこのあと。翌12日の『ニュースウオッチ9』では、弁護士時代に統一教会の訴訟代理人を務めていた自民党の高村正彦・前副総裁を登場させて安倍氏の功績を語らせたかと思えば、15日放送の同番組では精神科医の片山珠美氏が登場。片山氏は以前からメディア上で小室圭さんを「無自覚型のナルシスト」「精神病質人格」などと分析、臨床心理学・犯罪心理学などが専門の原田隆之・筑波大学教授が「差別的な誹謗中傷」だと指摘していた人物なのだが、片山氏はこの日も “苦しい幼少期・少年時代を過ごした人は歪んだ特権意識を持ちがち”などと発言。これにネット上では批判が殺到した。
 極め付きが、17日放送の『日曜討論』だろう。この放送ではジャーナリストの江川紹子氏が「団体(統一教会)と政治家との関係を見直さなければならない」「今回の選挙でも統一教会の支援を受けている候補者がいる」と言及したにもかかわらず、司会者は討論の俎上に載せず見事にスルーしてみせたのだ。もちろん、NHKはこの姿勢をいまも崩しておらず、民放が政治と統一教会の関係について話題にするなかでも、いまだにその問題を追及することからあからさまに逃げ続けている。
 安倍氏が亡くなってもなお、無くならない自民党への忖度・擁護。いや、これほどまでに衝撃的な事件が起こったというのに、その核心の部分にある重要な問題さえも見て見ぬふりをするとは、もはや報道機関としての機能が失われていると言っていいだろう。 (編集部)


テレビ朝日『報道ステーション』の大越キャスターが元勝共連合名誉会長が設立した財団のアドバイザーだった・・・なんだ、統一教会のお仲間か!!
                       くろねこの短語 2022年7月21日
 安倍銃撃事件により期せずして白日の元に晒された統一教会(現世界平和統一家庭連合)の深い闇について、いまひとつどころかふたつもみっつも腰が引けちゃっていると評判なのがテレビ朝日『報道ステーション』だ。
 それはひとえに元NHKの大越キャスターの安倍擁護のこんなコメントに起因している。
「宗教団体への積年の恨みということを供述していますが、なぜその恨みの矛先が一足飛びに安倍元総理に向かったのか。その理由として、祖父の岸元総理大臣、安倍元総理大臣と宗教団体との関係性を挙げていますけれども、これは全く、到底理解できない中身となっています。徹底した動機の解明を待ちたいと思います」
 「全く、到底理解できない」のはこっちの方だ。戦犯の爺さん時代から統一教会と関わりあったのは周知の事実で、ペテン師・シンゾーは統一教会の会報誌の表紙を何度も飾っているくらいだ。そんなことくらい大越君が知らないわけがない。知らないとしたらとんだ似非ジャーナリストってことを証明しているようなものだ。
安倍晋三氏の事件を巡り「報ステ」大越健介氏に批判が噴出 統一教会との関係語らず
 なんてことを考えていたら、なんと統一教会の政治団体である勝共連合の名誉会長が設立した財団のアドバイザーであることが判明しましたとさ。NHK時代からのことだそうで、なんのことはない統一教会のお仲間だったっんだね。こんなんだもの、番組中のコメントもさもありなんてことだ。
 ちなみに、大越キャスターがアドバイザリー会議のメンバーだった財団は「日本財団」で、設立者は笹川良一なんだね。笹川良一とくれば、大阪のチンピラ知事だ。彼の父親が笹川良一の子分だったそうで、そんなことから維新も統一教会との関係が深いんだね。
 それはともかく、こうした関係が発覚した以上は、大越君は潔くキャスター降板するべきなんじゃないのか。少なくとも、何らかの説明責任はあるだろう。
【統一教会】報ステの大越キャスター(元NHK)が国際勝共連合の名誉会長が設立した財団のアドバイザーだと判明
(ツイッター↓)

shimbori (@shimbori2)   July 15, 2022
報道ステーションで #統一教会 問題を取り上げないのを不思議に思い調べてみると #大越健介 氏は #日本財団 の #アドバイザリー会議委員 でした。道理で一ミリも報じないはずです。 #報道ステーション  

 統一教会と何らかの接点があった政治家が、ある者は謝罪し、ある者はその事実を隠蔽するかのようにツイートを削除しまくったりしている。こうなったら、政治家だけでなく、メディア関係者もすべからく統一教会との関係の有無を自己申告すべきだろう。それこそが、統一教会のマインドコントロールから信者やその家族を解き放つ第一歩となるはずだ。

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