くろねこの短語氏が掲題の記事を出しました(正確には3行に渡る長いタイトルが付いています)。
統一教会による自民議員に対する選挙協力について、政治家側で細部まで差配していたのは安倍晋三元首相であったことを示すもので、統一教会側にすれば、これ以上に頼りになる人物はあり得ないという人がそのポジションに就いていたのでした。
記事は、安倍政権下・下村文科相の時に、旧統一教会が現在の世界平和統一家庭連合に名称変更した件にも触れています。これによって霊感商法で地に落ちていた旧統一教会が形式的にも公然と市民権を獲得したわけで見過ごしに出来ない問題です。
併せて「まるこ姫の独り言」による記事「カルト教団の教えが自民党の政策・方針である事に気づかない自民信者」を紹介します。
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「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まる」「推薦を受けた候補者は統一教会系の施設で泊まりがけの研修」・・・安倍と統一教会は一心同体!!&統一教会名称変更の決裁文書、「変更理由」が黒塗りに!!
くろねこの短語 2022年7月28日
統一教会(現世界平和統一家庭連合)をターゲットに文春砲ならぬ新潮砲が炸裂した。なんと、
「選挙で誰が統一教会の支援を受けるかは、安倍さんの一存で決まるといわれていました」
とさ。これって鈴木エイト氏により発覚した「首相からじきじきこの方を後援してほしいとの依頼」があったという統一教会内部文書と合致するんだね。
さらに、
「推薦を受けるにあたって団体のトップと面談をします。そこでは、不倫スキャンダルや金銭トラブルがないことが条件で、さらに安倍元総理が応援している候補であれば、ほぼ確実に支援してもらうことができます。選挙の直前になると、統一教会系の施設で泊まりがけの研修を行います。自分の場合は妻同伴で2泊3日でした」
ってんだが、ここで気になるのが「統一教会系の施設で泊まりがけの研修」ってくだりだ。つまり、入信するための研修ってことなんじゃないのか。となると、これはもう単なる選挙応援ではなく、布教活動の一環でもあるってことなんじゃないのか。
ペテン師・シンゾーと統一協会は一心同体で、まさに党を上げてのズブズブの関係だったってことだ。「組織的な関与はない」ってしらを切ったキツネ目の男・茂木君には、ここは是非とも説明責任を果たしてもらおうじゃないの。
・統一教会の政界汚染、支援対象は「安倍さんの一存だった」 恩恵を受けた子飼い議員の名
(ツイッター↓)
毛ば部とる子 (@kaori_sakai) July 27, 2022 |
ところで、統一教会が現在の世界平和統一家庭連合に名称変更した件で、文化庁から決裁文書が提出されたってね。しかしながら、名称変更理由は黒塗りで、何か隠さなくてはいけない理由があるのかと疑惑がムクムクと頭をもたげ始めているってさ。
2015年に全国霊感商法対策弁護士連絡会が当時の文科相だった下村君に「さらに被害が広がるので統一教会の名称変更は認めないように」という申し入れ文書を送ったところ、あっという間に名称変更の認可が下りたという事実を考え合わせると、統一教会の名称変更を決定した経緯や理由について、加計学園不正献金疑惑の下村君には説明責任がありますね。
もっとも、都議選が終わったら不正献金疑惑について説明するって言ってたくせに、もう何年も経っているのに説明の「せ」の字もないんだから、統一教会名称変更についてもダンマリ決め込むつもりなんでしょうね。
でも、事は反社のカルト教団に絡んだ疑惑ですからね。今回はそう簡単にはいきません。首洗って待っていやがれ・・・てなことを我が家のドラ猫に息巻いてみる木曜の朝である。
(ツイッター↓)
宮本徹 (@miyamototooru) July 26, 2022 |
【まだまだあるぞ気になるニュース】
・《“支援者名簿”入手》統一教会“名称変更”時の文科大臣・下村博文氏を関連団体幹部5名が支援
・旧統一教会系「勝共連合」が誇る“20代女性軍団”の正体 議員事務所を回って「お手伝いします」と潜入〈dot.〉
・北國新聞社が旧統一教会主催イベントを後援し紙面で紹介…異様な加担ぶりはまるで広報活動
カルト教団の教えが自民党の政策・方針である事に気づかない自民信者
まるこ姫の独り言 2022.07.28
地方へ行けば行くほど、自民党大好きが未だに続き、選挙をやってもほとんど選挙前から結果が分かるような自民党一択。
これは本来は公共放送であるべき立場のNHKも大いに貢献しているのではないか。
不偏不党や、公共放送と言う立場を忘れて、権力者に都合の悪い報道は避けて来た。
そして権力者への迎合は忘れたことがない。
元から自民党好きの人達に取って、「自民党しか政権を担えない」思考はあったにしろ、安倍銃撃事件の後、その大好き自民党が、カルトの統一教会や日本会議と深く関わりを持ち、その教えが、改憲草案や法案にものすごい影響を与えて来た事を知っているのか、どうか。。。
公共放送であるべき立場のNHKはほとんど統一教会ネタは報じないらしい。
民放やネットを見ている人とは、極端に情報量が違う。
そしてそういう人たちは、安倍=悲劇のヒーローで神格化しているのではと思う今日この頃。
しかし実際には政府の多くの要職に就く人間が統一教会と深く関わりがあったという事を見ても分るように、自民党は選択制夫婦別姓にすら大反対で、女性議員はなにかに憑りつかれたように野党の質疑を嘲笑っていたし、杉田水脈に代表するようにLGBTへの差別と偏見がものすごかった。
私は今の開かれた時代に、なんでここまで歴史に逆行するような思考になっているのか不思議で仕方がなかった。
特に女性に取って選択制夫婦別姓は願っても無い法案で、誰も反対する理由がないと思っていたのに自民党の女性議員だけは男性議員に追随して反対の立場を取って来た。
今になって思うのは全て、保守と言うより統一教会、国際勝共連合の方針そのもので、自民党議員もそれに沿った答弁をしてきたことがよくわかった。
これじゃあ、少子化がどの国より進むのは当然と言えば当然で、日本の未来は極端に暗い。
なぜ自民党はここまで時代に乗り遅れた思考であるのか、これも安倍銃撃事件が起こらなかったら、全く分からなかったことだ。
朱に交われば赤くなるで、カルト教団、日本会議、岸家・安倍家の方針が自民党の方針で、自民党議員はまるで信者の様に従っていく。
しかも安倍は民主党政権がいかに酷かったかを事あるごとに「悪夢の民主党政権」としつこく吹聴して来て乗せられてしまったネトウヨは多い。
が、このグラフで分かるように自民党政権下でのGDPの下がり具合は目を覆うばかりだ。
今になって分かる事だが、言ってみれば、日本会議や、カルト教団にに政治が乗っ取られてしまい、社会も経済も政治もガタガタなのに、国民はそれに対しての危機感がものすごく薄い。
考えることを放棄したら、ここまで何にも関心が無くなるのだろうか。