戦後70年を契機に、長野県伊那市を中心に平和運動に取り組む団体、個人が互いの立場を超えて団結し、29日に、「伊那市平和のための市民会議」を結成しました。
平和運動に取り組む団体、個人ら14人が参加し、各団体などが取り組む活動について情報を交換し、今後協力していくことを確認しました。
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平和運動推進へ団結 伊那で市民会議が発足
長野新聞 2015-3-30 6:00
戦後70年を契機に、(長野県)伊那市を中心に平和運動に取り組む団体、個人が互いの立場を超えて団結し、活動していこうと、「伊那市平和のための市民会議」が29日に発足した。同市荒井のいなっせで会合を開き、平和運動に取り組む団体、個人ら14人が参加。戦後70年の今年、各団体などが取り組む活動について情報を交換し、協力していくことを確認した。
「戦争の記憶が薄れるとともに『日本国憲法』のもとにあった『平和主義』が重大な危機に直面している」とし、「非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会」が呼び掛けた。
同市民の会の伊藤岬さんは「別々に行動してきた皆さんが団結して平和運動に取り組んでいきたい。幅広い人に受け入れられる運動にしていきたい」と述べた。
8月15、16日に県伊那文化会館で行われる第27回「平和のための信州戦争展」に向けた取り組みや、「戦争遺品」の収集、戦争に関連した地域の歴史の掘り起こし、護憲活動など、さまざまな取り組みが報告された。
参加者は「戦争体験を引き継ぐ機会は今年が最後ではないか」「平和資料室を確保する取り組みを」「どうやれば若い人を平和運動に誘えるか」「それぞれの団体の力は強くないが、緩いつながりでも大きな力になる」などと述べ、結束して平和の大切さをアピールしていく。
同会議は今年の活動を基盤にして来年以降の活動を検討していく。問い合わせは同市民の会の伊藤岬さん(電話0265・78・2575)へ。