ブログ「海鳴りの島から」が、沖縄の大浦湾で沖縄防衛局が行っている海底ボーリング調査に抗議する市民の船への、海上保安庁の保安官たちによる暴力的弾圧を糾弾しています。
同ブログが指摘するとおり、こうした暴力が安倍政権の強硬姿勢と呼応したものであるのは明らかです。
以前に報じられた巡視船の舳先を住民のゴムボートに乗り上げさせた行為は、ボートが逃げるのを追った形なので生命の危険は免れましたが、通常であれば頚椎や脊椎を折るような事故だった筈です。
同ブログが指摘するとおり、こうした暴力が安倍政権の強硬姿勢と呼応したものであるのは明らかです。
以前に報じられた巡視船の舳先を住民のゴムボートに乗り上げさせた行為は、ボートが逃げるのを追った形なので生命の危険は免れましたが、通常であれば頚椎や脊椎を折るような事故だった筈です。
以下に「海鳴りの島から」の記事を紹介します。
原記事には豊富な写真が載っていますが、ここでは写真は省略しました。
詳細はURLをクリックして原記事をご覧ください。
動画は左下の▲マークをクリックするとスタートします。
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安倍政権の意を体して新基地建設のため暴力をくり返す海保の面々
海鳴りの島から 2015年3月16日
琉球新報のホームページで、大浦湾で沖縄防衛局が行っている海底ボーリング調査に抗議する市民の船に、海上保安庁の保安官たちが乗り込んで暴力的に弾圧する映像が紹介されている。 GB05のゴムボートから乗り込んできた髭の海保は、これまで市民に何度も暴力をふるってきた人物だが、相も変わらずやくざまがいの言動をくり返している。
辺野古新基地建設に反対する沖縄の運動を力尽くで押さえ込め。安倍首相や菅官房長官からそういう指示が出ているのだろう。3月に入って海上保安庁の暴力行為がエスカレートしている。カヌーチームの女性メンバーが何名も救急車で搬送されたのに加え、市民のゴムボートに船で体当たりする常軌を逸した弾圧さえやっている。
ウエットスーツを着てシュノーケルをつけ、海に飛び込んでカヌーを拘束するのが海保の最前線部隊=暴力部隊だ。彼らの仕事は人命救助ではない。海の公安警察として、米軍の新基地建設に反対する市民に弾圧を加え、沖縄の民意を圧殺するのが役割である。陸で県警機動隊が暴力をふるって市民を弾圧するのと同じように、海では海保がその役割を担っている。一番下は現場でその指揮を執っている山田という人物である。(写真は省略)
暴力部隊がカヌーを拘束すると、今度は制服を着たグループのゴムボートに引き渡し、拘束を続ける。全国各地から動員された彼らは、ちくご、おうみ、よしの、あまみ、など管轄地区の巡視船単位でゴムボートに乗っているようだ。女性や白髪の目立つ年輩の職員もいる。「日本の平和と安全を守る」ために沖縄に米軍基地を押しつける。さらに新たな基地を建設するため海を埋め立て、自然を破壊する一翼をになう。それが海保の仕事なのだろうか。家族に対して沖縄で自分がやっていることを、どう説明しているのだろうか。
大浦湾に出れば北岸にはリゾート施設や小中学校、集落が見える。そういう風景を見て何も感じないのだろうか。勤務期間が終わってヤマトゥに変えれば、あとは沖縄のことなど知らぬふり。日本全体の利益のために沖縄が犠牲になるのはやむを得ない。そうやって割り切ってすませるというわけか。自分たちがやっていることが沖縄に基地の犠牲と負担を強いる差別行為であることを自覚すべきだ。