共同通信社の全国電話世論調査によると、集団的自衛権行使に向けての安全保障関連法案を今の通常国会で成立させることに対して、ほぼ半数の49・8%が反対と答え、賛成の38・4%を10ポイント以上 上回りました。
他国の軍隊を後方支援するための自衛隊の海外派遣には、77・9%が必ず事前の国会承認が必要だとした。「必要ではない」は16・6%でした。
安倍首相は多数を握ったことでまるですべてを国民から委任されたかのように錯覚していますが、実際は有権者の4分の1の支持でいまの勢力を得ただけです。
憲法の改正といい自衛隊の海外派遣といい常に反対が多数だということは、議員数では多数を持ったものの、安倍首相の狙っているところと国民の思いとが明確にズレていることの証明です。
軌道を修正するだけの理性と誠実さを持って欲しいものです。
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今国会成立、反対が上回る 安保法制、共同通信世論調査
共同通信 2015年3月29日
共同通信社が28、29両日に実施した全国電話世論調査によると、集団的自衛権の行使容認を踏まえた安全保障関連法案について、今の通常国会で成立を図る安倍晋三首相の方針に、ほぼ半数の49・8%が反対と答え、賛成の38・4%を10ポイント以上上回った。他国の軍隊を後方支援するための自衛隊の海外派遣には、77・9%が必ず事前の国会承認が必要だとした。「必要ではない」は16・6%だった。
安保法制に関し、戦後一貫して容認してこなかった集団的自衛権の行使を法制化する大きな安保政策の転換点を迎え、慎重に議論を進めるよう国民が求めた格好だ。