2021年6月3日木曜日

五輪より国民の命という菅、どの口が言うか!?(まるこ姫)

 菅首相が「五輪より国民の命」と述べたそうです。まるこ姫が取り上げました。

 本当にそういったのなら大ニュースだと思ったのですが、そんな普通の感覚で受け止めるのはそもそも間違いでした。
 因みにそれは時事通信の記事で全文は下記の通りです。
五輪より国民の命 菅首相 時事通信 6/1(火) 15:17配信
 菅義偉首相は1日の参院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックに関し、国民の命と健康を守るのは私の責務だ。五輪を優先させることはないと強調した。
 その上で、選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じた上で、国民の命と健康を守ることが開催の前提だと重ねて説明した。立憲民主党の打越さく良氏への答弁。
 首相は、1月の施政方針演説で五輪開催を人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しと位置付けたことに触れ、このこと(考え)は今も変わっていないと述べた。同党の田島麻衣子氏の質問に答えた。

 驚くべきことに、「五輪より国民の命」と併せて、五輪開催を「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証し」と位置付けた考えは「今も変わっていない」とも述べたのでした。
 論理というものは最低限「AならばB」「CならばD」というような構造になっているので、「Aだ、Bだ、etc. 」と羅列されても理解のしようがありません。
 菅氏の場合、「五輪より国民の命」だから「五輪は中止する」とか、「人類が新型コロナに打ち勝てなかった」から前言は取り消す、というように論理を展開することはありません。それでは話になりません。
 「まるこ姫の独り言」を紹介します。太字強調、青字強調は原文に拠っています。下線部分は当方で行いました。
 東京新聞の記事「東京五輪『再延期』『中止の決断を』…都議会過半数 ~ 」を併せて紹介します
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五輪より国民の命という菅、どの口が言うか!?
                      まるこ姫の独り言 2021.06.02
つける薬がない。

菅は安倍の時代から、安倍の嘘を踏襲してきたのか、ワクチン1日100万件と大ぶろしきを広げてきた。
檄を飛ばす方はいいかもしれないが、振り回される方はたまったものではない。
みんな菅の大風呂敷の犠牲になっている。

ここへ来て、あれだけ国民に対して冷酷な仕打ちをしてきた菅が、国会で「五輪より国民の命」と言い出した。

はあ?どの口が言う?
よくこんな心にもない事が言えたものだ。

なにが無くても五輪命だからこそ、国民の7割以上が中止か延期を希望しているのに、聞く耳持たない。

少しは国民の声を聞き、五輪を開く開かないの線引き、科学的な根拠の説明、中止や延期の選択肢もあると答えてから、こういった「五輪より国民の命」と言えという話だ。

五輪より国民の命 菅首相           6/1(火) 15:17配信 時事通信

>菅義偉首相は1日の参院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックに関し、「国民の命と健康を守るのは私の責務だ。五輪を優先させることはない」と強調した。

これだけ五輪バカと言ってよい程、五輪しか頭にない人間から、「五輪より国民の命」と聞く日が来るとは。。。

そもそも去年の時点で安倍が五輪は1年延期と言って来たわけだから、五輪に備えてありとあらゆる段取りを組んでおくべきだった。
特に、コロナに対しての特効薬がない今は、PCR検査も拡充して、ワクチン接種は、他国に先駆けて調達しておくのが筋だろうに。

ところがこの国と言うか、アベ政権は、コロナに対しての畏れがまったくなかった。
無知なるが故の傲慢だろう。

安倍や麻生は、去年の今ごろは能天気でなおかつ楽観視していたのか「日本モデル」とか、「日本人の民度」とか言って、いかにもコロナが収束したかのように語っていた。

認識がけた外れに甘い安倍・麻生。

安倍の無能ぶりを引き継いだ菅も無能の極みで、五輪を開く国のワクチン調達の遅い事は!

未だにワクチン接種が他国より群を抜いて低い国が、五輪は何がなんでも開催すると言う意思がすごい

国民に対して考えつくすべての化学的な対策をトコトンしてきたというなら、「五輪より国民の命」と言われても素直にうなずけるが、何一つやらず、国民への要請と言う名の圧力に終始してきた政権が、いまさら自分を国民に寄り添ってきた宰相のように語るのはチャンチャラおかしい

寝言は寝て言えだ。

今まで、権力側から科学的な対策をなにもして貰えず感染者数がこの程度に収まっているのは、ひとえに「日本人の民度」のなせる技じゃないか。

しかし、ここまで国民に対しての愛がない政権に対してもう我慢の限界に来ている。
なにが無くても五輪脳の菅政権に対して国民は愛想を尽かしていると思う。

ここで五輪開催に踏み切ったら国民の恨みはいかばかりか。。

選挙の時に都合よく忘れてくれる国民ばかりじゃないことを肝に銘じる事だな。


東京五輪「再延期」「中止の決断を」…都議会過半数、開催に慎重論 知事は「着実に準備」
                          東京新聞 2021年6月2日
 東京都議選(7月4日投開票)を控えた都議会で2日、代表質問があり、東京五輪・パラリンピック開催について、最大会派の地域政党「都民ファーストの会」が「再延期」に言及し、共産、立憲民主両党も中止や延期を主張した。新型コロナウイルス感染の収束が見通せず、世論は開催に厳しい声が多い中、主要5会派のうち所属議員が合計で過半数となる3会派が慎重論を訴える事態となった。
 「感染状況を見据えながらあらゆる可能性を想定するべきだ」
 小池百合子知事が特別顧問を務める都民ファの党代表、荒木千陽氏が知事に迫った。昨年3月に大会の1年延期が決まって以降も一貫して都の開催方針を支持してきたが、最近は各議員の地元で、有権者から慎重な意見が寄せられていた。代表質問では「中止」こそ打ち出さなかったものの、「無観客や再延期」を視野に入れるよう求めた
 中止を明言したのは共産だ。コロナ禍前は注文を付けながらも大会を支持していたが、感染拡大で転換。質疑では曽根肇氏が「変異株の祭典になりかねない。中止の決断を」と迫った。
 立民の中村洋氏は「感染状況に懸念が払拭できなければ」との条件付きながら、延期や中止を主張した。「知事は最終判断はいつだと考えるのか。IOC(国際オリンピック委員会)に早期決断を働き掛けるべきだ」と訴えた。
 都民ファ、共産、立民の3会派の議員は計71人で、都議会定数127の過半数を優に超える。数字上は大会にブレーキをかける決議案も可決できる

◆自民幹部「理解を求めるのが難しい」
 一方、政権与党の自民は、登壇した秋田一郎氏が「安全安心な大会のため、関係者が一枚岩になり最後の総仕上げに取り組むべきだ」と訴えた。ただ観客の扱いなどで政府や都、大会組織委員会の方針が定まっていないこともあり、会派幹部は「どう理解を求めるのか難しい」と漏らす。
 連立与党の公明は、高倉良生氏が「万全の対策を講じることが極めて重要。安全な大会開催に向けた道筋を、数値を含め明確に示すべきだ」と求めるにとどまった。支持層も開催に慎重意見が少なくなく、悩ましい立場に置かれている。
 その他の会派や都議選に参戦予定の主要政党では、東京・生活者ネットワークが「中止」。日本維新の会の地方組織、東京維新の会は近く態度表明する。国民民主党は「開催できるかを検証し、難しい場合は再延期」との立場。古い党(旧NHK党)は統一見解は出さず、各候補に委ねる。れいわ新選組は「中止」を訴えている。(松尾博史、小倉貞俊、岡本太、土門哲雄)

◆小池知事は主張変えず
 小池百合子知事は2日の都議会代表質問で、東京大会について「着実に準備を続けていく」と繰り返し訴えた。都民ファや共産から延期や中止を検討するよう求められても「大会を成功に導くには安全・安心な環境を整えることが最優先。実効性あるコロナ対策が重要だ」とかわした。
 懸念される医療体制には「地域の医療に影響が出ないよう丁寧に調整する」と答弁。「引き続き感染の再拡大を徹底的に抑え込むため、コロナ対策に全力で取り組む」と強調した。