2024年8月13日火曜日

13- 成仏できない123便犠牲者(植草一秀氏)

 植草一秀氏が掲題の記事を出しました。これは同氏の前記事「日航123便墜落原因 再調査不可欠」の「続報」に当たるものです。
 記事は日航機の墜落場所は「御巣鷹山尾根」ではなく、そこから1.7km離れた「高天原山尾根」であるという指摘から始まっています(当ブログは記事の紹介文で不用意に「御巣鷹山」を使いました。記事を修正しました)。
 次に運輸省航空事調が2013年9月に公表した62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)(JA8119に関する試験研究資料)」116頁所載の「異常外力の着力点」図面を掲載しました。尾翼周りの斜線部分が「異常外力の着力」により欠損した部分で、模擬標的機の衝突が同機を操縦不能に陥らせたことが一目瞭然です。
 操縦室内のボイスレコーダは、例えば下記から聞き取れます(ボイスレコーダ音声と操縦室映像が重ね合わされています)。
   ⇒JAL123 日本航空123便墜落事故 RJTT- RJOO JA8119 【機内視点】
      https://www.youtube.com/watch?v=1pWT-4-qK-0
 「オレンジエア」は冒頭の 18:24:48 の時点で発されていて「明瞭に」聞き取れます。
 これほど明瞭に聞き取れるのに敢えて「オレンジエア」(⇒自衛隊の「模擬標的機」の暗号)に「反訳」しないのは政府の意向を忖度したことに他なりません。
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成仏できない123便犠牲者
                植草一秀の「知られざる真実」 2024年8月12日
群馬県上野村高天原山尾根に墜落したJAL123便。
丸39年の時間が経過した今日、遺族や関係者などが墜落現場に向けて慰霊登山を行った。
12日午後6時からふもとで追悼慰霊式が開催され、墜落時刻の18時56分に黙とうが捧げられる。

墜落地点は高天原山山腹。御巣鷹山山腹ではない。間違った情報が流布された。
その誤りを押し通すために、墜落地点が「御巣鷹の尾根」と表現されていると見られる。
当時、毎日新聞記者として取材にあたった滑志田隆氏がジャンボ機墜落の位置を「御巣鷹山」とするのは「誤報」であると明記している。
「8・12日航ジャンボ機墜落事故 /御巣鷹山」の誤報 訂正せず悔い/1・7キロの距離 報告したが」https://www.jnpc.or.jp/journal/interviews/35284 
高天原山の「高天原」とは神話における天の世界のことを指す。
このことが「誤報」の原因になったとも考えられる。

123便墜落現場(北緯36度0分5秒・東経138度41分38秒、標高1565メートル)は高天原山の北東、群馬県側の尾根上に位置する。
「御巣鷹山に墜落」は誤報であり、事実は「高天原山に属する尾根への墜落」である。
墜落地点である高天原山の尾根を、墜落当時の上野村黒沢丈夫村長が「御巣鷹の尾根」と命名した
しかし、事実は「高天原山の尾根」であり「御巣鷹の尾根」とすることは適正でない

123便墜落の原因は「圧力隔壁損傷」とされたが、この事故原因特定を根底から覆す重大事実が明らかにされている。
運輸省航空事故調査員会が2013年9月に
62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)(JA8119に関する試験研究資料)」https://bit.ly/3KAt8Kr を公表した。
この資料が明らかにしたのが「異常外力の着力」。
資料116頁に「異常外力の着力点」が図示されている。

101頁に「18時24分35.64秒ごろに前向きに、また、36.16秒ないし36.28秒ごろに下向きに、それぞれ異なる異常な外力が作用したことが確からしく考えられる。」
と明記された。
ここに記された18時24分35秒と36秒が123便墜落における最重要時刻である。
公表されているボイスレコーダー書き起こし記録において、
18時24分35、36秒に「ドーンというような音」と表記されている。

この「ドーンというような音」の1秒後に機長が「まずい」「なんか爆発したぞ」と声を発し、18時24分42秒に機長が「スコーク77」を宣言した。
副操縦士は18時24分47秒に「スコーク77」を復唱。「スコーク77」は最重大救難信号である。

この後、123便は操縦不能に陥り、18時56分に群馬県高天原山に墜落した123便は経年劣化した圧力隔壁が損傷し、その結果垂直尾翼を失って墜落たとされてきた。
ところが、爆発音がした18時24分35秒と36秒に「異常外力の着力」があったことが明らかにされた
在野の者が推測して指摘したのではない。「運輸省航空事故調査員会」が政府の公式の資料として公開したものである。
つまり、123便は、機体内部で圧力隔壁が損傷して墜落したのではなく、123便の外部から「異常外力」が「着力」し、その結果として航行不能に陥り、墜落したことになる。

遺族が墜落の真相を知ろうと思うのは当然のこと。
最愛の夫を失われた吉備素子さんが事故真相の解明のためにボイスレコーダーの完全開示をJALに求めたが、JALがこれを拒絶。
裁判所に提訴したにもかかわらず、裁判所が開示を命令しなかった。
8月12日を迎えて、メディアはこの問題を大々的に報じるべきだが、なぜか1社も報道しない。
漆黒が日本を覆い尽くしている。

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2024年8月12日月曜日

イスラエルのガザ軍事侵攻10ヵ月 死者4万人に迫る 女性や子が犠牲に

 イスラエルがガザ地区への軍事侵攻始めてから7日で10カ月が経過しました。
 ガザ保健省の発表によると、ガザでの死者は3万9677人に達し、4万人に迫っています。負傷者も9万1645人に上ります。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新報告によると、約1万人が行方不明になったり、攻撃で破壊された建物のがれきの下敷きになったりしています。
 6月末時点で身元が分かった犠牲者2万8185人のうち、9351人が子ども、5320人が女性で、女性と子どもが過半数を占めました
 国連人権高等弁務官事務所によると、イスラエル軍は先月だけで少なくとも17の学校を攻撃し、160人以上を殺害しました。ガザの学校に通う子どもたち約62万5000人全員が1学年分の教育を受けられませんでした。7月末時点で約2600人の教師が死傷しています。
 まさに鬼畜の行いというべきです(なお死者等の実際の数字は公表値の数倍であるという説もあります)。

 併せて下記の記事を紹介します。
・学校など空爆50人超死亡 イスラエル軍
「子どもは絶望している」 ガザ戦闘長期化でユニセフ広報官
・ガザ学校空爆100人超殺害 イスラエル軍
イラン精鋭部隊 改めて報復明言 イスラエルを「処罰」
ハニヤ氏殺害は 「戦略的間違い」 イラン外相代行
イスラエルに35ドル提供へ 自国製兵器購入用で米

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イスラエルのガザ軍事侵攻10ヵ月 死者4万人に迫る 女性や子が犠牲に
                        しんぶん赤旗 2024年8月9日
 イスラエルがパレスチナのガザ地区を軍事侵攻し始めてから7日で10カ月が経過しました。ガザ保健省の同日の発表によると、ガザでの死者は3万9677人に達し、4万人に迫っています。負傷者も9万1645人に上ります。イスラエル軍は、避難民が集まる学校や人道支援要員までも攻撃対象とし、女性や子どもが特に犠牲になっています。
 イスラエル軍は7日も、ガザ南部ハンユニスや中部デイルバラで攻撃を実施しました。米ワシントンを拠点とする国際NGO「ワールド・セントラル・キッチン(WCK)」は同日、デイルバラ近くでパレスチナ人スタッフー人が殺害されたと発表しました。
 国連人道問題調整事務所(OCHA)の最新報告によると、約1万人が行方不明になったり、攻撃で破壊された建物のがれきの下敷きになったりしています。
 6月末時点で身元が分かった犠牲者2万8185人のうち、9351人が子ども、5320人が女性で、女性と子どもが過半数を占めました。
 イスラエル軍はこれまで172ヵ所の避難所を攻撃しました。このうち152は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)などが連営する学校でした。

 国連人権高等弁務官事務所によると、イスラエル軍は先月だけで少なくとも17の学校を攻撃し、160人以上を殺害しました。同事務所は今月5日、イスラエル軍の行為は国際人道法違反だと批判しました。
 ガザの学校に通う子どもたち約62万5000人全員が学年分の教育を受けられませんでした。7月末時点で約2600人の教師が死傷しています。


学校など空爆50人超死亡 イスラエル軍
                        しんぶん赤旗 2024年8月10日
【イスタンブール=時事】イスラエル軍は8日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市の二つの学校を空爆し、パレスチナ通信によると市民15人が死亡しました。中部ブレイジの難民キャンプも攻撃を受けて15人が死亡。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによれば、ガザ各地でこの日だけで計56人が犠牲になり、過去―週間で空爆された学校は少なくとも8ヵ所に達しまじた。
 イスラエル軍は、攻撃対象の学校がイスラム組織ハマスの司令官や戦闘員の拠点として使われていたと主張しました。学校敷地内には戦闘から避難した多くの人が暮らしていたといいます。不明者も多く、死者は増える恐れがあります。
 ガザ当局の8日までの集計では、昨年10月以降の戦闘に伴ろガザの死者は3万9699人となりました。
 イスラエル軍報道官は8日、ガザ南部ハンユニスの一部地域住民にSNSを通じて、軍が指定する「人道地域」への退避を勧告しました。ハンユニスには、新たなハマス最高指導者となったシンワル氏を含む幹部が地下に潜伏している可能性も取り沙汰されており、軍が近く大規模な作戦に着手するとみられます。


「子どもは絶望している」 ガザ戦闘長期化でユニセフ広報官
                        しんぶん赤旗 2024年8月10日
 国連児童基金(ユニセフ)のサリム・オウェイス広報官は、パレスチナ自治区ガザで「激しい攻撃が続き、状況は日々悪化している。戦闘の終わりが見えず、子どもたちは絶望している」と述べ、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突長期化に伴い人道状況がさらに悪化していると訴えました。視察先の現地から8日までに、時事通信のオンライン取材に応じました。
 オウェイス氏は1日から、ガザ中部の病院や避難民が身を寄せるテントを訪問。「話をした子どもたちは、まず『戦争はいつ終わるの』と聞いてきた」といいます。「劣悪な環境の中、毎日を生き延びるのに精いっぱいで、貴重な子供時代を奪われている」と語り、水や食料など生活必需物資を支援する重要性を強調しました。
 衛生状態の悪化も深刻で、下水処理施設が空爆などによって破壊され、汚水が街にあふれ出ていると説明。発疹症状が出ている子どもが多く「悲惨な状態だ」と述べました。
 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)によると、ガザでは戦闘が始まった昨年10月以降、汚染された水などを介して広がるA型肝炎の感染例が約4万件確認されました。7月下旬には下水からポリオウイルスが検出されさらなる感染症流庁が懸されています。(時事


ガザ学校空爆100人超殺害 イスラエル軍
                       しんぶん赤旗 2024年8月11日
【カイロ=秋山豊】イスラエル軍は10日、パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市の学校を空爆して100人以上を殺轡し、数十人を負傷させました。学校には家を追われた住民が遊離していました。パレスチナ通信が伝えました。
 ガザ地区の市民防衛隊報道官、マハムード・バサル氏は10日、本紙の電話取材に応じ、学校にロケット弾3発が撃ち込まれたと話しました。
 バサル氏は「この戦争で行われた最悪の虐殺の一つだ。遺体はちぎれ、足や頭部が飛び散っている。遺体を完全に元に戻すのは困難だ」と述べ、「犠牲者は神にお祈りをしていた民間人だ。国際社会はこのジェノサイド(集団殺害)をとめるべきだ」と語りました。
 ロイター通信は、ガザのメディア当局が「イスラエル軍の攻撃はファジュルの礼拝(イスラム教徒の夜明けの礼拝)中の避難民を標的にした。死傷者数の急増につながった」と述ぺたと報じました。
 イスラエル空軍はイスラム組織ハマスが学校に設置した司令所を攻撃したと主張しました。


イラン精鋭部隊 改めて報復明言 イスラエルを「処罰」
                       しんぶん赤旗 2024年8月11日
【イスタンブール=時事】イランで起きたパレスチナのイスラム組織ハマス最高指導者たったハニヤ氏の暗殺で、イラン国営メディアは9日、精鋭軍事組織「革命防衛隊」の対外工作を担う「コッズ部隊」のガアニ司令官が新たなハマス指導者シンワル氏に宛てた書簡で「厳しく処罰する」とイスラエルヘの報復を改めて明言したと伝えました。
 イランはイスラエルが殺害したと主張し、最高指導者ハメネイ師は「報復は義務だ」と宣言しています。イランのメディアによれば、革命防衛隊のファダビ副司令官も「最高指導者の命令は明快で、可能な限り最良の方法で実行される」とけん制しました。
 一方、英紙デーリー・テレグラフ(電子版)は9日、イランの改革派ペゼシュキアン大統領側近の話として、ペゼシュキアン氏が全面戦争を招く可能性を懸念し、革命防衛隊にイスラ工
ルヘの直接攻撃を思いとどまるよう説得を試みていると報じました。
 紙によると、ペゼシュキアン氏はイランの隣国のアゼルバイジャンやイラクにあるイスラエル関連施設の攻撃や、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラへの軍事支援強化を代替案として示したといいます。


ハニヤ氏殺害は 「戦略的間違い」 イラン外相代行
                        しんぶん赤旗 2024年8月10日
【イスタンブール=時事」イランのバゲリ外相代行は8日、イスラム組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏が首都テヘランで殺害された事件について、「シオニスト(スラエル)の行為は、戦略的な間違いだ。彼らに大きな代償を払わせるからだ」と述べ、報復は避けられないと示唆しました。イスラム協力機構(OIC)外相級会合が開かれたサウジアラビアで、AFP通信の取材に応じました。
 バゲリ氏は、イスラエルが「緊張や戦争の拡大」を望んでいると指摘。同国にはイランと戦争を始める「資格も能力もない」と強調し、イランが報復すれば反撃する構えを示すネタニヤフ政権をけん制しました。報復方針に関し、OIC加盟各国から個別に支持を得たとも主張しました。
 イスラエルに対しては、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイエメンの武装組織フーシ派など、イランの支援を受ける組織も報復を宣言しています。バゲリ氏は、それら組織が「同じ目標」を掲げているとしつつ、目標実現の方法は各組織が独自に判断すると説明しました。


イスラエルに35ドル提供へ 自国製兵器購入用で米
                        しんぶん赤旗 2024年8月11日
【ワシントン=口昇幸米国務省は9日、イスラエルに米国製の兵器・軍事装備品の購入用として35億ドル(約5130億円)提供すると発表しました。国務省報道官によると、8
日に連邦議会に通知したといいます。ロイター通信などが報じました。
 CNNは、4月に議会で可決されたイスラエルを援助する141億ドルの追加予算からこの資金が支払われると報じました。

日航123便墜落原因 再調査不可欠(植草一秀氏)

 植草一秀氏が掲題の記事を出しました。
 39年前の8月12日に、日航123便が群馬県上野村高天原山通称 御巣鷹山は誤り)尾根付近に墜落し乗員乗客520名が犠牲になるという史上最大の航空機事故が起きました。
 同機は羽田から大阪空港に向かう途中 伊豆半島東岸の上空で、突如垂直尾翼が破損し操縦不能に陥りました。米軍からは横田基地に緊急着陸するように勧められたのですが、なぜか政府はそれを断りました。
 そして自衛隊の戦闘機2機に誘導されるまま、卓抜した機長の操縦技術によって御巣鷹山に向かったのでした(最終段階で戦闘機からミサイル様のものが発射されたという目撃談もあります)。
「事故調」は垂直尾翼破損の原因について、同機は以前に後部の圧力隔壁を修理した際の施工不良によって上空で圧力隔壁が破損したため、そこから機内の空気が噴出したことで破損したと結論づけました。しかし僅か1気圧未満の差圧で生じる流速は高が知れているので、それで破損するほど尾翼は「ヤワ」に出来ていないと指摘した航空機の専門家(東大教授)もいました。
 200011月9日のフジテレビ番組「ザ・ノンフィクション『15年目の検証』」は、ボイスレコーダの「音声聞き取り」を取り上げ、機関士の発言について、「事故調」は「オールエンジン」と記したが、実は「ボディギア」ではないかと問題提起しました。
 それに対して植草氏はネット上で公開されていた音声を聞いたところ、「オレンジエア」としか聞こえず、それをネットで検索したところ「オレンジエア」とは海上自衛隊の誘導ミサイルや無人標的機のことを指す符牒だと知って驚いたということです。

 そして2013年9月に「事故調」が公表した資料「62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)(JA8119に関する試験研究資料)」https://bit.ly/3KAt8K116ページに、垂直尾翼への「異常外力の着力点」(⇒無人標的機の衝突位置)が明示されていたのでした。これで垂直尾翼破損の原因は明かにされました。
 では「圧力隔壁破損が原因」という子供だましの説は何だったのかですが、「日航123便 墜落事故」は、実は「日航123便 墜落事件」と呼ぶのが正しいのであって、それほどこの事件は謎と隠蔽に満ちたものでした。
 関連記事
  23.8.12JAL123便墜落事件) 最重要事実は伝えないNHK(植草一秀氏)
   20..8.13日航ジャンボ機123便墜落事件:5つの疑惑(植草一秀氏)

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123便墜落原因再調査不可欠
                植草一秀の「知られざる真実」 2024年8月11日
1985年8月12日18時56分、群馬県上野村高天原山尾根付近に墜落したJAL123便。乗員乗客524名のうち、520名が犠牲になった。
520名のなかに懐妊した女性が1人おり、胎児も含めれば犠牲者は521人。
4名の乗員乗客が救出された。

航空機事故史上最悪の事故発生から39年の時間が経過する。
公表されているボイスレコーダーデータには、
8月12日18時24分35秒と同36秒ころに2度、「ドーン」という2度の音声記録
が示されている。
その直後の18時24分42秒に機長が「スコーク77」を発し、副操縦士が18時24分47秒に復唱した。スコーク77は航空機における最高度の国際救難信号
さらに、18時24分48秒と18時24分52秒に2度「オレンジエア」の言葉が機関士から発せられた。

24分35秒と36秒に2度、「ドーン」という音が生じ、1秒後に
「まずい」「なんか爆発したぞ」の声が発せられている。
発したのは機長と見られる。2、3秒後には「スコーク77」が発せられている。
スコーク77は最高度の国際救難信号。爆発音が生じたときに、高濱機長はいかなる事態が発生したのかをほぼ正確に把握したのではないかと考えられる

その直後に機関士が発したと見られる言葉が「オレンジエア」である。
この言葉は、元々公式記録等に存在しないもの。あるきっかけで私は「オレンジエア」に行き着いた。
きっかけは2000年11月9日放送のフジテレビ番組「ザ・ノンフィクション『15年目の検証』」である。
以前はネット上で番組を閲覧できた。しかし、私の指摘後にネット上から削除された。
問題の音声は事故調査委員会の報告書において、「オールエンジン」と表記されたもの。
フジテレビ特別番組の目玉がこの音声分析だった。
番組では音声解析の専門家、海外の専門機関までが登場し、「オールエンジン」ではなく「ボディギア」ではないかとの結論が示唆された。しかし、音声そのものの放送はほとんどなかった。

百聞は一見に如かず。実際に音声を確かめてみることにした
ネット上に開示されているボイスレコーダー音声が公開されていた。
当該箇所を何度も繰り返し聞いた。すると、ボイスレコーダー音声は何度聞いても「オールエンジン」や「ボディギア」とはまったく聞こえず、ただ単純に「オレンジエア」としか聞こえなかった。音声解析の専門家を登場させること自体が不可思議以外の何者でもない。
犯罪はこうしたことから発覚することが多いのではないか。

私は「オレンジエア」についての何の知識も持ち合わせていなかった。
そこで「オレンジエア」を検索してみると驚くべき事実が明らかになった。
「オレンジエア」とは海上自衛隊の誘導ミサイルや無人標的機のことを指す符牒だというのだ。

このなかで、123便墜落から28年経過した2013年9月に重大新事実が明らかにされた。
運輸省航空事故調査員会が「62-2-JA8119(航空事故調査報告書付録)
(JA8119に関する試験研究資料)」 https://bit.ly/3KAt8K を公表したのである。

気鋭の政治学者・政治思想家である白井聡氏との共著が販売開始になった。
『沈む日本 4つの大罪 経済、政治、外交、メディアの大嘘にダマされるな!』
(ビジネス社)https://x.gd/3proI ぜひご高覧賜りたい。

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12- イスラエル5正面戦争の意図(田中宇氏)

  田中宇氏が掲題の記事を出しました。

 長崎の平和祈念式典にイスラエルを招かなかったのは、イスラエルをロシアやベラルーシと同等に扱うもので「ケシカラン」とクレームをつけた米国におもねって、英、仏、伊、豪、加の5ヵ国は同式典に駐日大使を派遣しませんでした。ドイツだけはそうしなかった点は評価できます。
 一体どこが「ロシアやベラルーシと同等」なのかを含めて米国の理屈が理解できませんが、米国が世界の常識に反してイスラエルを重視していることだけは分かりました。それにしても米国の議員がイスラエルを批判すると選挙で大いに不利になるというのは、やはり「思想信条の自由」とは異なる世界というべきです。
 国際情勢の解説を読んでいても、そこにイスラエルが登場すると俄かに分かりにくくなりますが、残念ながらそれが現実の世界なのでしょう。
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イスラエル5正面戦争の意図
                  田中宇の国際ニュース解説 2024年8月11日
イスラエルが、イラン系の諸勢力と「5正面」戦争を開始したと自称している。(1)レバノンのヒズボラ、(2)シリアと(3)イラクのイラン系民兵団、(4)イエメンのフーシ派、そして(5)イラン本体という5つの勢力との同時戦争だ。5つの中に、ガザで戦争しているハマスは入っていない。ハマス以外に5正面だ。
イラン系勢力から戦争を仕掛けたのでなく、イスラエルから5正面戦争を仕掛けた観がある。
Israel isn't crazy, it's just MAD

イスラエルのネタニヤフ首相は7月24-26日に訪米し、米議会超党派、民主党バイデン政権、共和党トランプという、米国上層のすべての政治勢力からの全面支援を取り付けた。
ネタニヤフがイスラエルに帰国した翌日(7/27)に、イスラエルがシリアから奪って占領しているゴラン高原の入植地(ドルーズ派)がロケット攻撃されて30人が殺された
Hamas chief assassinated - what happens next?

イスラエルはこれをヒズボラの攻撃と決めつけ、レバノンやシリアに展開するヒズボラなどイラン系民兵団との間で交戦を開始(というか激化)した。
ヒズボラ自身は7月27日の攻撃を否定しており、イスラエル軍による誤爆の可能性が高い。イスラエルは自分で戦争を起こしておいて「イラン系と全面戦争だ」と大騒ぎし始めた。昨年10月のガザ開戦時のトリックに似ている。
Israel Says "All-Out War" Imminent After Hezbollah Rocket Slams Into Soccer Field, 30 Casualties

7月31日には、イランの首都テヘランにいたハマスの在外代表イスマイル・ハニヤが、イスラエルによってミサイル攻撃されて殺された
ハニヤは、ガザの停戦と人質釈放についてイスラエルとの交渉するハマスの責任者だった。イスラエルは、一方でハマスと交渉して人質を取り戻すんだと言いつつ、ハニヤを殺して交渉を頓挫させてしまった。しかも後任のヤヒヤ・シンワルは、ハニヤより好戦的だ。
Killing the peace: Israel assassinates chief negotiator across the table
Yahya Sinwar, the right man at the right time?


自国の首都に国賓として来ていたハニヤを殺されて面子を潰されたイランは激怒した。イランは数日いや数時間以内にイスラエルを報復攻撃する、米国を巻き込んで第三次世界大戦だ、といった大騒ぎが(イスラエルに動かされる)米マスコミなどで喧伝された。
イランは今年4月、イスラエルが駐シリアのイラン大使館を空爆した報復に、イスラエルの軍事基地などを攻撃した。イスラエルが再報復して本格戦争になりかけたが、イランが再々報復をせず、そこで一段落して冷たい和平状態になった。イランとイスラエルの冷たい和平
The Trigger For WWIII Just Arrived - What Are The Implications For Americans?


今回イスラエルは大胆にも、前回のようなシリアなど在外でなく、イラン国内にいたハニヤを殺した。イランからイスラエルへの報復攻撃は4月よりも大規模になるぞ、と喧伝された。
だが、本格戦争になると困るので米欧や露中が積極的にイランを説得した。その結果、10日以上たった今も、イランはイスラエルへの報復攻撃を控えて沈黙を保っている。どうやら報復せずに終わりそうだ。イランは、米欧露中の諸大国からチヤホヤされ、とりあえず矛を収めた
White House Believes Iran Backing Down From Israel Strike After Diplomatic 'Blitz'

ネタニヤフは、訪米によって米国の上層部から全面支援されていることを確認したうえで、ヒズボラとの戦争激化や、イランの反撃を誘発するハニヤ殺害を挙行している。
ハニヤを殺しても、米露などがイランを説得するので反撃してこないという予測までしたかもしれない。イスラエルは無茶苦茶をやっているが、イランとの冷たい和平は保たれている。これはネタニヤフの計算の結果であるとも思える。 中国に棚ボタな紅海危機
Was Israeli Escalation in Middle East Pre-Planned?


これらの動きとは別に、7月19日にイエメンのフーシ派がテルアビブを無人機で攻撃し、その報復として7月20日にイスラエルがイエメンのホデイダ港を攻撃する、という交戦もあった。これは、昨秋からフーシ派が起こしている紅海危機の一環だ。
またハニヤ殺害後、報復として、イラクにいる親イラン(シーア派)民兵団が、イラク駐留米軍を攻撃する事件も起きた。これら全体で「5正面」の戦争になっている。
The stunning audacity of Yemen's drone strike on Tel Aviv
Iraqi Militia Leader Vows ‘Timetable' for Expulsion of US Troops in Wake of Haniyeh Assassination

ネタニヤフらイスラエル上層部は、たくさんの敵と同時に戦って苦戦しそうな構図を意図的に作っている。なぜなのか。この疑問について、すでに私は6月に「目くらましでヒズボラと戦争するイスラエル」という記事を書いた。
ヒズボラはその後、イスラエルと猛然と戦うかと思いきや、意外に(というか、当然ながら)大戦争に消極的だ。それでイスラエルは、戦争の相手を5つに拡大し、いったん冷たい和平が確立していたイラン本体に対してもハニヤ殺害という大胆な攻撃を仕掛け、目くらましを強化した。 目くらましでヒズボラと戦争するイスラエル

イスラエルの目標は、ユダヤ人国家建設の完遂と安定である。イスラエルが自国領と考える西岸とガザにパレスチナ国家の創設を許すと、パレスチナが(イスラム主義への傾注などで)イスラエルを批判・攻撃するようになり、イスラエルの安全が阻害されるようになる。
パレスチナは経済的にイスラエルに依存し続けるのに、イスラエルを敵視する。イスラエルの領土も減る。イスラエル国内のアラブ人口も増え、ユダヤ人国家性が毀損される。2国式はイスラエルにとってマイナスが大きい。 イスラエル窮地の裏側

イスラエルによる米欧牛耳りがマイナス分を穴埋めできるのでオスロ合意がいったん成立したが、その後、イスラム教徒をテロリスト扱いして米欧を中東に没頭させてイスラエル傀儡にするテロ戦争策の方が効率が良いので、ラビン暗殺と911事件でそっちに移行した。
それ以来、イスラエルはパレスチナ抹消の動きをしだいに強め、昨秋からのガザ戦争になっている。
以前の記事に書いたように、米英ユダヤ界隈(諜報界)には(A)シオニスト(B)大英帝国・米英覇権派(C)国際資本家という、相互に暗闘する3つの系統があり、3つともイスラエルに入り込んでいる。 英ユダヤ3重暗闘としてのパレスチナ

2国式(パレスチナ問題)は、(B)覇権派が(A)シオニストを弱体化させるために作った構図だ。人権重視の外交体制やジャーナリズムも、覇権派の世界支配の道具だ。イスラエルがシオニズムを完遂しようとしてパレスチナを弾圧すると、欧米の政府やNGOやジャーナリストがイスラエルの人権無視を非難し、イスラエルを2国式の枠内に押し込めてきた。
イスラエル内部でも労働党など中道派は、米英覇権派と協調し、2国式を了承してきた。米英の覇権が強い間は、中道派のやり方が合理的だった。 イスラエルのパレスチナ解体計画

だが米国は、911以来のテロ戦争で覇権を大々的に浪費し、リーマン危機で経済覇権も潰えた(ゾンビ化して見かけ上だけ延命)。米覇権の浪費は、米英ユダヤ界隈の(C)資本家たちが目論み、傘下のネオコン(ユダヤ人中心)などを使ってやらかした。
シオニストは、米英覇権に見切りをつけてラビンを殺して2国式から離れ、資本家と組んで米国にイラク侵攻やシリア内戦、リビア潰しなどをやらせて覇権を浪費した。
ネオコンと多極化の本質)(イスラエルが対立構造から解放される日

ユダヤ人は米国のリベラル左派にもたくさんいるが、彼らも民主党やジャーナリズムを食い物にして、地球温暖化人為説やコロナ超愚策ロックダウン、教育破壊の覚醒運動、露中敵視で世界経済を分断した上で非米側を圧勝させる隠れ多極化策など、米欧の経済や社会を破壊する覇権自滅策を次々と扇動して大成功している。 欧州エリート支配の崩壊
エスタブ自滅策全体主義の実験場NZ

ガザ戦争は、こうした流れの集大成だ。イスラエルはガザを完全に破壊し、おそらくすでにガザ市民の大半をエジプトに越境させている(報じられないまま)。
ガザを破壊する際に、イスラエルは意図的に、極悪な人道犯罪を大っぴらに犯した。米欧はイスラエルの傀儡であり続けているので、重大な人道犯罪を犯したイスラエルを支援し続けざるを得ない。これは人権重視やジャーナリズムなど、大英帝国以来の米英覇権の支配体制を破壊している。 ガザ市民の行方

イスラエルは米諜報界を握っており、米欧政界の秘密が筒抜けだ。イスラエルは、気に入らいない政治家を落選させたり、スキャンダルをマスコミに漏洩して無力化できる
イスラエルは、ガザ戦争で極悪な人道犯罪国家になった。だが、政治家がイスラエルを批判してしまうと、落選やスキャンダルで無力化されてしまう。米欧の政界は丸ごと、人権重視の大義を無視して、人道犯罪国家のイスラエルを支持礼賛する。国際社会(非米側)は米欧を信用しなくなり、米覇権崩壊と多極化に拍車がかかる。イスラエルは、これを意図的にやっている。
Israel Lobby Takes Out Second 'Squad' Member As Cori Bush Loses Primary
US Ambassador Boycotts Nagasaki A-Bomb Ceremony Because Israel Is Not Invited

イスラエル批判は難しいものの、米政界の民主党左派はイスラエル批判を強めている。それへの対策として、イスラエルはヒズボラとの交戦や、ハニヤ殺害によるイランとの敵対扇動策をやり、今にもイランがイスラエルを潰しにかかりそうな構図を作っている。
これを見て、米議会はすぐに超党派でイランと戦争するための法改定に着手した。イスラエル支援は、ガザ戦争の枠組みでなく、イランとの5正面戦争の枠組みで増額されていく。イランとの5正面戦争は目くらましに使われている。
Majority Of Americans Oppose Using US Troops To Defend Israel: Poll

イランやヒズボラは、イスラエルと戦争したくない。彼らは、イスラム世界での人気や影響力を増やすため、パレスチナを支援してイスラエルを敵視するだけだ。核保有国であるイスラエルと本気で戦争すると、イスラエルとイラン・レバノンの両方が焦土になってしまう
これから米国の覇権がさらに低下し、イスラエルは武力の後ろ盾を失う。イラン系が結束すれば、イスラエルを潰せるようになる。だが、イスラエル国民の何割かは、命をかけて自国を守る決意を持っている。彼らは、イスラエルを守るために米欧から移住してきた。対照的に、イランやレバノンの国民は大昔からそこに住んでいる。  Goldman Heads Discuss 'Interconnected Realities' Of Markets & Geopolitics Amid Looming Iran Strike

自国防衛の決意の点で、イスラエルの方がずっと強い。イスラエル人は、自国が潰されるなら、その前に核攻撃してイランやレバノンやサウジを焦土にしてやる、米欧をとことん食い物にして兵器をごっそり支援させるぞ、と決意している。
ゼレンスキー(ユダヤ人)のウクライナでさえ、兵器庫が空になるまで米欧に兵器支援させた。イスラエルは、さらに徹底的だ。イランもアラブも、イスラエルと戦争したくない。冷たい和平の方がずっと良い。
トルコのエルドアンに至っては、表向きイスラエル敵視の言葉を放ちつつ、イスラエルとトルコとの経済関係を裏でしっかり維持している。イスラエルを経済制裁したと宣言しても、実はほとんどやってない。エルドアンの政党AKPは「隠れムスリム同胞団」であり、ハマス(ムスリム同胞団パレスチナ支部)と同じ政党だ。文明の衝突を再利用するトルコのエルドアン

イスラエルの目標は、敵であるはずのハマスを政治的に強化し、エジプトとヨルダンの米傀儡政権を転覆させてハマス(同胞団)の国に仕立て、パレスチナ人を2つのハマス国家に移動させ、西岸ガザを含むイスラエル国内からパレスチナ人(アラブ人)を一掃することだ。これでイスラエルはユダヤ人国家になり、シオニズムが完成する。
ハマスがエジプトとヨルダンの政権を転覆するまでには、まだしばらく時間がかかる。2-3年とか。その間、ガザ戦争をずっと続けねばならない。米欧からイスラエルへの全力の支援を維持せねばならない。 ガザ虐殺からエジプト転覆へ

イスラエルがパレスチナ人を虐殺する人道犯罪を続けているのに、米欧はイスラエルを全面支援し続け、エジプトやヨルダンの政府は米国の言いなりだ。エジプトやヨルダンで、自国の米傀儡政権への反対が強まり、ハマス・同胞団が政権を乗っ取る流れになる
イスラエルが極悪な人道犯罪をやるほど、イスラエルの目標であるエジプトやヨルダンのハマス化が早まる。この点も、イスラエルがわざと大っぴらにパレスチナ人を虐殺している理由だ。
エジプトやヨルダンの政権をとって強くなったハマスは、米覇権低下によって弱くなるイスラエルを潰すまで戦争を続けるのでないか??。そういう疑問も湧くが、イランがイスラエルと戦争したくないように、ハマスも領土を得たらイスラエルと戦争したくない。
Israeli media publishes video of soldiers allegedly raping Palestinian detainee

今回の騒動は、世界におけるイランの地位を引き上げた。イランは数年前まで、米欧に経済制裁され、潰されかけていた。だが今、ハニヤ殺害後、米欧はイランに対し、イスラエルに反撃しないでくれと言って説得しに来ている
米欧も中露も、イランをおだて、対価を用意して、イスラエルに反撃するなと懇願してくる。反撃を見送ったイランは、今後も米欧露中から大事にされる。イスラエルとの緊張が今後も続くことは間違いないからだサウジをイランと和解させ対米従属から解放した中国

米民主党の大統領候補に成ったカマラ・ハリスは、副大統領候補に左派(極左)のワルツを選んだ。直前まで、ユダヤ人のペンシルベニア州知事であるジョシュ・シャピロが副大統領候補になるのでないかと言われていた。
米政界を支配するイスラエルから支援されるには、シャピロが好都合だった。だが、民主党内で強くなっている左派は、イスラエル敵視を強めている。シャピロを選んでしまうと、ハリスは左派の信用を失う。ハリスは結局、イスラエルより左派を重視して、左派のワルツを選んだHarris picks Walz, a midwesterner with antiwar credentials

この選択は、党内政治としては良かったかもしれないが、トランプとの戦いで見ると惨敗だ。イスラエルは、民主党を敵視し、トランプを支援する傾向を強める。トランプ当選、ハリス敗北の可能性がさらに強まったHarris snubbed VP contender because he's Jewish - Trump