8月30日、戦争体験者が年々減少していくなか、平和への取り組みと風化してはならない戦争の記憶を、次世代に正しく伝えていくことを目指した「親子平和コンサートinいとまん」が、沖縄県糸満市の沖縄平和祈念堂で開催されました。
沖縄タイムスは8枚の写真付で臨場感のある報道をしています。
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秋田市では1日、戦没者追悼式・平和祈念式典が市文化会館で開かれました。
市の主催で、遺族ら約600人が参列し平和への思いを新たにしました。
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親子平和コンサートinいとまん 鎮魂への想いを歌にのせて
沖縄タイムス 2014年9月1日
親子平和コンサートinいとまん(主催:糸満市、共催:沖縄タイムス社)が8月30日、糸満市の沖縄平和祈念堂で開催されました。
第1部~語り部から学ぼう、命の尊さ~
第1部は大城藤六さんの戦争体験のお話し、三和中3年の鳥羽咲優美さんと金城礼奈さんが、少女の沖縄戦体験を描いた絵本「つるちゃん」を朗読しました。
つるちゃん本人も登壇して、平和への想いを語りました。その後、糸満市のこども平和大使からお礼の言葉と花束贈呈を行いました。
第2部~歌で紡ぐ、歌でつなぐ平和への想い~
第2部は平和への想いを歌にのせて、3団体が素晴らしい歌声を披露しました。
最後に糸満市こども平和大使が「糸満市平和都市宣言」を読み上げ、全出演者、参加者も一緒に「月桃」を合唱し、幕を閉じました。
来年は終戦から70年という節目の年になります。戦争体験者が年々減少していく中、平和への取り組みと風化してはならない戦争の記憶を、次世代に正しく伝えていくことが私達の使命です。
沖縄戦終焉の地として、戦没者への追悼の意をあらわし、平和の発信地としてこの平和コンサートを開催しました。来場者、出演者の皆さま誠にありがとうございました。少しでも多くの人に二度とあってはならない悲惨な記憶を語り継いでいきましょう。
平和への思い新たに、遺族ら600人参列 秋田市で戦没者追悼式
秋田魁新聞 2014年9月1日
秋田市戦没者追悼式・平和祈念式典が1日、市文化会館で開かれ、遺族ら約600人が参列し、平和への思いを新たにした。市の主催。
国家斉唱と黙とうの後、穂積志市長が「今日の平和と繁栄は、祖国のため、最愛の家族を案じながら戦場に散った多くの犠牲の上に達成されたことを忘れてはならない」と式辞を述べた。遺族代表の菅原俊英(としえい)さん(82)=河辺=は、5歳の時に中国で戦死した父をしのび、「父の戦死後、母は昼夜働き、自分も兵隊への道を歩まされた。幼い子どもが兵隊になる悲しいことが永久にあってはいけない」と訴えた。
献花に続き、市内の小中学生から募集した「平和へのメッセージ」で最優秀賞を受賞した石井彩香さん(秋田東小6年)と猿田夏夕(なゆ)さん(秋田西中2年)が「平和であることは幸せなことで、当たり前のことではない。平和の大切さ、尊さを伝えていきたい」などと述べた。