長崎新聞 2014年9月22日
国連が定めた「国際平和デー」の21日、被爆者らが長崎市の平和公園内の「長崎の鐘」を鳴らし、恒久平和を願った。
長崎平和推進協会や県被爆者手帳友の会、アジェンダNOVAながさきなど5団体でつくる「長崎の鐘を鳴奏会(ならそうかい)」主催。国連は9月21日を「世界の停戦と非暴力の日」とし、全ての国と人々に敵対行為の停止を呼び掛けている。国際非政府組織(NGO)平和首長会議も賛同。市内で平和デーに合わせ鐘を鳴らすのは昨年に続き2回目。
被爆者や観光客ら約40人がロープを引っ張り、約1分間、鐘の音を響かせた。「アジェンダ-」の里重光(さとしげみつ)代表(72)は「一日も早く平和な世界になるよう努力したい」と語った。