当ブログの9月1日版に「訪日中国人急増 背景に日本人への好感」※を載せましたが、隣国と国民レベルで友好を深め合えるのは嬉しいことです。
久しぶりに、サーチナニュースに載っている中国ブログを紹介します。
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【中国ブログ】「東日本大震災は日本を壊していない」
日本人を深く理解したあの日
サーチナニュース 2014年3月12日
東日本大震災から3年を迎えた11日、日本各地では犠牲となった人々の追悼式や防災への備えを改めて確認する活動が行われた。3年が過ぎても津波、原発の被害が大きかった地域では本格的な復興が進んでいないのが現状で、前日からこの日にかけて、日本の報道は「震災の記憶を風化させてはいけない」、「被災地への関心を改めて集めたい」といった論調が目立った。
隣国の中国では今、メディアが全国人民代表大会(全人代)やマレーシア機不明のニュースに力を注いでおり、東日本大震災についての報道は目立たなかった。こうした中、中国人ブロガー、柏亮氏が11日、「3年前の大震災を振り返る」として、当時の写真や日本にいたとみられる自身の感想を交えたエントリーを公開していた。一部を紹介してみる。
柏亮氏は大地震が起きた後に煙が立ち上る街の様子や、津波が襲った後、翌日の日本の新聞の1面、オフィスでヘルメットをかぶりながら仕事をする同僚たちの様子、タクシー待ちの長蛇の列、さらに商品が売り切れたパン屋の様子などを写した写真を並べ、「普段は感情をあまり表さない日本人が動揺し、叫び、茫然としていた」と振り返った。
柏亮氏が「当時の日本で一番目についたコピー」として挙げたのは、ポスターに書かれた「がんばろう 日本!」の文字。
また、節電のため止まったエスカレーターの写真に添えられたコメントは、「全てのエスカレーターが止まっても、人々はほとんど文句を言わない。東日本大震災を通じて、私は日本人を深く深く理解した」といったものだった。「大震災は日本を壊してはいない。日本人の心の中の強さも壊していない。彼らはいつもの表情で新しい一日を受け入れる。これが日本人なのだ」とも綴っている。
中国人に比べて日本人は感情を表に出すことが少なく、泣き叫ぶよりも静かに耐える姿は印象的だっただろう。耐えることだけが美徳ではなく、我慢のしすぎは禁物だが、私利私欲ではなくみんなのために、という空気が当時の日本を包んでいた。助け合う日本人の気持ちに共鳴し、日本に住み続けることを決めた外国人も少なくないという。(編集担当:古川弥生)
【中国ブログ】日本人に恐ろしさを感じた「寒気がするほどだった」
サーチナニュース 2014年3月28日
日本の中部地方を巡る6日間の旅を楽しんだという中国人ブロガーの「悦児mg」さん。旅行はとても楽しかったようだが、日本で見聞きしたことに衝撃を受け、思い出すたびに号泣したくなる衝動に駆られるのだという。一体その理由は――。
衝撃を受けたと言っても、実は特別なことが起こったわけではなく、ただ実際の日本を見て、日本人と接しただけだったという。日本の日常が中国の日常とはまったく違うことに強烈なカルチャーショックを受けたということらしい。
例えば、旅行中に見かけた建設中の陸橋は「建築現場はみすぼらしいどころか、まわりがきれいにシートで覆われ、パッと見ただけでは建設現場だとはわからないほどだった」と感嘆している。
それもそのはず、中国の建築現場は日本では考えられないくらい管理が行き届いていないからだ。日本であればスチール製の足場も、中国では竹で編んだ足場が今も使われていることが多い。
ガイドから、日本には災害が多く、日本人の危機意識も高いと聞いていた筆者は、日本人の危険回避能力の高さがよく表れていると感じたという。
また、静かで雰囲気の良い神社、美しい早咲きの桜、濃厚でおいしい牛乳、夜まで営業している本屋、公共の乗り物における障がい者のための細やかな配慮などを見るにつけ、「どれも中国にはないものばかり」と感じたそうだ。筆者は中国にはたくさんの良いところがあるが、日本から学ぶべきこともたくさんある、と綴っている。
日本旅行を通じて、「さすがに日本人は高度経済成長という世界でもまれにみる奇跡を実現した民族だけはある」と称賛する一方で、同時に筆者は日本人を恐ろしくも感じたそうだ。なぜなら、「こんなにも優秀な国が、ただの小さな島というポジションに満足するわけがない」からだそうだ。日本人はすばらしく優秀だが、敵に回したら恐ろしいと感じたのだろう。「日本人は度が過ぎるほどの心配性で注意深く、その研ぎ澄まされた危機感には、寒気がするほどだった」と回顧している。(編集担当:畠山栄)
【中国ブログ】娘が3年間を過ごした東京を訪問し「胸がいっぱい」
サーチナニュース 2014年4月28日
娘が日本に留学していたという中国人ブロガーの天空的色彩(ハンドルネーム)さんは、娘の卒業式に出席するため訪日、東京を訪れたという。北京や上海など、筆者にとってなじみのある大都市と比べ、東京は「いろんな意味で大都市という感じがしなかった」と自らのブログで綴っている。
例えば東京の高層ビル群は、上海のビルほど高くはないし、道路は北京の道路ほど広くもない。東京といえども郊外の住宅街は一軒家が多く、そして電柱が多い。筆者は自身がこれまで持っていた「大都市の定義」とは若干かけ離れた大都市・東京に戸惑いを見せながらも、「東京は渋滞はなく、静かできれい。どうやら、この都市はじっくり観察してみなければいけない」と興味深く思ったようだ。
筆者はその後、住宅地や公園などを観察し、東京の人びとが「生活を楽しんでいる」ことに気が付いたという。住宅の周りは、どこも花や植物でいっぱいで、開け放した窓からきれいな景色が見えるようになっているらしいと感心した様子。また、どこの家にも感じの良い門や表札、呼び鈴、郵便受け、ライトなどが取り付けてあり、「日本人のこだわりを感じた」という。
また東京をはじめ、日本では公園が無料で誰でも利用できることに関心を持った様子の筆者。中国では入園料を取る公園も少なくないからであろう。卒業式シーズンということで、ちょうど桜の時期でもあったため、公園では多くの家族連れやグループが連れ立って敷物を敷いてお花見を楽しんでいる様子が感慨深かったようだ。また、高齢者が公園で写真を撮ったり絵を書いたりと、それぞれが自分の趣味を楽しんでいることにも注目している。
筆者は東京滞在を通じて、「東京の人たちは食事や買物、トイレなど何をするにも列を作っており、忍耐強い」と指摘、さらにトイレを見れば東京の人たちがいかに清潔さを好むかが分かるなどと綴っている。また、公共の場所では大声で騒ぐ人やケンカをする人はおらず、秩序があって礼儀正しかったと振り返った。
生活感にあふれた大都市・東京に筆者は、「娘はここで3年間を過ごしたのか」と胸がいっぱいになったようだが、大都市・東京が実は住みやすい素敵な街で、きっと安心したに違いない。(編集担当:畠山栄)
【中国ブログ】客室乗務員が語る「乗客が日本人だと仕事が楽」
サーチナニュース 2014年5月27日
日本人のマナーの良さと礼儀正しさは世界的にも広く知られたことだが、それは飛行機のなかでも同じで、日本人客は客室乗務員からの受けが良いらしい。中国人ブロガーのGulnaza_Bek(ハンドルネーム)さんは日本発着便で働く同僚から、乗客が日本人だと仕事がしやすいと常々聞かされていたそうだが、今回初めて搭乗した日本便でそれを実感したという。
日本では「お客様は神様だ」などといった言葉があるものの、たとえサービスを受ける側であっても、客であることを盾に威張り散らすような人は少なく、礼儀正しい人が多い。筆者によると、むやみにコールボタンを押す日本人客はおらず、クレームを言う人もいなかったそうで、とても静かで秩序正しく、「われわれが走り回る必要はなかった」と振り返っている。
また、筆者が機内食を回収する際に驚いたというのは、食べ散らかしたりする日本人客はおらず、まるで食事を渡した時と同じような状態で返ってきたことだったそうだ。確かに日本人は食事のマナーとして、食べ散らかすことは行儀の悪いことと考えるため、たとえ機内食であってもトレーなどを極端に汚すような人は少ないだろう。
機内での仕事も無事に終わり、日本に到着した筆者。空港のほか街を散策してみたというが、空港も街もとても「静か」だったことがとても気に入ったという。さらに街を歩いていると日本人はとても親切で、行く先々の土産物屋で歓迎を受け、買い物をしなかったにもかかわらず、ちょっとした縁担ぎのプレゼントまでもらったらしい。
また、近くの席で食事をしていた女性などはフレンドリーに、どこから来たのか、日本の食事は口に合うかと話しかけてくれて、お勧めの観光スポットや交通機関についても教えてくれてくれた、と嬉しげに語っている。
今後も客室乗務員として日本便に搭乗する機会があると語る筆者は、「新たな日本を発掘してみたい」と次のフライトを楽しみにしているようだ。筆者にとって初めての日本が好印象だったことは日本人として何より嬉しいことであり、次回の訪日でも筆者の日本に対する印象がさらに良くなるよう願っている。(編集担当:畠山栄)