2018年5月23日水曜日

首相動静に載せなかった極秘会談の数々

 今治市の獣医学部(加計学園)新設に関する「安倍首相の関与」はもうとっくに「詰んでいる」事柄です。( ⇒ 「安倍総理は詰んでる  自白がないだけ」 江田憲司 
 愛媛県が国会に提出した新しい資料でそのことは一層明確になりました。愛媛県は「善意の第三者(むしろそうした問題がない方が良いという立場)」なので、このことに関して事実を偽る(捏造する)必要はまったくありません。
 しかし安倍首相は早速、「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」と開き直りました。たとえどんなに状況が「真っ黒」であっても、自分が自白しなければ凌げるという経験と確信に基づくものです。
 
 そもそも、政府は「面会記録は随時廃棄している」と説明しているのですから、3年前の面会記録を確認できる筈がありません。まあ、「廃棄している」という言い分が虚偽なのでしょうが、LITERAも「まるこ姫の独り言」も、新聞等の「首相動静」に記載されない面会等はいくらでもあるとしています。
 官邸の構造は、記者の目に触れない動線で入館することが可能になっているので大いにそれを活用してきたと、官房長官を務めたことのある枝野氏がツイートしています(まるこ姫)。
 
 かつて日本を「菊と刀」(皇室と武士)で特徴づけたベネディクトは、日本の文化を「恥の文化」と呼び、恥に染まるよりも潔く死を選ぶ気質だと見做しました。
「惻隠の情」を持ち、「水に落ちた犬を打」つ気質のない普通の日本人は、「恥の文化」が完全に欠如した人間への対処法を持っていないというのが実情です。
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安倍首相が破棄したはずの「官邸記録」を根拠に加計理事長との面会を否定(笑)。 首相動静に載せなかった極秘会談の数々
LITERA 2018年5月22日.
「新しい獣医大学の考えはいいね」──安倍首相が2015年2月25日に加計孝太郎理事長と面談し、獣医学部新設構想に同意を示していたことが記されていた愛媛県の新文書。これによって安倍首相の「加計氏から獣医学部の新設について相談や依頼があったことは一切ない」「計画を知ったのは2017年1月20日」という答弁が大嘘であったことがはっきりとした。
 
 しかし、予想通りと言うべきか、安倍首相はまたも愛媛県文書の否定にかかっている。昨晩は記者から「『獣医学部、いいね』と言ったのですか?」と質問されても無言で立ち去った安倍首相だが、今朝は一転、「ご指摘の日に加計理事長と会ったことはない」「獣医学部新設について、加計氏から話をされたこともないし、私から話をしたこともない」と新文書の内容を否定し、こう話した。
「念のため、昨日、官邸の記録を調べたが、確認できなかった」
 官邸の記録……? そもそも官邸の入館記録は「破棄」されたのではなかったのか。実際、萩生田光一・元官房副長官は「訪問者の入邸確認後、訪問予約届はその使用目的を終えることから、公文書管理法や関係規則等に基づき遅滞なく破棄する扱い」と述べてきたし、安倍首相自身も「総理官邸に入館した方の記録は基本的に定期的に廃棄をしている」(4月11日衆院予算委員会)と答弁していたではないか。その、遅滞なく速やかに破棄されたはずの3年前の記録を、安倍首相は昨晩「確認した」と言うのだ。これは「いままで国会で嘘をついてきた」と白状しているようなものではないか。
 
 しかも、愛媛県の新文書には、柳瀬唯夫首相秘書官のみならず加藤勝信内閣官房副長官(当時)までもが加計学園関係者と面談するなど、当時、いかに官邸の安倍首相側近たちが加計と接触を重ねていたかが記されている。そうしたなかで安倍首相の面談をセッティングするのに、側近たちが記録を残さないかたちで加計理事長を入邸させていても不思議はない
 実際、池上彰はウェブサイト「P+D MAGAZINE」の連載で、総理官邸の建て替え以降、総理が極秘に人と会うことが可能になっていると指摘している。
「ただし、総理官邸が建て替えられてからは、記者たちの目の届かないルートを通って総理執務室に入ることが可能になりました。これ以降、「首相動静」に報じられる会談以外にも、極秘の会談がありうるようになりました。」
 
加計理事長とのバーべキューも秋元康、見城徹との組閣ごっこも首相動静に記述なし
 いや、そもそも安倍首相はなぜ、加計理事長と面談したのが「官邸」だと限定しているのか。同日夜、安倍首相は公邸で各府省庁の副大臣と菅義偉官房長官と会食を約1時間30分にわたっておこなっているが、この合間に事前に公邸に招かれていた加計理事長と15分の面談をおこなった可能性もある。
 さらに、加計理事長と私邸で会った可能性もある。加計理事長は昭恵夫人とも昵懇で、森功氏の著書『悪だくみ 「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』(文藝春秋)でもふたりの関係について、〈その親密な交際は、日本国内のクリスマスパーティやゴルフ、飲食にとどまらない。海外にもいっしょに頻繁に出かけた〉〈下戸だった首相に代わり、大酒飲みの夫人たちの面倒をみてきたのが、ほかならぬ加計なのだ〉と書かれている。加計理事長が私邸で昭恵夫人と安倍首相の帰宅を待って“宅飲み”していてもおかしくはない関係なのだ。
 つまり、安倍首相は破棄したはずの「官邸の記録」をもち出して加計理事長と会ってなどいないと否定するが、ふたりが面談をおこなったのは官邸以外の場所、公邸や私邸である可能性は十分考えられるのだ。
 
 他方、安倍応援団やネトウヨたちも「首相動静には加計理事長と会っていたなどとは書かれていない!」として愛媛県文書の内容を同じく否定しにかかっている。だが、これもまったくナンセンスな話だ。
 たとえば、2013年5月に安倍首相の別荘でおこなわれたバーベキューの際も、加計理事長が参加していたにもかかわらず、各社の動静には名前は出ていなかった。
 名前が乗らないケースだけではない。会合そのものが消されているケースもある。安倍首相は「お友だち」である秋元康や幻冬舎の見城徹社長らと2015年3月、総理公邸の西階段で「組閣ごっこ」写真を撮影し、それが「フライデー」(講談社)に報道されたが、このときの会食も首相動静には一切出ていない
 また、安倍首相と会食した経済評論家の三橋貴明氏はその会食をブログで報告する際、こう書いていた。
〈「財務省が日本を滅ぼす」を書いた三橋との会食を持ちかけたのは両端の方々ですが、「クローズではなく、オープンで」と決めたのは官邸であること(オープンなので、総理動静にも載りました)〉
 つまり、これは会談そのものをオープンにするかクローズにするか、官邸が恣意的に選んでいるということだろう。
 
当の安倍首相も首相動静に載らない加計との面談を認めていた!
 しかも、こうした首相動静が完全な情報ではないことは、当の安倍首相自身が認めている事実だ。
 5月14日におこなわれた衆院予算委員会の集中審議で、無所属の会・江田憲司議員に「第1次政権では加計氏と1回も会食もゴルフもしていないのに、第2次政権では17回もしているのはどういう事情か?」と問われた安倍首相は、こう答弁している。
「一次政権のときも加計さんと会食したことはありますけども、いわば、たまたま名前が外に出ていないということだろうと思います。あの、それはよくあることですから」
 ネトウヨは「首相動静に記述がない! はい論破!」などと騒いでいるが、安倍首相自らが述べているように、名前が動静に載らないことは「よくあること」なのである。
 このように、安倍首相も、安倍首相を擁護したいネトウヨも必死になって加計理事長との面談を否定しているが、いずれもまったく反証になっていないのだ。
 
 その上、今回提出された愛媛県の新文書の正しさを証明する証言も出てきた。2015年2月に加計学園関係者と面談したと新文書に記述されている当時の加藤官房副長官(現・厚労相)は、「地元(岡山県)の事務所で確か事務局長が来て、10回以上チャレンジしたけど難しいという話があった」と、面談の事実を認めているのだ。
 愛媛県の記録と安倍首相の言い分、一体どちらが事実で、どちらが嘘をついているのか。愛媛県の中村時広知事の参考人招致はもちろんだが、この1年、嘘ばかりの答弁に終始してきた可能性が高まった安倍首相こそ、偽証罪に問われる証人喚問が必要だろう。(編集部)
 
 

愛媛県が文書を公開、この期に及んでも負けを認めない安倍首相とその一派

安倍包囲網が少しずつ狭まってきている。

まるこ姫の独り言 2018-05-22

安倍シンパのテレビコメンティターやネトウヨ・ネトサポたちは、モリカケ問題を何がなんでも終息させたいが為か、国内外で重要な案件が山積みなのに、いつまでモリカケ問題をやっているのかと執拗に野党批判をしてきたが、この問題、終わりそうになるとまた新たな疑惑が出てくる。
これだけ疑惑が出てきたら野党だって問題視しないわけにはいかないだろうに。。
安倍首相は国会で何度となく、自分が加計学園計画を知ったのは2017年1月20日だと言い張っていて、野党議員もそうだが国会を見ていた人は、そんな事はあり得ないだろうと思っていたが、たが、何せ政権側は都合の悪い文書は破棄するし、証人
さえも嘘ばっかり述べるし、面会記録も破棄したと言い張るし。
 
が、またまた安倍首相の答弁を否定するような公文書を愛媛県側が出して来た。
 
                                           5/21(月) 18:49配信 
 愛媛県は21日、学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、新たな文書を国会に提出した。
 文書には、安倍晋三首相が学園の加計孝太郎理事長と2015年2月25日に面談し、「獣医大学の考えはいいね」と発言したと記載されている。

安倍首相とその一派の柳瀬元秘書官は、即座に加計孝太郎や愛媛県関係者とは面会していないと否定している。
ここでも、文書より自分たちの記憶の方が正しいと言っているが記憶ほどあやふやなものはないし、自分の都合で塗り替える事もできる。
それが記憶だ。

安倍首相は、首相動静にも載っていないし、官邸の記録を見たが確認できなかったと言っているが、官邸の入館記録を破棄したといっていたのは、誰だったのか(笑)
破棄していたら記録を見る必要がどこにあるのか。。。。
言わずもがな事、思わず言っちゃったな(笑)
自分達が記録はあるという事を証明している。
都合が悪くなると破棄したと言い、都合が良くなると記録を見た。ハア?だ
しかも、首相動静だって、すべてのメディアが把握している訳ではない。
政治や官邸に詳しい知識人たちは、必ずしも首相のすべてが「首相動静」に載ることはないと言っているし、メディアをまいて極秘に面会することもあると。
そして官邸に入るのに分からなくする方法はいくらでもあると言っている。
 
枝野幸男氏のツィート
  確かに、官邸の総理執務室等への「表の」出入り口にはカメラが付いていて、記者さんなどがチェックしています。しかし、執務室以外で会うことや、カメラのない動線で執務室に入ることは可能です。私も官房長官時代に、総理動静に載らない会い方で総理と会っていました。
民主党政権時代の官房長官の言葉だけに説得力がある。
 
今日も安倍シンパの矢代弁護士がひるおびで、愛媛文書は加計学園側の伝聞が書いてあるから果たして信ぴょう性があるのかとコメントしていたが、安倍首相の国会でなんとどなく言っていた「妻に聞いたら妻は言っていないと言っていた」答弁より、何百倍、何千倍も信ぴょう性がある。
 
愛媛県幹部>安倍首相は文書の内容を否定したが、職員が加計学園側から聞き取った内容を正直に書いている。脚色する必要はない
誰だってそう思うよなぁ。。。勝手に盛る必要ないだろうし。

それでも、盗人猛々しい政権は、負けを認めない。
安倍首相、柳瀬元秘書官、悪代官菅たちがとっかえひっかえ出て来ては、未だに自己の正当性を主張する。
とっくの昔に詰んでいるのに、姑息にもまだ誤魔化しおおせると思っているが、社会に与える悪影響はいかばかりか。。。。