2019年5月11日土曜日

11- 「皇室の先祖の 天照大神」 NHKが誤報を認める

 NHKは9日、先に平成天皇、皇后両陛下が退位を報告するため伊勢神宮を参拝された際、「皇室の祖先の『天照大神』をまつる伊勢神宮の内宮」と報じていたことを明らかにしました。
 放送では、「天照大神」が皇室の祖先であることを肯定することになるので、それまでは「皇室の祖先とされる『天照大神』」などと、史実と誤解されないように伝えるのが通例でした。
 放送後インターネットで批判されたので NHK NEWS WEB記事上では訂正しましたが、放送では訂正しなかったということです。
 
天照大神」は、奈良時代(8世紀)に 口承文学を基に編纂した記紀に出てくる神話が母体で、その紀元は「弥生時代早期」以前に当たります。
※ 1940年=紀元2600年
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神話か史実か NHK「皇室の祖先の天照大神」ミス認め釈明
毎日新聞 2019年5月9日 22時13分
 NHKは9日、上田良一会長の定例記者会見で、先月18日に当時の天皇、皇后両陛下(現上皇ご夫妻)が退位を報告するため伊勢神宮(三重県伊勢市)を参拝された際、当日のニュースで「皇室の祖先の『天照大神』をまつる伊勢神宮の内宮」と報じていたことを明らかにした。 
 
 NHKによると、天照大神については「皇室の祖先とされる『天照大神』」などと、史実と誤解されないように伝えることが通例だという。NHKはミスであることを認め、「内宮についての説明で一部、丁寧さを欠いていた。天皇を神格化しようといった特別な意図があったわけではない」と釈明した。 
 この問題を巡っては放送後、インターネット上などで、神話と史実を混同させる表現だとして批判や疑問の声が視聴者から上がっていた。NHKは批判を受け、ニュースサイトに掲載していた原稿を「皇室の祖先とされる『天照大神』」と修正し、訂正放送などはしていないという。【小林祥晃】