2020年2月7日金曜日

07- 連携で首相追い詰めた 野国連、質問の成果確認

 安倍首相は政治資金規正法と公職選挙法の違反を免れるために、後援会が主催したホテルニューオータニでの前夜祭の支払いについて、出席者一人一人がホテルと契約して支払い、領収書を受け取ったという珍回答をしています。口が裂けても後援会が契約(し支払いを)したとは言わない訳です。
 ではホテル側が800人の予定で会場や食事を準備したのに対して、欠席者はキャンセル料を払ったのかと質問すると、「(キャンセル料については)多少発生しても問題ないと契約している。子どもは徴収しなくていいと了解を得ている」と首相は答弁しました27日)。
 それに対して5日、大串議員が、「先週、総理が答弁した『多少のキャンセルが出てもよいということで契約した』…。この契約や了解をしたのは安倍事務所ではなかったのか?」と訊いたところ、首相ははじめは話をそらしていたものの、大串議員から「聞かれたことだけ答えて」と言われ、「契約というのは訂正する合意をしていると答えました。
 出ました!!辻褄が合わなくなると前言を翻すという、内田樹氏が友人の検事から聞いたというヤクザの使う手法です。しかしそもそも「契約「相対する二人以上の『合意』によって成立する法律行為」(ブログ:日本がアブナイ)なので同じことです(書類化されているかどうかは問題外)。

 辻褄が合わなくなっても絶対に認めず、言い逃れを続ける ・・・ それは自分の非を認めず、話をすり替えたり人のせいにする子どもと同じ行為で、日刊ゲンダイやLITERAなどが繰り返し指摘する「幼児性(全開)」というものです。
 
 国会の答弁で安倍首相が、時間をいたずらに費やし、焦点をそらすために様々な言葉を乱発していることは周知の事実ですが、今回の予算委において5日迄の計8日間で、
「あの、繰り返しになりますがですね」、という言葉を112回使ったということです(朝日新聞)。
 もはや恥を知らない人間につける薬はなさそうです。

 しんぶん赤旗の記事とブログ「くろねこの短語」を紹介します。
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連携で首相追い詰めた 野国連、質問の成果確認
しんぶん赤旗 2020年2月6日
(写真)野党国対委員長連絡会に出席する穀田氏(左から3人目)と塩川鉄也国対委員長代理(右端)=5日、国会内
 日本共産党と、立憲民主党、国民民主党などの共同会派の国対委員長は5日、国会内で野党国対委員長連絡会を開きました。衆参両院の予算委員会の基本的質疑での、「桜を見る会」、カジノ汚職、自衛隊の中東派兵などをめぐる論戦で、安倍晋三首相の答弁の破綻ぶりが明らかになったとして、引き続き首相の姿勢や国政全般での追及を強めることを確認しました。
 野党国対委員長は、4日の衆院予算委員会で安倍首相が野党議員に対し、「うそをついている」と面罵(めんば)したのは、「許し難い発言だ」との認識で一致。首相に謝罪と撤回を求めることを確認しました。
 日本共産党の穀田恵二国対委員長は同会後の記者会見で、「『桜を見る会』をめぐり、『募ると募集は違う』と言ってのけたり、正式な招待状が届く前に安倍事務所から案内状が出ていたりだとか、国会に平気でうそをつき通しているのは安倍首相本人だ。答弁の破綻は明確だ。この間、野党が連携して追い詰めてきた結果だ」と語りました。
 また、5日の野国連では、横浜港に停泊中のクルーズ船内での新型コロナウイルスの感染状況などについての情報を共有し、非常に深刻だとの認識で一致しました。


首相答弁 迷走 前夜祭の契約主体めぐり
しんぶん赤旗 2020年2月6日
 安倍晋三首相は5日の衆院予算委員会で、首相主催の「桜を見る会」の前夜祭をめぐって、18歳以下の会費を徴収しないことやキャンセルについて安倍事務所がホテル側と「合意」したと述べました。
 立憲民主党、国民民主党などの共同会派の大串博志議員への答弁。前夜祭の「契約」主体をめぐり、安倍首相は参加者とホテル側が個別に契約したと説明していますが、野党の追及を受けて答弁の迷走が広がっています。
 大串氏は、安倍首相が「多少のキャンセルが発生しても問題ないという中で契約をしている」と答弁したことをあげ、「契約を了解したのは安倍事務所職員ではないのか」と追及。安倍首相は「契約の主体は参加者だ」と主張しました。
 大串氏が「多少のキャンセルが出ても良いという『契約』ではなかったとすると、何だったのか」とさらにただすと、安倍首相は「それは(ホテルと)事務所側が『合意』している」と答弁を修正。安倍首相は4日の衆院予算委では、キャンセル料について「ホテル側の判断で取り決めを行わなかった」とも答弁しており、「契約」をめぐる首相答弁は矛盾しています。
 さらに、大串氏は、安倍首相が「桜を見る会」招待者の推薦に際し、「妻(昭恵氏)の意見を聞くことがあった」と答弁していることについて、「(昭恵氏が)推薦した方を、安倍首相がやめたほうがいいとはねたケースはあるのか」と追及。安倍首相は「プライバシーにかかわること」として答弁を拒否しました。
 一方、同会派の小川淳也議員は、安倍政権になって「桜を見る会」の参加者が急増した点について、「誰か一人でも(安倍首相を)いさめた人はいるのか」と追及。菅義偉官房長官は「漫然と(参加者が)増えてきたことへの危機感がなさすぎたと反省している」と述べました。


くろねこの短語 2020年2月 6日
 新聞・TVは、新型コロナウイルスとアメリカ大統領選の話題で持ちきり。新型コロナウイルスなんか、「煽るな、煽るな」とエクスキューズしながら、その実は感染の恐怖を煽りまくるんだから、去年の台風の時に「命を守るため、早めの備え、避難を」ってアナウンサーが血相変えて呼びかけていたのを思い出しちまった。
 どちらも重要なニュースであることは間違いないけど、いまの日本にはもっと重要な問題が国会で議論されてるってことがどこかへ行っちゃってねんだね。おそらく、意識してやってるんだろうけど、事は総理大臣の犯罪疑惑ですからね。ああ、それなのに、立憲民主のシッポジージョ安住君がちょいと新聞各紙を揶揄するような悪戯を仕掛けたら、鬼の首を取ったかのように叩きまくっている。
 確かに、大人気ないというか、軽率ではあっただろうけど、国会の議論はスルーするくせに、トッポジージョ安住君についてはボロクソに報道するってのはいかがなもんだろう。選択制夫婦別姓について「だったら結婚しなけりゃいい」とほざいた杉田汚水脈はお咎めなしで、まともに報道すらしなかったくせに、いまのメディアの立ち位置がよくわかろうというものだ。
 でもって、国会なんだが、初老の小学生・ペテン総理がこれまでの答弁を修正して、改めて「契約の主体は参加者だ。事務所は合意し、仲介している」って言い訳したってね。「多少のキャンセルが発生しても問題ないという契約をしている」という答弁との矛盾を突かれてのことで、おそらく出まかせ出放題だから自分でも何言ってたのかわかんなくなっちゃってるんだろうね。
 こうしたペテン総理の答弁の矛盾というのは、毎日のように国会で繰り広げられているんだが、なんで新聞・TVはそこをしっかりと検証する報道をしないのかねえ。ペテン総理の言い訳が法的にどんな意味を持つのか。ペテン総理の子供じみたパーソナリティーを冷笑するだけで、その実、その発言の持つ違法性にはまったく無頓着を装うんだから、新聞・TVも共犯者ってことだ。
 ああ、それなのに、野党議員の鋭い突っ込みを、ともすれば「言い合い」なんてレベルに矮小化するんだから、この国のジャーナリズムは落ちるところまで落ちているとしか言い様がありません。