クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で、20日新たに乗客2人・乗員11人の合わせて13人の感染が明らかになりました(検査対象数52人)。最近の経過は下記のとおりです。
クルーズ船内感染者数
感染者数
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感染者数累計
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検査済者数累計
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罹患率
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2月17日
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99
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454
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1723
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26.3%
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2月18日
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88
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542
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2404
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22.5%
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2月19日
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79
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621
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3011
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20.6%
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2月20日
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13
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634
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3063
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20.7%
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註 20日になって突然検査者数が52人に減った理由は不明です。当初の総員数は3711人
だったので、検査済者数の累計はまだ600人余の不足があります。
19日からクルーズ船の乗客たちのうち感染していない人たちの下船が認められ、21日中に完了するということです。
その人たちはその後続々と帰宅していますが、直接自宅に帰すことに対して海外からは疑問の声が上がっているということです。当然公共交通機関を使って帰宅させることに対してもです。
米国の場合は、チャーター機で帰国させた乗客たちをさらに14日間隔離して感染を調査すると先に報じられましたが、どうもそうした考えかたが一般的なようです。
NHKの記事を紹介します。
海外の乗客を帰国させるチャーター機の飛来も多くなりました。その記事も併せて紹介します。
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クルーズ船 下船した人たちへの対応疑問視 海外メディア
NHK NEWS WEB 2020年2月20日
新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した人たちへの日本政府の対応について、海外のメディアからは疑問や懸念の声が相次いでいます。
アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは「日本がクルーズ船の乗客を自由にした。安全なのか?」という見出しで日本以外の多くの国が船内での隔離期間に実効性がなかったと見なし、自国民を帰国させたあと、さらに2週間隔離していると伝えています。
そのうえで、「最近感染したばかりの人は下船前の検査で陰性だったとしても、数日後に発症する可能性がある」というオーストラリアの専門家の指摘を紹介し、乗客を下船させたあと公共交通機関などで帰宅させた対応に疑問を呈しています。
また、イギリスの公共放送BBCは船内の感染対策の不備を訴える神戸大学の岩田健太郎教授のインタビューや、アメリカのCDC=疾病対策センターによる「船内で症状がない感染者がこれほどのペースで新たに確認されていることは今もリスクが続いている証拠だ」という声明とともに、韓国政府がクルーズ船に乗っていた外国人の入国を禁止したこともあわせて紹介しています。
さらに、ロイター通信は「船内でウイルスに継続的にさらされているのに、どうして検疫態勢を解除できるのか。疫学的な見地からは道理にかなっていない」とするイスラエルの専門家の談話を紹介するとともに、「日本政府の対応への批判は高まっている。安倍総理大臣にとって栄誉あるものになるはずだったオリンピック・イヤーは汚された」と伝えています。
官房長官「政府対応 丁寧に説明したい」
菅官房長官は、20日午前の記者会見で、集団感染が確認されたクルーズ船をめぐる日本政府の対応に、海外メディアなどから批判が出ていることについて、「政府の取り組みは適切であると思っている。これまでも各国大使館への説明会などを行ってきているが、引き続き政府の取り組みについては内外に丁寧に説明をしていきたい」と述べました。
また、クルーズ船で感染が広がったことをめぐり、菅官房長官は「今月5日以降、感染拡大防止の措置がとられ、徐々に発症者が減少し、現在は、ほぼ感染者の発生がないという状況まで確認されている」と説明したうえで、乗員に対する対応については、「熱のある方にはしっかり検査をして、陽性の方は、入院をしていただくなど、対応をしている」と述べました。
新型ウイルス クルーズ船 各国が帰国に向けチャーター機派遣
NHK NEWS WEB 2020年2月20日 19時04分
新型コロナウイルスの集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に残っていた乗客の下船が19日から始まり、19日も各国が帰国に向けて、チャーター機を派遣する動きが相次いでいます。
このうちイタリア政府は現地時間の19日夜、イタリア軍の輸送機を派遣し、日本時間の午後3時すぎに羽田空港に到着しました。
この輸送機を運用するのはイタリアですが、EU=ヨーロッパ連合はEU市民を保護する観点から費用の支援を表明しています。
今後、医療チームが帰国を希望する人たちの検査を行い、感染が確認されなければ、30人のイタリア人のほか、EU加盟国のドイツやフランスなどのおよそ30人を乗せて、準備が整い次第、日本をあとにするということです。
またカナダが派遣したチャーター機もすでに羽田空港に到着していて、今後帰国者の人数が確定したあと、21日早朝、帰国の途につく予定です。
一方で船内に78人が乗っていたイギリス政府もチャーター機を派遣することにしていて、21日、日本に到着する予定です。
香港は20日夜、2機目のチャーター機を日本に派遣し、21日以降、希望者を乗せて香港に戻ることにしています。
そして台湾も21日の午後、チャーター機を派遣する予定で、およそ20人を乗せて21日夜、台湾に戻ることにしています。