「史上最強! 安倍内閣の閣議決定が半端ない! ~ 」とする記事を出しました。
そこには『珍閣議決定』が多数紹介されていて、安倍内閣の閣議決定が如何なるものなのかその実態がよく分かります。(^○^)
原文には豊富な写真版が添付されていますので、興味のある方はそちらをご覧になってください。
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史上最強! 安倍内閣の閣議決定が半端ない!
「安倍首相は当然ポツダム宣言を読んでいる」から「島尻大臣は歯舞という漢字が読めない、ということはない」まで(笑)
Everyone says I love you ! 2020年2月3日
安倍内閣が閣議決定で何でもかんでもありにしてしまうイメージってあるじゃないですか?
この週刊ポストの記事で思い出したんですが、これは笑うわ(笑)。
『安倍首相はかつて党首討論で、志位和夫・日本共産党委員長からポツダム宣言の条文について質問され、「まだその部分をつまびらかに読んでおりません」と答弁したことがある。
日頃、目の敵にしている共産党に背中を見せたことがよほど悔しかったのだろう。野党の質問主意書で質されると、こんな閣議決定がなされた。
〈安倍内閣総理大臣は、ポツダム宣言については、当然、読んでいる〉』
ポツダム宣言をなぜ安倍首相は読んでおくべきなのか。大事件をテレ朝以外のテレビ局は報道しなかった。
もちろん、安倍政権の閣議決定で一番ひどかったのは、それまで半世紀にわたって、集団的自衛権の行使は憲法9条に違反して違憲だとしてきたのをいきなり閣議決定だけで
「集団的自衛権の行使も憲法9条で許容される自衛の措置である」
と決めちゃったことです。
自衛隊ができた時からずっと専守防衛、つまり日本が攻められた時だけ自衛権は行使できるってことで、個別的自衛権の行使しか許されていないとしてきたのに、法制局長官を変えて、アメリカが攻められた時に日本がアメリカを守るために相手国を攻めてもいい集団的自衛権の行使も許されるとしてしまいました。
その結果、閣議決定で何でもできると味をしめた安倍内閣の珍閣議決定は以下の通り。
・銃剣道は軍国主義の復活や戦前回帰の一環との指摘は当たらない
・教育勅語を教材に用いることは、憲法や教育基本法に反しない形である限り、否定されない
・警察庁は現在も共産党の暴力革命の方針に変更はないと認識している
・「2020年改憲発言」は自民党総裁としてのもので、首相の職務として行われたものではなく、立法府軽視には当たらない
・安倍首相が国会演説中に自民党議員らが起立、拍手したのは、 自衛隊員などに心から敬意を表そうと呼びかけたもので、猛省すべきとの指摘は当たらない
・憲法9条は核兵器の保有及び使用を禁止しているわけではない
・「そもそも」という言葉には「基本的に」という意味もある
・森友学園の国有地払い下げで政治家からの不当な働きかけはなかった
・安倍首相の妻・昭恵氏は公人ではなく私人
・島尻沖縄北方大臣が「歯舞」の読み方を知らないという事実はない
・安倍首相はポツダム宣言を当然読んでいる
・自衛隊は国際法上、一般的には軍隊と取り扱われる
島尻大臣が歯舞を「はぼまい」って読めるもん!っていう閣議決定っていったい(笑)。
実は憲法学上、閣議決定による憲法解釈は「有権的解釈」=権力を持っている政府の解釈、として、それなりに重みをもって扱われてきていました。
しかし、安倍内閣になってから、珍閣議決定が連発するのでもう誰も有権的解釈という言葉さえ使いません。
最近では、桜を見る会について、
『政府による「反社会的勢力」という言葉の過去の使用例と意味について「国会答弁、説明資料などでの、使用のすべての実例や意味について、「網羅的な確認は困難」である』
つまり、反社会的勢力って定義があいまいだから、僕や私が反社を呼んだとはわからないもんねえ!?と言い出しました。
小泉進次郎氏のセクシー発言に関しては
『セクシーの正確な訳出は困難だが、ロングマン英和辞典(初版)によれば『(考え方が)魅力的な』といった意味がある』
いらねえだろ、この閣議決定!
憲法学者の水島朝穂・早稲田大学法学学術院教授は
「安倍晋三という『無知の突破力』をもつ首相が長期在職していることによって引き起こされた異常事態」
とおっしゃってますが、安倍内閣はアラビア湾への自衛隊派兵も国会の承認なしに閣議決定で決めてしまいました。
これほど馬鹿な内閣総理大臣をこのままにしておくと、私たちの生命が危ないです。
閣議決定を打ち出の小づちみたいに使っている安倍内閣ですが、おかげで閣議決定の重みが地に堕ちました。
っていうか、大平首相とか宮澤首相のころにあった、内閣総理大臣というものに対する敬意の念が、もう小学生とかに全然ないよね、今!(笑)