2016年3月16日水曜日

安倍首相の野党攻撃は異常でみっともない

 安倍首相は国会でも講演でも、野党 特に民主党の批判を繰り広げていますが、余りにも執拗で度が過ぎています。
 最近は「民主・共産」の共闘を攻撃目標に「選挙のためだったら何でもする、こんな無責任な勢力に負けるわけにはいかない」と叫び、品位のない攻撃ビラを作らせました。
 かつて総理の座にあった人がこれほど野党批判を展開したことがあったでしょうか。異様というしかありません。
 
 「まるこ姫の独り言」は「党大会で目の色変えて野党を誹謗中傷する安倍首相、みっともない」とするブログを発表しました。
 また小沢一郎氏(事務所)は「国会答弁も含め、これだけ野党批判に執着する総理は珍しい」と、ツイートしています。
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党大会で目の色変えて野党を誹謗中傷する安倍首相、みっともない
(太字強調・青字強調は原文による)
まるこ姫の独り言 2016年3月14日
自民党の体質が日々劣化しているのは、政治を見ている人は良く分かると思うのだが、これほどになるとは。
安倍首相、まるでゴロツキのアジテーターになってしまった。
自民党の党大会で、野党への怪文書もどきの誹謗中傷がひどすぎる。自民党政権の総理が、かつてこれほど野党批判を展開した事があっただろうか。
野党が権力者を批判するのは分かるが、権力者が野党批判。どれだけ粘着質なのか、そして余裕がなさすぎだろうに。
 
安倍首相 参院選にむけ民主党などに対抗心
        日本テレビ系(NNN)3月13日
 安倍首相は13日開かれた自民党の党大会で、夏の参議院選挙について「選挙のためだったら何でもする、こんな無責任な勢力に負けるわけにはいかない」と述べて、民主党などへの対抗心をあらわにした。
 
国会の答弁でもこういった傾向が見受けられる。
質問にまともに答えたことは皆無と言って良いくらいはぐらかしの連続で、言い負かされそうになると、必ずたった3年間の民主党政権をこき下ろす。
自民党の今の政策がどうなったかを聞かれているだけなのに、それには答えず、”過去、あなた方はこうだった、ああだった”相手を貶める事で優位に立とうとする後ろ向きな答弁を繰り返す姿は、中継を見ている方も、本当に嫌な気分になる。
 
なぜそこまで3年間の民主党政権を目の敵にするのか。。。
この国の政治のほとんどに自民党がかかわってきて、政権運営などはできて当たり前の世界で、言ってみれば横綱の様な存在が、ポッと出の民主党政権を異常に貶めるのか、何をそこまで神経を尖らせるのか理解に苦しむ。
 
どんなに不祥事があっても、どんなに舌禍があっても、支持率は常に40パーセント以上あって(日本7不思議の一つ)少しも落ちる気配すらない。
安定政権と言っても過言ではないのに、異常に民主党を恐れているような言動は、なんなのか。
もっとも、ほとんどのマスゴミが政権ヨイショで生計を立てている現状だからこそ、安泰でいられるのだろうが。。。。
日本に、政権の暴走を鋭く監視するマスメディアが沢山いたらとっくの昔に政権は転覆していたのに。
 
安倍首相のヤジやアジはとどまるところを知らず、どんどんエスカレートをするばかりだが、今度は自民党の党大会で、
      >選挙のためだったら何でもする、こんな無責任な勢力に負けわけにはいかない
 
またまたよく言うよの世界だ。
そっくり返されて当然なのに、ネット上では安倍首相同様、訳も分からず安倍首相の発言を受け入れている。本当にアホかと思うが。。。。
 
選挙のためだったら何でもするのは、自民党の伝統芸、専売特許で、権力を持っているだけにあざとすぎる。選挙の前になると、途端に一般庶民に優しくなるのがこの党の特徴で、次々へと庶民へ寄り添う姿を見せてくる。
 
参議院選挙前の今、また実現する気もない公約を乱発している。
衆議院選挙では、経済再生、この道しかない、経済最優先と言い続けてきたが、結局、目標は何一つ達成できないどころか、経済が悪くなる一方で、やったのは安保法制強行突破、そして、国内総貧乏時代到来で、格差が拡大しただけだ。
国民を苦しめるだけの安倍政権が、なぜいつまでも支持されるのだろう。
無責任なのは権力を乱用している安倍政権その物じゃないか。
強いものにはなびき、弱いものをくじく安倍首相の体質がそのまま表れている。
 
  スパムコメントが一日に600程度来るものですから、当分の間、実験のため「一つの記事のコメントは次の日の夜7時までは受け付けますが、その後はコメントを受け付けない」に変更させていただきたいと思います。申し訳ありませんがよろしくお願いいたします(゚ー゚;
 
 
国会答弁も含め、これだけ野党批判に執着する総理は珍しい
小沢一郎(事務所)2016年3月14日
 
いまの安倍総理の話の内容は大半が野党批判。
国会でも、自分たちの今の政策を問われているのに野党批判に多くの時間をかけ、議論は深まるどころか中身ゼロになる。
保育園問題もスル―するつもりが、世論から批判が出てから、あわててやれ対策本部だとパフォーマンスに血眼になる。いつも同じパターン。
 
国会答弁も含め、これだけ野党批判に執着する総理は珍しい。
大体総理というのは「最高権力者」として常に泰然自若として抑制的な答弁をし、メディアからの批判にも慎重な物言いをする。
ところが現政権は、野党批判に血眼になり、メディアも威圧し続けている。
明らかに戦後の民主制を変質させつつある。
 
アベノミクスのやらせ政策で確かに一頃株価は上がった。
円安にもなった。バズーカのサプライズも一時は効いた。しかし、いま効かなくなった。
みんな気づき始めている。アベノミクスは経済と金融システムを歪めただけ。
正に選挙のためには見境なく何でもやるという政権の基本姿勢を象徴したものである。
 
権力を持つものというのは謙虚でなければならない。
戦後歴代政権にはそれぞれ一定の謙虚さというものがあった。
権力の暴走には誰かがどこかでブレーキをかけた。しかし今誰も止めるものがいない。
抑制的にふるまうどころか、あらゆる局面で歯止めない権力行使を志向している。
止められるのは国民だけ。
 
安倍総理は自党の党大会で「選挙のためには何でもやる勢力」と野党を例によってこき下ろしていた。
その言葉はむしろ安倍政権にこそふさわしい。
選挙目当ての高齢者給付金3,600億円、選挙目当ての異次元バズーカ、軽減でもなんでもない軽減税率。
後先考えない選挙目当て政策のオンパレードである。