2016年3月3日木曜日

「ぐんま市民連合へいわの風」が発足

 夏の参院選で、安保法廃止で結束して群馬県内の野党に統一候補の擁立を呼び掛ける「ぐんま市民連合 へいわの風」が1日、発足しました。
 市民連合は、若者グループ「PAG」、市民団体「かたつむりの会」、女性団体「ママの会@ぐんま」などが中心で、各団体のメンバーら計約200賛同者になっています。
 共産党と社民党は民主党が候補者を擁立できれば一本化に前向きですが、民主党県連の候補者選定は難航しているということです
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
安保法廃止で結束「ぐんま市民連合へいわの風」発足会見 群馬
東京新聞 2016年3月2日
 夏の参院選を前に、安保法廃止で結束して県内の野党に統一候補の擁立を呼び掛ける「ぐんま市民連合 へいわの風」が一日発足し、県庁で記者会見した。野党共闘への賛同を求める署名を集め、民主、共産、社民三党の県組織が交渉するテーブルを設けるなどの活動に取り組む見通し。
 
 市民連合はいずれも安保法廃止の共通理念を持つ、若者グループ「PAG」、市民団体「かたつむりの会」、女性団体「安保関連法に反対するママの会@ぐんま」などが中心となり、各団体のメンバーら計約二百人の賛同者がいるという。
 呼び掛け人には、詩画作家の星野富弘さん、群馬大の黒須俊夫名誉教授(メディア論)ら有識者や、各団体の中心メンバーなど計十人が名を連ねた。
 会見で藤井正希・群馬大准教授(憲法学)は「安保法は違憲と固く信じており、声を上げなければという危機感から加わった。参院選の結果次第では憲法改正へ向かってしまう。市民連合により、市民が野党の接着剤のような役割を果たすべきだ」と強調した。
 
 呼び掛け人で、PAGの白石知己医師は「この連合が市民の政治への期待につながればと思う。ただ、市民連合が自ら候補者を擁立することは、今は考えていない」と説明した。
 市民連合は今後、ホームページ、フェイスブック、ツイッターの開設を予定しており、アクセスして問い合わせができる。
 
 参院選の群馬選挙区(改選数一)には、自民党現職の中曽根弘文氏(70)、共産党新人で党県委員の伊藤達也氏(32)が立候補する予定。共産党県委員会と社民党県連は民主党県連が候補者を擁立できれば、一本化に前向きだ。ただ、民主党県連の候補者選定は難航している。(菅原洋)