2016年3月6日日曜日

06- 貧困の子供には税金は使えないのかと小林よしのり氏

 小林よしのり氏は右翼論客を自任していますが、安倍首相に対しては時折厳しい批判を浴びせています。
 安倍氏が米議会で卑屈な表現を並べ立てた演説をした時にも口を極めて批判しました。
 
 今回は、安倍内閣が貧困の子どもたちを援助するのを民間からの寄付に頼ろうとしているのに対して
子供の貧困なんかに国費は出せない、企業の寄付に頼ろうぜ、これって恐るべき薄情さで、同じ日本人とは思えないし、同じ人間とも思えない!
と、怒りを爆発させました。まことに指摘の通りです。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
貧困の子供には税金は使えない?  
小林よしのり BLOGOS 2016年03月03日 
民主党の蓮舫議員が追及していたが、そもそも子供の貧困対策を民間からの寄付に頼ろうとしていた事実に驚いた。国費から出すつもりはなかったのか!
 
しかも国費から出したのは、子供の貧困対策の寄付を募るための宣伝活動で、2億円!2億円をポスターや、フォーラム開催や、インターネット広報に使ってしまい、その結果、集まった寄付が1949万円!
「2億円を基金に入れれば良かった」という蓮舫氏の発言は、まったくその通りだ。
 
子供の貧困なんかに国費は出せない、企業の寄付に頼ろうぜ、これって恐るべき薄情さで、同じ日本人とは思えないし、同じ人間とも思えない!
 
それで「育休不倫」の宮崎謙介を女性票集めに利用できると、首相みずから後押ししていたのだから、驚くべき偽善だ!「育休」まで取ってもらえる裕福な子供には、もっと手厚く、一日3食食べられない貧困の子供には、当てのない寄付で!それが政府の考えらしい。
 
政権のPRになる宣伝活動だけは我々の税金を投入し、貧困の子供には税金は使わない。冷酷無比の政権を支持するのも、冷酷無比の国民である。これが民主主義の現実なのだ。