小沢一郎(事務所)ツイート 6月23日~26日
6月23日
安倍総理は、先日も、党首討論番組の進行がどうのと半逆切れ状態であった。
こんなことで、わあわあ騒ぎ立てる、感情をおもてに出し、司会者を脅すようなことをいうのは、やはり総理としてはいかがなものか。
だから、メディアを威圧しているという批判を受けるのである。
総理のこの態度で明らかである。
安倍総理は、党首討論でも、突如延々と聞いたこともないような統計の数字を、極めて都合よく、自慢げに開陳する。
リーダーとしては、ほとんど喜劇的である。
一方で、エンゲル係数の急増や実質賃金のマイナス、低迷するGDPには、ほんど触れない。
まず実態を見たほうがよい。
「生活」は悪化している。
安倍総理は、先日の記者クラブでの党首討論で、こちらが、「なぜ例年6月末の年金運用実績の公表を参院選後に先延ばししたのか」と質問しても、全く答えなかった。
質問されたこと自体忘れてしまったのかもしれない。これが実態。
都合の悪いことには触れない。年金の5割を株に投入。どうするつもりか。
6月24日
英国のEU離脱問題を契機とした円安バブルの崩壊。
株価は1,300円を超える大暴落、為替もついに一時99円/ドルをつけた。
安倍政権は、人気取りの株価対策のため、株に年金の半分も投入してきたのである。
自慢げな街頭演説をする前に、まず年金の損失状況について国民に説明しなければならない。
アベノミクスの人々はおそらく全く責任を感じていないのだろう。
全部海外要因、とんだとばっちりぐらいに感じているのだろう。
あまりに愚かで最悪である。
戦後ここまで滅茶苦茶な経済政策はなかった。
125円/ドルまでふかせて、そのバブルが破裂。でも全部外国が悪いと。
アベノリスクの破裂である。
6月25日
バイ マイ アベノミクス!
この愚かしい総理の絶叫で、今日どれだけの国民と企業が迷惑を被っていることだろう。
総理が株を買えなどというのは狂気の沙汰。
マスメディアも問題視しなかった。
だからこうなった。
年金も。
取り巻きの珍説を鵜のみにし、見境ない滅茶苦茶をやる。
それがアベノミクス。
安倍政権は一体あの高値の時、単なる選挙目当ての人気取りの株価維持のため、いくらの年金と日銀資金をつぎ込んだのか。
今や日銀もがんじがらめで身動きはとれない。
肝心な時に政策の手段が全くない。
愚かとしか言いようがない。
全く馬鹿げている。
メディアは必要なことはしっかりと報道しないとダメ。
メディアは英国のEU離脱で大変だと表面的なことしか報じていないが、本当に大変なのは年金である。
安倍政権が半分を株に突っ込んだため、昨年度の運用損失は5兆円を超えると見られているが、この公表を安倍政権は先延ばしした。
今後の株価動向によっては、年金制度が立ち行かなくなる危険性もある。
安倍政権は自民党憲法案も年金消失も全て隠ぺい。
そして野党共闘批判ばかりしている。
「気を付けよう甘い言葉と~党」とか ろくでもないことしか言わない。
こういう安倍総理にこそ一番気を付けなければならない。
まず、なぜ年金の半分を高値の株に投入するなどというバカなことをしたのかを説明すべき。
6月26日
一時的な政策にはほとんど意味はない。
少子化なら本格的な子ども手当を真剣に考えるべきだし、消費拡大なら非正規雇用ばかりの雇用体系を本格的に見直す必要がある。
いまアベノミクスは目先の人気取りで国運を危うくしつつある。
必要ないのに人気取りで燥いで、後先のことも考えず、盛大な宴会をして、散財してしまって、それで肝心な危機の時に使うお金が全く残っていない。
アベノミクスを例えると、こういうことになる。
さんざんジャブジャブやってきた政府にも日銀にも打つ手は今やほとんどない。
「無責任」というほかはない。
マイナス金利でもほとんど貸出は伸びていない。当局も認めている。
当然である。
中小企業に聞けばよい。
融資基準が緩くなったわけではないから相変わらず銀行はなかなかお金を貸さない。
また、ただ金利が安いからといって必要ないのにお金を借りるわけではない。
なぜこんな簡単なことがわからないのか。