2016年6月23日木曜日

「報ステ」の党首討論で安倍首相が 終了1分遅れに激怒 +

 21テレビ朝日で放映された参院選向け党首討論番組の収録で、安倍晋三首相が、予定していた終了時間を1分オーバーしたとして、放送局側に文句を言ったということです。
 21日の時事通信は「収録を終えた首相は、司会者らに(収録は午後)6時までって言ったじゃないですか。びっしりなんですから、日程が』、などと不満をぶつけた。これに関して岡田氏は、番組が終わってから首相が相当文句を言っていた。あれが首相の姿かと思うとがくぜんとすると記者団に語」ったと報じました。
 安倍氏は勿論その夜の飛行機便には乗れました。1分の遅れがそれほど重大であれば、何故そのあと数分を費やして放送局側に文句を言ったのでしょうか。理屈が合いません。
 
 安倍氏は、翌日も怒りが収まらなかったようで、22日の夕方にもフェイスブックで、「報道ステーションの対応にはあきれました」と、収録が約1分間長引いたことを強く非難したということです。
 こういうのを「粘着質」あるいは「偏執的」というのでしょうか、その異常さにはただ唖然とします。
 
 LITERAの記事を紹介します。
 
+「まるこ姫の独り言」を追記(太字強調は原文による)
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『報ステ』党首討論で安倍首相が醜態! 終了1分遅れに逆ギレ、
「改憲隠し」追及には唖然とする詭弁を連発
LITERA 2016年6月22日
 これがこの国の総理大臣なのか……そう深い溜息をつかずにはいられなかった。昨夜に放送された『報道ステーション』(テレビ朝日)の9党党首討論での出来事に、だ。
 
 討論は生放送ではなく当日に事前収録されたものが放送されたのだが、その中身は安倍首相の独演会状態。なぜなら他党代表が話している最中に「簡潔に申し上げます」と言って安倍首相が割って入り、長々と言いたいことをまくし立てたからだ。
 しかも、番組の最後に民進党・岡田克也代表が、安倍首相の都合で党首討論が来週以降開かれないことに反発している最中に、安倍首相はイライラした様子で腕時計を指さし、こう声をあげた。
「ちょっと6時に出なきゃいけないんだよ、飛行機の問題があるから!」
 
 あれだけ「国民に丁寧に説明をする」と言っていたのに、この有り様。見苦しいにも程があるが、これにはさらに続きがある。時事通信によれば、安倍首相は収録後も「(収録は午後)6時までって言ったじゃないですか。びっしりなんですから、日程が」と司会者に詰め寄ったといい、朝日新聞も同様に〈首相は声を荒らげてさらに激しく抗議を続けた〉と報じている。しかも、収録が終わったのは当初の終了時刻である6時を約1分過ぎただけだった。
 人の話も聞かずさんざん喋り倒して、たった1分遅れただけで激昂し、司会者に抗議するって……。喋って長引かせたのはお前だろう、というより、その時間があるならさっさと空港に向かえばいいのに……。
 
 いまに始まった話ではないにしろ、大人としてあまりにも恥ずかしすぎる醜態を晒した安倍首相。テレビの前でウンザリした視聴者も多かっただろうと思うが、昨夜はそうした残念感のさらに上をゆく、はっきり言って有権者をバカにしているとしか思えない問題があらためて浮かび上がった。
 
 それは、安倍首相が選挙の争点からなんとか外そうと躍起になっている、憲法改正の問題だ。
 振り返るまでもなく、安倍首相はずっと憲法改正を「参院選の争点になる」と宣言してきた。たとえば、2014年の総選挙が終わるなり、「憲法改正は自民党の悲願であり、立党以来の目標だ」「憲法改正の必要性を訴えていく」と発言し、昨年、安保法制を強行採決した後も、早々に参院選で憲法改正を自民党の公約に掲げることを明言。今年に入ってからも1月の年頭記者会見で「(憲法改正を)参院選でしっかりと訴えていく。国民的な議論を深めていきたい」と息巻いていた。
 それが、いざ参院選を目前にすると、憲法改正の話題を“封印”。街頭演説では憲法改正に一言もふれないという“争点隠し”を行っている。
 
 昨夜の『報ステ』では、この言行不一致の理由を富川悠太キャスターが安倍首相に質問。すると、安倍首相は、“演説時間は15分しかない”だの“経済政策も地域再生も一億総活躍社会も外交も訴えなきゃいけない”だのと言い訳を並べ、このように述べた。
「憲法改正しますって言ったって、それはあまりにもアバウトじゃないですか。ですから、そういうことには時間は割いていません」
 「しかし、マニフェストのなかに書いてあります」
 
 アバウトだから時間は割かないと言うが、街頭演説ではたっぷりと時間を費やして野党批判に精を出しているではないか。しかも、自民党がマニフェストで憲法改正にふれているのは、いちばん最後、たったの10行だ。討論中に生活の党と山本太郎となかまたちの共同代表である山本太郎氏は「思い出していただきたい。昨年夏の安保法制、どのような方法で行われたか。マニフェストの最後のほう271番目にちょこんと書かれていただけでも、いちばん国会で時間を使ってそれを達成した」と指摘したが、まさにその通り。安倍首相は、選挙前は改憲の話に口をつぐんでいても、いざ議席を確保すれば「憲法改正は国民の信任を得ている」などと言い出すのは目に見えている。
 
 だが、安倍首相の屁理屈はまだまだつづいた。とくに失笑を禁じ得なかったのは、こんな詭弁だ。
「これ、ヘンな話なんですがね、憲法改正反対してる人たちが『安倍さん(改憲の話を街頭演説で)言うべきだ』と言うね。なんともこれ、逆転している現象が(笑)。ヘンなんです。ヘンだと思いませんか?」
 いや、全然ヘンじゃないんですが、という話である。そもそも、そうした批判があがるのは安倍首相が国民を目くらまししようと意図的に改憲の話題を避けているからであって、自民党改憲草案が示している人権の制限や個人の個性を否定する内容を隠したまま選挙を行うのは、国民への背信行為にほかならない。やましいことがないならはっきり話せばいいだけなのに、それを「ヘンな話ですね」と混ぜ返すのは、安倍首相お得意の“論点のすり替え”だ。
 
 さらに、である。安倍首相は憲法9条改正に手を付ける気でいるのかを問いただされると、「自民党は改正案をお示ししている」と言いながらも、つづけてこう話した。
「これまだ賛成してるのは我が党の議員だけですから。(改憲発議に必要な議席数)3分の2、はるか遠いですね? これはいまの段階では100%不可能ですし、我が党が参議院選挙で3分の2とるのも100%不可能ですし、自民党・公明で3分の2をとるのも、おそらくこれ100%不可能ですよ」
 憲法9条は変える気でいると言いながら、「はるか遠い」と言うのは、選挙に影響するのを恐れての、たんなるごまかしだ。その上、改憲への協力を公言するおおさか維新の存在をネグり、参院選で自公が3分の2の議席をとるのも「100%不可能」などと言うのは、憲法改正に不安をもっている人びとを油断させ、かつ支持者に危機感をもたせようという腹の内なのだろう。一体、どこまで国民を愚弄すれば気が済むのか。
 
 しかも、安倍首相は、改憲に向けて「次の国会から憲法審査会をぜひ動かしていきたい」と明言。「(憲法審査会という)委員会があるのに、動かさないほうがおかしいでしょ?」とさえ言ったが、これもとんだ暴言だ。
 というのも、昨年、開かれた憲法審査会では、自民党推薦の長谷部恭男・早稲田大学教授を含む憲法学者3名が安保法制を「違憲」と断じたことで、自民党は真っ青になって憲法審査会での審議を事実上ストップさせた。不都合な事態に陥ったことで審議をやめてしまったくせに、「動かさないほうがおかしいでしょ?」とはよく言ったものである。
 
 しかし、ここに参院選の結果次第では恐ろしい状況になりかねない可能性が秘められている。もし、おおさか維新など含めた改憲勢力が3分の2の議席を確保することになれば、当然、この憲法審査会でも与党が主導権をもって改憲への議論を押し進めていくことになる。そして、安保法制のときのように強行して国会で可決にもち込まれれば、改憲を問うための国民投票は発議から60日以後180日以内で行われる。つまり、国民が満足な議論を行うだけの時間もないまま、あっという間に国民投票に突入してしまうのだ。
 
 安倍首相がどれだけ憲法改正を「はるか遠い」と言っても、それは本心などでは断じてない。本人が隠そうとするのなら、選挙当日まで、憲法改正こそが参院選における最大の争点なのだということを、草の根ででも徹底して周知させていかなくてはならないだろう。 (水井多賀子)
 
昨日の報ステ、安倍首相一人喋りまくり他党の党首の発言に割って入り、
最後は一分超過でキレる
まるこ姫の独り言 2016年6月22日
昨日の報ステ、すごかった。
各党の党首討論が行われたが、安倍首相一人が喋りまくり、野党の党首が安倍政権の批判を言い出すと、すかさず割って入り野党の党首に少しも喋らせない。少しは黙って聞けないのか
 
それでなくても野党の党首の時間は短いのに、その短い時間でさえ取り上げて、自分は延々と喋る。
司会の局アナが、時間は短めにと言っているのに聞きはしない。あれ、ほとんど安倍首相だけが喋っていた。どれだけ、62歳の幼稚園児なのか。駄々っ子その物。まるで我儘な一人王様状態だった
 
その安倍首相、終了時刻が予定の午後6時より約1分過ぎたことに腹を立て局アナを怒ったのだと。
やはりこの人間も、強いものになびき弱い方を虐める側の人間だという事がよくわかる。
 
安倍首相「ちょっとフェアじゃない」 番組収録で抗議
           朝日新聞デジタル6月21日(火)23時22分配信
安倍晋三首相が21日、テレビ朝日「報道ステーション」の収録後、終了時刻が予定の午後6時より約1分過ぎたことに腹を立て、司会者に「6時までと言ったじゃない。時間を守ってもらわないと困る。飛行機の時間があるんだから」と詰め寄る場面があった。

たった一分過ぎただけで怒る話か?
そりゃ20分も30分も過ぎたなら飛行機の時間云々になっても仕方のない部分もあるが、たったの1分すぎただけで詰め寄る?これが一国の首相というのだから、情けなくて涙が出る。
器が小さいというか、度量がないというか。。。。。。
 
時間が過ぎたとすれば、自分がべらべら人の話も聞かずに喋り過ぎたせいじゃないのか。
フェアじゃないのは、人の話も聞かず、聞かれてもいない事をダラダラ喋りとおした安倍首相自身だし、それも分かっていないようで、まったくこの人間にはつける薬がない。
 
この写真が安倍首相の幼稚園児振りを表している。たった1分超過しただけでこれだけの礼儀のなさ。
(安倍首相一人が立ったままの写真 添付省略
 
私も党首討論の終了時まで見ていたが、各政党の党首が最後のお辞儀をしている最中に安倍首相一人がお辞儀もせず立ち上がっている場面を見て、ものすごく違和感があった。そういう事だったのか。。。。。
 
>最終盤で司会者が「テレビでの党首討論が今週で最後。首相の都合もあると聞いているが」と質問。首相は「菅政権の時、党首討論は4回。今度は5回」と反論した。
 
すぐに民主党政権時の話を持ち出す安倍首相。党首討論をやればやるほど、安倍首相の人となりが良く見えて来る。
岡田代表は、
>最後の2週間に党首討論がないというのは、異常だ。ぜひやってください。首相が来ないのであれば、我々だけでもやる。
 
安倍首相抜きでやったらいいじゃないか。安倍首相がいない方が、まともな討論になる。