2016年6月6日月曜日

国会前で女性5000人が「赤い鎖」 京都でも2000人が「大行動」

 4日、安全保障関連法に反対する女性たち5000人が、赤色の服やアクセサリーを身に着けて手をつなぐ抗議行動「ヒューマンチェーン(人間の鎖)」を行い、国会の周囲2キロを取り囲みました
 
 京都では、戦争法廃止や安倍内閣退陣をめざす、そ「6・4京都大行動」が行われ、2000人が参加しました。
 
 いずれも5日の「全国総がかり大行動」に呼応したものです
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安保法廃止へ思いつなぐ 国会前で女性5000人「赤い鎖」
東京新聞 2016年6月5日
 集団的自衛権の行使容認を柱とした安全保障関連法に反対する女性たちが四日、赤色の服やアクセサリーを身に着けて手をつなぐ抗議行動「ヒューマンチェーン(人間の鎖)」を行い、国会の周囲二キロを取り囲んだ。主催者発表で五千人が参加し、参院選に向けて「戦争法は憲法違反。いますぐ廃止」と声を上げた。
 
 市民団体「女の平和」に加わる心理学者の横湯園子さん(76)らが呼び掛け人となっており、昨年一、六月に続いて三回目。
 国会正門前では、憲法を市民に知ってもらう活動をしている若手弁護士グループ「明日の自由を守る若手弁護士の会」共同代表の黒沢いつきさん(35)がスピーチ。「子どもたちに『戦争ができる国になってしまったが、あの時ママは反対した』と言うのではなく、安保法廃止という結果を残したい。立憲主義を取り戻す戦いだ」と訴えた。
 二十代の息子が陸上自衛隊員で「平和子(たいらかずこ)」の名で活動する北海道千歳市の五十代の女性は「自衛隊は日本各地の大災害で不眠不休で救助にあたってくれる国民の宝物。将棋の駒のようにヒョイと危険な紛争地に送ることは許せない」と怒りをぶつけた。
 
 国会周辺では五日午後零時半に、全国の大学の安保法に反対する有志の会が国会正門前に集まる。午後二時からは市民団体「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が大規模な集会を実施する。(小川慎一)
 

写真
赤い色を身につけ、国会議事堂を囲み平和を訴える女性たち=4日午後、東京・永田町で

「これからも声上げる」 京都大行動
しんぶん赤旗 2016年6月5日
 参院選で、市民と政党が力を合わせて戦争法廃止や安倍内閣退陣をめざそうと、京都府内の幅広い84団体がよびかけた「6・4京都大行動」が4日、京都市東山区の円山音楽堂で行われ、2000人が参加しました。5日の「全国総がかり大行動」に呼応したもの。
 
 京都市役所前までの繁華街をデモ行進し「憲法守る政治家選ぼう」「安保法制絶対反対」と唱和しました。
 京都憲法共同センター、戦争をさせない1000人委員会京都連絡会、市民アクション@きょうと、シールズ関西、ママの会@京都などがリレートーク。
 高校生でつくる「スクールオブデモクラシーin京都」の、たろうさんは「未来は政治を動かす一部の人たちのものではない。高校生や若者のものでもある。だから、これからも声を上げ、行動し続ける」と述べました。
 6政党がスピーチ。参院京都選挙区(改選数2)の日本共産党・大河原としたか予定候補は「自民・公明を少数に追い込むために、京都で自民党を打ち負かそう」と力説。民進党の福山哲郎参院議員、生活の党、社民党、新社会党、緑の党の代表らが訴えました。