2016年6月25日土曜日

25- 参院選序盤 改憲勢力2/3うかがう情勢

 各紙の参院選序盤の予測では、改憲勢力が2/3をうかがう状況で、自民党も改選分で60議席(改選前50議席)に迫る勢いということです。
 昨年9月の安全保障法制の強行成立に対する国民の怒りを、この参院選にぶつけるということではなかったのでしょうか。
 
 東京新聞の参院選序盤情勢の記事とブログ:「日々雑感」の「安倍自公政権を支持することは ”(戦前軍部への)この道” を行くことになる覚悟をすべきだ」を紹介します。
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参院選序盤情勢 改憲勢力2/3うかがう 半数超が投票先未定
東京新聞 2016年6月24日
 共同通信社が行った参院選に関する電話世論調査と取材を加味した序盤情勢分析では、安倍晋三首相が目指す改憲に賛同する勢力は、改憲発議に必要な三分の二(百六十二議席)をうかがう。自民、公明両党は合計で、首相が勝敗ラインとする改選過半数(六十一議席)を上回り、七十台に乗せる勢い。自民党は六十議席に迫り、非改選と合わせて二十七年ぶりの参院単独過半数を視野に入れる。
 民進党は二十台後半にとどまり、共産党は伸長する見込みだ。
 投票先を「まだ決めていない」のは選挙区58・0%、比例代表53・4%となっており、七月十日の投開票に向け情勢が変わる可能性がある。
 
 参院選は選挙区七十三議席、比例代表四十八議席の計百二十一議席が改選される。自民党は五十七議席を獲得すれば単独過半数を達成する。過去最多の七選挙区に候補を擁立した公明党は比例代表と合わせて十議席台半ばと堅調だ。選挙区で当落線上の埼玉で、てこ入れを図る。
 民進党は現職が出馬した奈良、岐阜などで苦戦。共産党は東京などで議席を固め、改選三議席から十近くまで伸ばしそうだ。おおさか維新は大阪、兵庫を含め計五議席程度の見通し。
 改選二議席の社民党は比例代表での一議席にとどまる可能性がある。生活の党、日本のこころを大切にする党、新党改革は、議席獲得の見通しが立っていない。
 
 国会が改憲を発議するには、衆院と共に参院でも定数(二四二)の三分の二以上が必要。与党とおおさか維新、日本のこころの非改選議席は八十四あり、四党が連携すればあと七十八議席で到達する。
 
 全国に三十二ある一人区が選挙戦全体の勝敗の鍵を握る。候補者一本化で自民党候補との対決に臨む民進、共産、社民、生活の野党四党側は、山梨、長野など十選挙区で先行。滋賀、香川など二十二選挙区で挽回を図る。
 
 【調査の方法】22、23の両日、全国の有権者を対象に、コンピューターで無作為に電話番号を発生させて電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)法で実施した。今回、無作為に発生させた番号のうち実際に有権者がいる世帯にかかったのは3万4240件で、このうち2万7597人から回答を得た。
 
 
安倍自公政権を支持することは
「(戦前軍部への)この道」を行くことになる覚悟をすべきだ
日々雑感 2016年6月24日
 参議院選の得票議席予想は安倍自公政権与党が2/3を窺う勢いだという。悪い冗談はやめてもらいたい。
 安倍自公政権が何をしようとしているのか明らかではないか。TPPや派遣業法の野放図な緩和などはグローバリズムにこの国を持って行こうとするものでしかない。 いわゆる「構造改革」とはそういうことだ。
 
 悪名高い特定秘密保護法や「戦争法」などはまさしく戦前軍部の暴走への道を再び歩もうとするものでしかない。国民のためでは決してない、米国の1%のために日本の若者を戦場へ送り出す陰謀そのものだ。
 こうした解り切った売国・反国民政権の安倍自公政権を支持する日本国民がいること自体が信じ難いが、その獲得議席が過半数どころか2/3を超えるというのは悪夢というしかない。
 日本国民よ、悪い夢から醒めよ。戦前軍部の暴走した道を再び歩もうとする安倍自公政権の策動に載せられてはならない。