今年も全国の高校生が核兵器廃絶を求める署名を集めました。署名はこの1年間に過去最多の21万人余りに達し、11日、長崎県から選ばれた「高校生平和大使」の3人に手渡しました。
国連に届ける高校生の代表「高校生平和大使」に手渡されました。
3人は全国各地から選ばれたほかの高校生平和大使とともに、今月22日、軍縮会議の事務局があるスイスのジュネーブの国連ヨーロッパ本部に署名を届けます。
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高校生集めた核兵器廃絶求める署名が過去最多 国連に提出へ
NHK NEWS WEB 2017年8月11日
全国の高校生が集めた核兵器廃絶を求める署名が、この1年間に過去最多の21万人余りに達し、11日、国連に届ける高校生の代表「高校生平和大使」に手渡されました。
この署名は1998年のインドとパキスタンの核実験をきっかけに、核兵器の廃絶を求めて長崎などの高校生が毎年集めていて、ことしで17回目です。
11日は全国の高校生がこの1年間に集めた署名を集約する集会が長崎市で開かれ、署名の数が21万4300人と去年よりも9万人近く増え、過去最多となったことが発表されました。
続いて、署名活動に携わった高校生たちが、ことし長崎県から選ばれた「高校生平和大使」の3人に署名を手渡しました。署名を受け取った佐世保市の冨田里奈さんは「こんなに集まるとは思っていなくて、すごく驚いています。署名を集めるのは楽なことではありませんが、みんなで乗り越えてきた結果だと思う」と話しました。
また、長崎市の溝上大喜さんは「責任を持って国連に届け、核兵器廃絶への思いを世界に向かって訴えてきたい」と決意を語りました。
3人は全国各地から選ばれたほかの高校生平和大使とともに、今月22日、軍縮会議の事務局があるスイスのジュネーブの国連ヨーロッパ本部に署名を届ける予定です。