19日に岩手市を中心に始まった「第63回日本母親大会in岩手」は、20日、全体会議を行い、「子どもたちに『核兵器のない平和で明るい未来』を手渡すために、ともに力をあわせましょう」との大会アピールを採択し閉会しました。
最終日には5500人、2日間でのべ1万700人が参加しました
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日本母親大会 アピールを採択 核兵器ない未来 子らに
しんぶん赤旗 2017年8月21日
「子どもの命を核戦争から守ろう」という母親の願いから始まった日本母親大会。核兵器禁止条約が国連で採択された後に盛岡市を中心に開かれていた第63回大会は20日、全体会を行いました。「子どもたちに『核兵器のない平和で明るい未来』を手渡すために、ともに力をあわせましょう」との大会アピールを5500人の拍手で採択し、閉会。2日間でのべ1万700人が参加しました。
大会では、改憲を許さず、憲法を生かし命とくらしを守り、平和な社会を築く決意を示しました。
主催者あいさつした日本母親大会実行委員会の長尾ゆり代表委員(全労連副議長)は、「東北での野党共闘が全国を励まし、いま、市民と野党との共同が政治を変えている」と強調。核兵器禁止条約の採択に触れ「私たちの行動がわくわくする情勢を切り開いてきた。平和のバトンを次の時代に引き継いでいきましょう」と呼びかけました。
現地実行委員長の髙橋弘美さん(JA岩手県女性組織協議会会長)が、「立場を超え、農業と命を守る運動を広げよう」とあいさつしました。
初めて開催地の知事と市長がそろって来賓として登壇。達増拓也知事は、「母親の視点で生きにくい時代を生きやすい時代にするよう期待します」とあいさつ。谷藤裕明盛岡市長は母親大会が子どもと女性を守る運動をしてきたことに「敬意を表します」とのべました。
岩手の女性のたたかいをコーラスと寸劇で紹介。「今日の運動」として各地や若い世代の代表が発言し、会場は大きな拍手と声援で包まれました。
アジアや中東、東日本大震災の被災地で取材を続けてきたフォトジャーナリストの安田菜津紀さんが記念講演しました。
来年の大会は高知県で開かれます。