安倍首相は第3次内閣改造のスタートに当たり記者会見し、先に憲法を改正し2020年の施行を目指すとしたことについて、「議論をさらに深めていく必要があるとの考えから私が一石を投じたが、スケジュールありきではない。国会が発議するわけなので、国会で議論し、また党主導で進めてもらいたい」と述べ、これまでのものから大幅にトーンダウンさせました。
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首相、改憲「日程ありきでない」 経済最優先を強調
琉球新報 2017年8月3日
第3次安倍第3次改造内閣は3日午後、皇居での認証式を経て発足した。安倍首相は官邸で記者会見し、自身が掲げた改正憲法の20年施行目標について「議論を深めるべきだと一石を投じたが、スケジュールありきではない」と述べた。経済最優先の方針を強調し「政権奪還したときの原点にもう一度立ち返り、謙虚に丁寧に国民の負託に応える」と訴えた。衆院解散・総選挙の時期について「全く白紙だ」とした。
冒頭で、首相は加計学園問題や南スーダン国連平和維持活動部隊の日報隠蔽問題に触れ「国民から大きな不信を招く結果となり、改めて深く反省し、おわび申し上げる」と述べ、深々と頭を下げた。
首相 国民の不信に陳謝 原点に返る
NHK NEWS WEB 2017年8月3日
安倍総理大臣は、第3次安倍第3次改造内閣の発足を受けて記者会見し、国家戦略特区での獣医学部新設などをめぐって国民から不信を招いたことは深く反省するとして陳謝しました。そのうえで安倍総理大臣は「原点にもう一度立ち返らなければならない」と述べ、経済再生をはじめ、政策課題で結果を出すことで信頼回復に努める考えを強調しました。
(中 略)
憲法改正 日程ありきではない
先に憲法を改正し2020年の施行を目指す考えを示したことについて「本年で憲法施行70年の節目を迎え、憲法はどうあるべきか考えなければならないのではないか、議論をさらに深めていく必要があるとの考えから私が一石を投じた」と述べました。そのうえで安倍総理大臣は「スケジュールも一石を投じたが、スケジュールありきではない。そして、国会が発議するわけなので、国会で議論し、また党主導で進めてもらいたい。しっかり党で議論し、国民や国会での議論が深まることを期待している」と述べました。
(後 略)