2017年8月2日水曜日

02- 稲田氏が離任式に出席 謝罪なしに自衛官からは大ブーイング

 稲田前防衛相防衛省で31日開かれた離任式になぜか満面の笑顔で臨みました。通常の感覚であれば離任式を辞退しても不思議ではないのですが・・・

 幹部を前にした挨拶で自らの反省や謝罪の言葉は一切なかったことに対して、出席した自衛官や防衛官僚らから「すべて自衛官が悪いのか。まず自分が謝罪すべきだろう」などと露骨に反発する声が上がったということです
 日刊ゲンダイの記事を紹介します。
(註. 文中の「KY」は「空気が読めない」の意味です)
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日報問題で謝罪せず 稲田氏“KY離任式”に自衛官ブーイング
日刊ゲンダイ 2017年8月1日
 KYバカは死んでも治らないということか。防衛省で31日開かれた離任式に笑顔で臨んだ稲田朋美前防衛相に、自衛隊員から大ブーイングの嵐だ。

 幹部を前にした挨拶で稲田氏は、日報隠蔽問題について「国民の信頼を揺るがし、隊員の士気を低下させかねず、極めて重大かつ深刻だった」「危機感をもって再発防止策を実施していかなければならない」「風通しのよい組織文化を醸成してもらいたい」などと述べ、自らの反省や謝罪の言葉は一切なかった
 これには出席した自衛官や防衛官僚らから「自衛隊員の士気を落としたのは自分だろう」「すべて自衛官が悪いのか。まず自分が謝罪すべき」などと露骨に反発する声が上がった。

 離任式は折しも、北朝鮮のICBM発射を受けて防衛省・自衛隊が高度な警戒態勢を続け、後任の岸田外相兼防衛相が対応に追われている最中に行われた。
 儀仗兵の栄誉礼を受けた後、車で同省を出る稲田氏に「普通なら離任式を辞退する」「そもそも儀仗兵の栄誉礼までして盛大に送り出す必要があるのか」「一番危機感がないのは稲田氏じゃないか」と吐き捨てる幹部もいたという。

 防衛省は1日に予定していた防衛白書の閣議報告を延期した。稲田氏が書いた巻頭言が掲載されており、政府内から「新しい防衛相が書くべきだ」との指摘が出たためだ。稲田氏は防衛省・自衛隊にとって最後の最後までお騒がせの疫病神だった。