2018年8月7日火曜日

07- 森・安倍コンビが 東京5輪に向け サマータイムを導入

 サマータイム制は終戦後に実施されたそうですが、それ以来「効果があった」とか「効果がある」という話を聞いたためしがありません。数千年あるいはそれ以上もかけて作られてきた人間のサイクルを、人為的に変えるというのには無理があるのでしょう。
 それを東京オリンピック・パラリンピックの酷暑対策として、2019年~20年の2年限定で導入しようという動きがあるということです。
 オリ・パラの対策であるなら、その期間だけ対応すれば済むことで、一部に助走期間が必要であるならそうすればよいことです。それを国を挙げて画一的に2年間導入するというのは大間違いでしょう。
 
 サマータイム制の導入は五輪競技組織委会長の森氏の発案で、それを受けた安倍氏もまんざらでもない反応だったということです。
 まあ、安倍政治は一貫して国民本位とは無縁で経過してきたので「さもありなん」ではあるのですが、一体国民にどう説明するのでしょうか。
 
 まるこ姫の怒りのブログを紹介します。(文中の太字・青字強調はすべて原文に拠るものです)
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あらまぁ、悪い冗談かと思っていたらサマータイム導入本気みたい

まるこ姫の独り言 2018年8月6日
政権与党はまた、変な事ばっかり考え付くな。。。。
五輪の森会長が首相官邸を訪れ、安倍首相にサマータイム導入を要請し、安倍首相もまんざらでもない様子だったと報道されていたが、政権与党は、本気で検討に入ったそうだ。ハア?
 
              サンケイ  8/6(月) 7:55配信 
 政府・与党は、平成32(2020)年の東京五輪・パラリンピックの酷暑対策として、夏の時間を2時間繰り上げるサマータイム(夏時間)導入に向け、本格検討に入った。与党はお盆明けにも制度設計に入り、秋の臨時国会への議員立法提出を目指す。平成31、32両年の限定導入となる公算が大きい。
 
まさか、こんなアホな話がトントン拍子に運ぶとは。。。
森が提案するとろくなことが無い。
その提案に安倍首相も乗り気だったという事からして、与党議員がこのアホコンビに忖度したのかもしれないが、浮世離れした議員に掛かったら、何をしでかすか分かったものじゃない見本のようなサマータイム導入。
 
たった2週間のオリンピックの為に、しかもマラソン競技のために、なぜここまで国民生活を変えなければいけないのか。
オリンピックの暑さ対策の為なら、別にサマータイム導入をし無くても、2時間時間をずらすだけの話なのにね。
そもそも暑さ対策なら、なぜ真夏の一番暑いときにオリンピックを開かなければいけないかと言う話だ。
 
選手が動きやすい時期を考えればいいのに、真夏に拘る。
IOCとの約束だとの話もあるが、そんなもの選手ファーストと考えるなら、IOCとじっくり協議しなおせばいいじゃないか。
米国のスポンサーとの兼ね合いなら、時間だけ調整して気候の良いときに開催すれば良いし。
 
なぜ、大会関係者ファーストになるのか、さっぱりわからない。
 
しかもたった2週間のオリンピックの為に国民生活が犠牲にならなければいけないのか。
またまたしかも、2年限定ってどういう事か。
定着したと思ったら、また、変更って、どういうことなのか。
権力者の都合のよいように国民を振り回しているし、本当にこれが導入されると無用な混乱が起きる可能性大だ。
 
日本の場合、一度決定したことは、何が何でもごり押しが決まりで、他者の意見など聞く耳持たない民族性で、度量が無い。

>第一生命経済研究所の永浜利広首席エコノミストは、サマータイム導入で、個人消費が押し上げられ、年間7千億円の経済効果があると試算している。
 
申し訳ないけど、この人の予想は全然当たらない。
安倍政権発足後、この人が出て来て2年も経てばアベノミクスの恩恵を受けて地方も少しずつ経済が上向いてくると語っていたが、5年半経っても景気が良くなった感を実感できないでいる人がほとんどだ。
他の人の安倍礼賛は忘れてしまったが、この人の話だけは鮮明に覚えている。
御用エコノミスト曰く7000億円の経済効果も、マユツバだ(笑