無料学習会に通う低所得世帯を対象にNPO法人キッズドアがアンケートした結果、過去1年間に金銭的な理由で食料を買えない経験をした保護者が34・7%に上ること分かりました。また世帯収入200万円/年以下が30・6%を占め、ひとり親家庭は63・2%でした(調査時期:17年2月)。
ヒマさえあれば一流料理店に通って美食にふけり、ゴルフにも興じ、またその筋への口利き料として驚くほど多額の礼金をせしめている閣僚や政治家たちは、日本の貧困の現状について大いに心すべきです。
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「食料買えない」3割経験 中学生いる低所得世帯、希望学歴に親子差
NPO調査
時事通信 2018年10月22日
無料学習会に通う低所得世帯を対象にアンケートした結果、過去1年間に金銭的な理由で食料を買えない経験をした保護者が34.7%に上ることが22日、NPO法人キッズドア(東京都中央区)の調査で分かった。子どもの貧困が社会的な問題になる中、所得が低い家庭では、食事にもしわ寄せが来ている実態が浮き彫りになった。
調査は2017年2月、ひとり親家庭などを対象にした都内と仙台市内の学習会を利用する中学生と保護者に行われ、それぞれ207人と147人から回答を得た。
その結果、世帯年収は平均304.9万円で、200万円未満が最多の30.6%だった。ひとり親家庭は63.2%を占めた。
保護者に対し、過去1年間にお金が足りずに必要な食料を買えなかった経験を尋ねると「よくあった」と答えた人が1.4%いた。「時々あった」(10.9%)、「まれにあった」(22.4%)を加えると、計34.7%に上った。
一方、希望する最終学歴については、保護者の最多が「高校まで」(38.8%)と答えたのに対し、子どもは「大学まで」(37.7%)が最多で、親子間で考え方に開きがあった。