2018年10月26日金曜日

やっぱりね、解放された途端安田氏に寄り添う安倍(まるこ姫)

 シリアで反政府武装勢力に捕らわれていたフリージャーナリスト・安田純平氏(44が、3年5カ月の拘束ののちに解放され25日夜、無事帰国を果たしました。
 シリアのイドリブ県に追い詰められていた武装勢力が、そこから更に国外に退去させられる状況の中で解放されたものですが、陰にはカタールとトルコの尽力があったとされています。トルコは昔(明治中頃)からの一貫した親日国で、産油大国のカタールにとって日本は3番目の大口購入国です。
 
 ところが23日深夜菅官房長官は記者たちに安田純平氏の解放を告げ「官邸を司令塔とする国際テロ情報収集ユニットを中心にカタールやトルコに働き掛けた結果だ」と自慢しました。
 実は安田氏が解放されたのは会見の4日も前のことで、どうも菅氏はそのことも知らなかったようで、到底司令塔らしくないものでした。司令塔と言えば拉致問題において米・韓の両首脳が北朝鮮に働きかけてくれたときにも、安倍首相は自分が「司令塔の役割を果たしている」と述べて周囲の失笑を買いました。
 
 安倍首相の「やっているフリ」は夙に有名ですが、それだけでなく、成果が上がるとこんどはそれを自分の手柄にしようとするわけで、その姿はまことに浅ましく見苦しい限りです。
 まるこ姫の怒りをお伝えします。
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解放された途端安田氏に寄り添う安倍、報ステ後藤の政府擁護

まるこ姫の独り言 2018年10月25日
やっぱりだった。
手柄を自分にするのがお得意の安倍首相が、放って置く訳がないと思っていたが、案の定、記者会見を開いてはいかに安田さんを心配したふりをするし、裏で動き回っていたと報道させている。
本当に裏で動き回っていたのかしらん。。。
 
そして、今まで安田さんを無視していた安倍首相が、救出が報じられたら、1日2回も会見を開くし、いかにも安否を気にかけていたような発言をしている。
今までの安倍首相や悪代官菅の態度を見ていたら、安否を気にかけていたとは、とても思わないが、一転して寄り添う二人。
 
安倍首相は本当に悪運が強い。まだ神通力があると見える。
 
国会開会日にちょうどいいイメージアップ材料が転がり込んで来たものだから、ここぞとばかりにアピールに余念がない。
これで支持率アップを目論んでいるのだろう。
すぐに騙される国民がいるのも事実だし。
 
報ステを見ていたら、キャスターの後藤が、「これまでの水面下での日本の交渉が功を奏した」みたいなことを言ったリ、「ODAなどの政府援助が回りまわって日本政府を助けたのではないか」と言っていたが????
 
日本政府がチームを作り裏で動いていたなら、なぜ解放されてから4日も知らなかったのか。
シリア人権監視団は23日、安田純平さんが4日前に解放されたと伝えている。
安田氏の前後に拘束された外国人が半年~1年で解放されているそうだし、安田氏だけが解放に3年半もがかかったという事は、日本政府が積極的に解放に向けて動いたとみるのは相当無理がある。
しかも、日本政府の今までの冷酷無比な対応を見ていると、裏でチームを作ってまで救出しようとしていたとは想像できない。
 
本当にチームを作っていたのなら、官邸が指示したのだろうしその官邸が、カタール政府から通達が来て初めて知るなどあり得ないと思うが。。。
官邸が、安田氏解放の全てを知っていなければつじつまが合わないが、解放から4日後に知り、あわただしく会見している。
 
解放交渉や身代金を出したのはカタールだったというし。。
トルコも協力したそうだが。
身代金の支払いをしたのは外国なのに、菅は自分たちが司令塔だと言い出している。
良く言うよ。。。安倍政権は恥を知らないのか。
 
日本政府は一貫して身代金はびた一文も払わないという立場で、「テロには屈しない、テロリストと交渉はしない」と何度聞いたことか。
 
その政府が身代金を払わずにどうやって救出できるのか。
湯川さんや後藤さんが危機に瀕していても、絶対に身代金は払わないとして見捨てた日本政府が、急に邦人をそれも今まで無視して来た安田氏を、特別待遇するとはとても思えない。
 
 
安田純平さん解放劇の裏で…「身代金3億円」漏洩のお粗末
日刊ゲンダイ 2018年10月25日
 シリアで拘束されていたフリージャーナリスト・安田純平氏(44)の解放が24日、確認された。2015年6月から、取材で訪れた内戦下のシリアで行方不明となり、武装勢力に拘束されていた。
 
 23日深夜、解放情報を発表した菅官房長官は「官邸を司令塔とする国際テロ情報収集ユニットを中心にカタールやトルコに働き掛けた結果だ」と自慢げだったが、実は安田氏が解放されたのは会見の4日も前。情報入手が遅すぎる上、菅の“寝耳に水”のような表情は、到底「司令塔」には見えなかった
 
「国際テロ情報収集ユニット」は、外務省や警察庁などの職員が、中東やアフリカなどの現地に赴任し、情報収集を行う組織だ。15年12月に20人規模でスタートしたが、現在の人員は80人。今年度は4.3億円の予算がついたが、外務省は来年度に6.9億円への増額を要求している。立派な組織とはいえ、菅が胸を張るように、安田氏解放に向け活躍したかは疑問だ
「武装組織と直接交渉できる日本の職員はいないため、結局、交渉はトルコやカタール頼みです。先週、安田さんが拘束されていたシリアのイドリブ県に『非武装地帯』が設置されたことで、国外に移動を余儀なくされた武装勢力にすれば、安田さんが“足手まとい”になっていたともっぱらです」(外務省関係者)
 
 さらに、問題なのが身代金だ。在英のシリア人権監視団のアブドルラフマン代表はカタール政府が武装集団に多額の身代金を払ったことを明らかにした。その額は、300万ドル(約3億3000万円)との情報がある。日本政府は身代金の支払いを否定しているが、国際ジャーナリストの春名幹男氏はこう言う。
「真偽は分かりませんが、仮にカタール政府が自らの判断で身代金を払ったとして、邦人を助けてもらった安倍政権はどう対応するのか。官房機密費から支払う可能性がないわけではない。そうすると、テロには屈しないとしてきた方針が崩れてしまいます。そもそも、身代金の情報が報じられたこと自体がお粗末です。情報が漏れないよう、現地のスタッフが関係国としっかり根回ししていたのか疑問です。身代金報道は安倍政権に大きなダメージになるでしょう」
 今後、解放の見返りにカタールにどれだけ吹っかけられるか分からない。解放劇のウラに安倍政権の外交無策が見え隠れする。