8日投開票された岩手県知事選は、野党が推薦した現職の達増拓也氏が、自公推薦の及川敦氏に圧勝し4選を果たしました。
連合岩手が推薦したほか、先の参院選で自民候補を推した業界団体が相次いで自主投票に回ったことが追い風になりました。
得票数は、達増拓也氏 40万2803票、及川敦氏 15万5504票でした。
野党側は8月の埼玉県に続き、与・野党一騎打ちの知事選に連勝したことで、10月の参院埼玉選挙区補選に弾みがつきそうです。
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岩手知事に達増氏4選 野党共闘、自民推薦新人破る
時事通信 2019年09月09日
任期満了に伴う岩手県知事選は8日投開票され、無所属現職の達増拓也氏(55)=立憲民主、国民民主、共産、社民推薦=が、無所属新人で元県議の及川敦氏(52)=自民推薦=を破り、4選を果たした。投票率は過去最低の53.46%だった。
2015年の前回知事選は達増氏が無投票で当選したため、8年ぶりの選挙戦。今年8月の埼玉県知事選に続き、与党候補と野党統一候補による一騎打ちの構図となった。達増氏が勝利したことで、10月の参院埼玉選挙区補選などに向け、主要野党の共闘にさらに弾みがつきそうだ。
達増氏は、復興など今後10年間の県政の方向を示した総合計画に基づく公約をアピール。高い知名度や強固な組織力を生かし、大票田の盛岡市や、小沢一郎氏の影響力が強い県南部を中心に幅広く浸透した。連合岩手が推薦したほか、先の参院選で自民公認候補を推した業界団体が相次いで自主投票に回ったことも追い風となった。
及川氏は公明党県本部の推薦も受け、達増県政と距離を置く県議と連動し、知名度向上に努めた。県南部に独自の地盤を持ち、かつて小沢氏に近かった黄川田徹元衆院議員の支援も受けて巻き返しを図ったが、及ばなかった。
岩手知事選、衆院選へ意義ある勝利 国民・玉木氏
時事通信 2019年09月08日
岩手県知事選で主要野党が推薦した現職の達増拓也氏が4選を決めたことについて、国民民主党の玉木雄一郎代表は8日、「震災復興と地域振興を実現してきた『達増県政』を多くの県民が評価した結果だ。次期衆院選で政権交代を目指すわれわれにとっても非常に意義のあるものだ」との談話を発表した。
玉木氏は「埼玉、岩手両県知事選の勝利を、政権選択選挙となる次期衆院選に結び付けていくためにも、より強固な野党連携を進める」と強調した。
岩手県知事選挙 野党4党推薦の達増拓也氏が4回目の当選
NHK NEWS WEB 2019年9月9日
与野党対決の構図となった岩手県知事選挙は、きのう(8日)投票が行われ、野党4党が推薦した現職の達増拓也氏(55)が自民党と公明党岩手県本部が推薦した新人を抑え、4回目の当選を果たしました。
岩手県知事選挙の結果です。
達増拓也、無所属・現当選 40万2803票。
及川敦、無所属・新 15万5504票。
立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党が推薦した現職の達増氏が、自民党と公明党岩手県本部が推薦した元岩手県議会議員の及川氏を抑え、4回目の当選を果たしました。
達増氏は盛岡市出身の55歳。外務省の職員や衆議院議員を務めたあと、平成19年の岩手県知事選挙で初当選しました。
(後 略)