13日、安全保障関連法案に反対する学生団体「SEALDs KANSAI(シールズ関西)」などが呼びかけた「戦争法案に反対する関西大行動」が大阪市内で行われ、一番の繁華街の御堂筋を約2万人がデモ行進しました。
同じく広島市では、市民団体が中区の公園で集会を開き、約7千人が参加して「NO WAR NO ABE」の人文字をつくり抗議しました。
こうした広汎な国民の怒りを見誤って、国民の反対を押し切って安保法案の成立を画策するのであれば、政府と与党には明日はないことを知るべきです。
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安保法案:大阪で2万人が反対デモ 参院審議大詰めを迎え
毎日新聞 2015年09月13日
安全保障関連法案の参院審議が大詰めを迎え、法案に反対する学生団体「SEALDs KANSAI(シールズ関西)」などが呼びかけた「戦争法案に反対する関西大行動」が13日、大阪市内であった。政府・与党が今週中の成立を目指す中、主催者発表で約2万人が御堂筋をデモ行進し、「戦争法案絶対反対」「今すぐ廃案」と訴えた。
シールズ関西の他、京都、滋賀など関西2府4県で法案に反対する若者らの10団体が参加した。スタート地点となった大阪市西区の靱(うつぼ)公園では、シールズ関西のメンバーで、関西学院大4年の寺田ともかさん(22)が「今決めるべきことがあるとすれば、この欠陥法案を廃案にすることです」とスピーチ。大阪府寝屋川市の高校3年の女子生徒(17)も「武力ではなく、話し合いで解決しようと呼びかけることが本当の積極的平和主義ではないですか」と訴えかけた。参加者は「私の国に、戦争はいらない」「憲法守れ」などと書かれたプラカードを手に歩いた。
デモには、公明党の支持母体である創価学会の会員の姿も。兵庫県姫路市の山川知子さん(59)は創価学会の「三色旗」を描いたプラカードを持って行進。「公明党はもはや政権のブレーキ役ではなく、法案成立に向けて一緒にアクセルを踏んでいる。目を覚まし、軍事力で平和は築けないと考え直してほしい」と話した。【遠藤孝康】
安全保障関連法案に反対してつくられた「NO WAR NO ABE」の人文字=共同