9月17日の参院安保特別委で、鴻池委員長席周辺が騒然とし委員長の議事進行の声を委員が聴き取れない状況下で、肝心の委員会議事録が「聴取不能」として空白であったにもかかわらず、2つの安保関連法案ほか計5件もの採決がされたと与党側が主張するのはおかしいとして、25日、山崎参院議長と鴻池委員長の事務所に「安保関連法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れ」を、醍醐聡東大名誉教授らが提出しました。
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9月23日 安保法案の採決不存在の確認と法案審議の再開を求める申し入れへ
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安保採決無効と申し入れ 学者や弁護士、参院議長に
東京新聞 2015年9月25日
混乱の中で行われた安全保障関連法の参院平和安全法制特別委員会での採決は、必要な手続きが取られていなかったとして、同法に反対する学者や弁護士らが25日、採決無効の確認と審議再開を求め、山崎正昭参院議長と鴻池祥肇委員長に申し入れをした。
申し入れは醍醐聡東大名誉教授ら12人が呼び掛け人となり、山崎議長と鴻池委員長の事務所に提出した。それによると、17日に行われた特別委員会での採決の際、鴻池委員長は与野党の議員らに取り囲まれており「委員長による議事進行の声を委員が聞き取れる状態になかった」と指摘。 (共同)