29日の東京株式市場では、1月19日以来初めて一時1万7000円の大台を割り込みました。
これに対して日興アセットマネジメントの神山直樹氏は、米景気に対する期待を背景に上昇していた分が剥げ落ちたためだで、1万7000円水準まで下げていることに違和感はないとしました(ロイター通信 以下同)。
岡三オンライン証券の伊藤嘉洋氏は、ここで一旦下げ止まって良い水準だが、世界的なリスク回避の中では下値不安がくすぶるとしました。
また三菱UFJ国際投信の石金淳氏は、8月中ごろからの下落傾向はまだ終わっていない。日経平均は年初来高値から4000円近く調整したことで、割安とは言わないまでも「割高感」は解消されたと述べ、いずれも当然の下落だという見方をしています。
ついに経済の実態に見合わないでバブル的な高騰をしていた株価が下落基調に入りました。
ついに経済の実態に見合わないでバブル的な高騰をしていた株価が下落基調に入りました。
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株価1万7000円割れ 700円超下落
NHK NEWS WEB 2015年9月29日
29日の東京株式市場は世界経済の先行きに対する警戒感から全面安の展開となって幅広い銘柄に売り注文が広がり日経平均株価は700円を超える大幅な値下がりとなりました。
日経平均株価、29日の終値は、28日より714円27銭安い1万6930円84銭で、終値としては、ことし1月以来、およそ8か月ぶりに1万7000円を割り込みました。
東証株価指数=トピックスは、63.15、下がって、1375.52でした。1日の出来高は27億9416万株でした。
市場関係者は、「きょうの東京株式市場では取り引き開始から幅広い銘柄で売り注文が広がって、下落幅は700円を超え、大きく値下がりした。背景には中国をはじめ世界経済の先行きに対する警戒感があり、当面、日銀の短観やアメリカの雇用統計などの経済指標をにらみながらの神経質な動きが続きそうだ」と話しています。