2020年9月7日月曜日

菅氏のトークのポンコツぶりが話題に「こんなに喋れないのか」

 見掛けは冴えないもののその実「切れ者」であるというケースは まま有ることです。
 我々はこの7年余りそれとは真逆の人間が、ペラペラと無内容な話を際限なくするのを聞かされることを強要されてきたので、むしろそうした「切れ者」をある意味で渇望していました。たとえ政治的見識では全く賛同できないにしても、です。
 また口下手ではあっても実のあるというか、真っ当な考え方の持ち主はいくらでもいるので、むしろ彼の言うことには耳を傾けるものです。

 ところで菅官房長官はこれまで「切れ者」「弱点なし」などと評価されてきたらしいのですが、総裁選に立候補したのを機にメディア露出が増えるにつれてそれとは真逆の姿を露呈しているということです。
 LITERAが取り上げました。
 菅氏は3日『news23』(TBS)に生出演したのですが、そのときの話しぶりが余りにもお粗末過ぎて「切れ者」どころかSNS上では、予想以上のポンコツ」「おじいちゃんの井戸端会議」「型落ちのスマホ」「話し方教室に通え」、「なに言ってるのかよくわからない」、「訊かれたことに答えない」、「頭の回転大丈夫なのか」、「人間的魅力は皆無に映る」というような具合で、とても口下手というような次元ではなかったようです。

 菅氏の会見といえばこれまで政権にとって具合の悪い指摘に対しては「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」と斬って捨てるのを常としてきました。しかしなぜそうなのかの説明は一度も聞いたことがないし、記者たちも質問しませんでした(かつては訊いたものの説明が得られなかったのでその後は止めているのかも知れませんが)。

 LITERAは、菅氏がこれほど話す能力に欠けているのであれば、立候補者の討論会に出るのはとても無理だとし、それ以上の問題として首相にれば国会答弁や党首討論、メディア出演の機会は激増するし、国際社会でも、表舞台で各国の首脳と議論を交わす必要が出てくるのに、それらがこなせるのかと疑問を呈しています。
 そして氏が首相の座についても、国会では定型文の答弁だけを繰り返し、メディアの露出を最小限にしぼり、国民に生の声で政策を説明することもせず、密室で政策を決めていくことになれば、国民の政治への信頼と関心はさらに低下するが、そのときに後悔してももう遅いとも述べています。
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菅官房長官のトークのポンコツぶりが話題に!
「こんなに喋れないのか」「レスポンス悪すぎ」「話し方教室に通え」
LITERA 2020.09.06
 シナリオ通り、菅義偉官房長官で決まった感の漂う自民党総裁選。石破茂氏、岸田文雄政調会長に続き、菅官房長官もメディア出演している。「切れ者」「弱点なし」などと評価されてきた菅官房長官だが、メディア露出が増えるにつれ、真逆の姿を露呈している。
 それは、「喋り、トークのポンコツぶり」だ。象徴的だったのが、3日に『news23』(TBS)に生出演したときだろう。
 もちろん、内容もひどかった。森友問題や「桜を見る会」、買収容疑で逮捕された河井克行前法相夫妻への1億5000万円などについても問われたのだが、相変わらずの木で鼻をくくった回答を繰り返すばかり。
 森友公文書改ざん問題で自死に追い込まれた近畿財務局職員赤木俊夫さんの妻が再調査を求めていることを繰り返し問われても「結果が出ている」の一点張り、「桜を見る会」問題について管轄する立場にありながら「まったく気づかなかった」「全体として気づかなかった」とありえない言い訳を口にし続ける。

 しかし、それ以上に気になったのは、「喋り口」や」「言葉の使い方」だ。まず、答え始めるのがやたら遅くて、放送事故かというくらいに、言葉が出てこないときも珍しくない。ようやく話し始めても、途中でも言葉に詰まる。
 しかも、受け応えの言葉が稚拙で、意味がわからない。たとえば、総裁選出馬を決意した経緯について問われると「考えに考えてですね、ある意味で熟慮」、アベノミクスの成果について語るなかで「400万人の新たな雇用をつくっていますから、そういう意味でまず大事なのは雇用だと思います」……これ、日本語としておかしくないか。
 あげくは、選択的夫婦別姓の是非について問われ、「私はそこについては……本格的な、本格的と言いますか、働いている人が途中変えないで継続して働くことができるというのは、そこはいいと思います」
「本格的」って、意味がわからない。しかも、現状維持の旧姓併記かビジネスネームレベルのことを持ち出しているのだろうが、その説明すらままならない。とにかく、言葉の使い方がひどくて小学生レベルなのだ。

「回答を用意してないと答えられない」「こんな人が総理大臣に?」
 この『23』での菅官房長官の喋りの酷さには、さすがに多くの視聴者が気づいたらしく、ネットではツッコミの声が多数あがった。

〈news23に菅官房長官が出てたけど、予想以上のポンコツぶりにビックリ〉
〈NEWS23の菅自民党総裁候補の喋りグダグダだな。〉
〈菅官房長官が出演したNEWS23。こんなにも喋れない、防御しかできない人だったのかとびっくりした。それとも、七年も官房長官を務めた副作用なのか。〉
〈菅氏、全然頭まわってないのか、しゃべるのとろすぎて、全然深いこと話せてない。ごまかしごまかし、全く質問にこたえてない井戸端会議のおじいちゃんの会話みたい。〉
〈菅さんが #news23 に出て話してはるけど、言ってることが全然頭に入ってこない。 ホント。揶揄じゃなく。 内容の賛否以前に、なに言ってるのかよくわからない。〉
〈菅さん、話し方教室とか通った方が良いかも。何を話しているのか聞き辛い、というか分からないよ。損ですね。〉
〈news23 の菅官房長官 驚異的に返答のスピードが遅い 「選択的夫婦別姓については?」って定型質問なのに沈黙が…〉
〈菅ちゃんレスポンス悪すぎるだろ 型落ちのスマホくらいイライラするなw〉
〈菅さんがおじいちゃんすぎる笑 この人総理大臣になるの?マジで? 誰か嘘だと言って。〉
〈菅さん。 質問に答えてない。 変な間がこの先の日本を不安にさせる。〉
〈言葉につっかかるは出てこないはで顔赤らめながら焦ってるけど菅は大丈夫なのか?そもそも首相の器っぽくないし。こんなにも無表情で人の心を打つ言葉が全く出てこない人支える官僚も頭抱えてるだろうね。〉
〈菅出演。 国会みたいに、前もって質問されて答えを原稿で用意しないと、何も答えられないのか。アタマを使って考えてない。こんな人が総理本命なんて、絶望的でしかない。〉
〈菅も安倍同様、回答が用意されていないと答えられない。NEWS23を見てそう感じた。官房長官としては「全く問題ない」「批判には当たらない」と回答を避けるだけだったからそういうレベル。歯切れの悪い回答に呆れる。頭の回転大丈夫なのか?〉
〈菅義偉、news23にてのインタビュー‥いや酷いのなんの。訊かれたことに答えない。見る限りおそらくアドリブ対応力は極めて低い。口跡は悪いし、人間的魅力は皆無に映る。あれで権力を握ったってことは‥‥まぁ表面的にはともかく、心底の部分で相当数の人間から恨みを買ってるだろうなと看る。〉
〈菅さんて、こんなしゃべれないの?!! 官房長官として会見してる時以上に、なんの説得力も魅せる力も安心感もないょ?!! なんで彼を自民は推すことになっちゃったんだろう、、、 官房長官としては優秀でも、対内・対外両方担う日本の総理大臣は、どう見えるかも凄く大切で難しいよ〉
〈菅さんの喋ってるの見てるとハラハラするわ… 首相になったとして答弁ちゃんと出来るんかな? やっぱ、安倍ロスすぎる…〉
〈菅氏はあれだね。安倍さんの代わりとしてならベストだけど、1年以上も任せられないね。 タカ派と聞いたから安心してたけど、あまり自分が見えない。〉
〈news23見てるけど、菅の話スカスカで凄いな。。〉

官房長官会見でも「指摘は当たらない」「全く問題ない」と繰り返してきただけ
「切れ者」どころか、「ポンコツ」「おじいちゃんの井戸端会議」「型落ちのスマホ」「話し方教室に通え」とまで言われているのだ。しかも文面からわかるように、安倍政権に批判的な人だけでなく、安倍応援団らしき人からも「大丈夫か」と菅氏を不安視する声が出ている。
 しかしこれは今に始まったことではない。菅官房長官といえば、その「切れ者」という評判とは裏腹に、以前から一部ではそのトークやスピーチのひどさが指摘されてきた政治家なのだ。とにかく、アドリブがまったく効かず、定型文を喋るだけで、中身が何もない、と。
『news23』でのトークのポンコツぶりについて、菅応援団は番組側が森友・加計問題など、批判的な姿勢を見せたからだなどと反論しているが、そうでははない。この間、菅官房長官は、御用メディアを中心にさまざまなテレビ番組に出演してきたが、説得力のある「生の言葉」らしきものはほとんど聞かれなかった。それどころか、安倍応援団である櫻井よしこに対しても、アベノマスクをなぜつけないのかと問われ、蛇に睨まれた蛙のように媚びへつらった笑みを浮かべながら、「あの暑くて、暑そうで」などと答えるのがやっとだった。
 官房長官会見だって、実際はまともになんて喋れていなかった。アドリブできないから、御用記者から事前に質問を提出させる。想定外の質問や答えにくい質問に対しては、「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」「コメントする立場にない」と、機械的に繰り返してきただけだ(唯一アドリブがきくのは、東京新聞・望月衣塑子記者など下に見ている批判者や対立関係にある者に対して、攻撃を加えるときだけだった)。

 菅官房長官の会見といえば、この「そのような指摘は当たらない」「全く問題ない」と斬って捨てる常套句が「菅話法」「菅官房長官語」ともいわれ話題になったことがある。映画監督の想田和弘氏は、相手がどんな微に至り細を穿つ質問を浴びせても、顔色一つ変えずに断定的否定あるいは事実上の回答拒否を行うこの話法について、一見受け答えしているように見えて、実のところその目的は“コミュニケーションの遮断”であることを喝破していたが(https://lite-ra.com/2015/10/post-1584.html)、実際、あの菅話法は自分のトーク能力の低さをごまかす目的もあったのではないか。
 そう考えると、この間の総裁選で党員投票をやらずに、候補者3人揃っての討論会の機会をできるだけ少なくしようとしているのも、そのことと大きく関係しているのかもしれない。

玉川徹は党員投票しない理由を「菅さんがメディアの前で石破さんと競いたくなかったから」
 実際、9月2日の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)では玉川徹氏が、党員投票をしない理由について、討論会をやりたくないからではないかと指摘していた。
「説得力ないわけですよ。やらない理由がね。1カ月と規定で決まっているというのは田崎(史郎)さんも言ってたように変えりゃいいじゃないかっていう話。都道府県で予備選挙やるからっていうんだったら、予備選挙やるなら党員選挙できるでしょって話になっちゃうわけで。どれをとっても、なるほどっていう理由にならない。そこじゃない理由があるんだろうなって思うんですよ。
 何があるんだろうって考えてみると、ひとつは、やっぱり菅さんが石破さんとかと競いたくなかったのかな、メディアの前で。結局、そういうことをすると、菅さんはどうしても(安倍政権の)7年8カ月を背負わざるを得ないんですよね。石破さんなんかは、ずっとそれに異議を唱えてきたわけだから。7年8カ月の良し悪しって話にどうせなるわけですよ。そうなったときに、コロナも入ってくると、防戦になるんじゃないかな、というふうなところが、すべての国民の前に明らかになるのでね、メディアでやるということになると。そういうふうなことは彼(菅官房長官)にとって、1コも得はないわけですよね」
「石破さんとかと競っちゃって、党員票が石破さんにいっちゃうと、そういう人を選挙の顔として担いでいくってことがおかしいんじゃないかって話が出てくるんじゃないかな、同じ自民党のなかでも国民世論のなかでも。これもなんのプラスもない。つまりプラスのないことはやらないということが、こういう結果になったんじゃないか、つまり“菅さんに”ですよ。あくまで菅総理にプラスのないことはやらないといういうふうな結果としてこうなったんじゃないか。と僕なんかは思います。」
「たとえばですけど、もうこれ決まっちゃったっていうふうになっちゃったら、まあわかんないですよ、報道番組はやるかもしれないです、NHKもやるかもしれない。だけど情報番組はやらないと思うんですよ、もう。」

 党員投票を行うとなれば、全国で3人の討論会も行われるし、メディアでも多数討論会が行われることになるだろう。党員投票そのものよりも、討論会をやるのがいやだから、ここまで強硬に党員投票を避けたのではないか。玉川氏はそう指摘したのだ。
 玉川氏は安倍政権の負の側面が議題に上ることを嫌がっているという理由をあげていたが、それに加えて、討論会を開くと、菅官房長官の喋れなさ、知性のなさが際立つという要因もあったはずだ。
 メディア出演を見ていればわかるように石破氏も岸田氏も、政策などに対する理解もボキャブラリーも論理性も、菅官房長官を圧倒しているこれで討論会を行なえば、ダメージは計り知れない。そういう計算があったのではないか。
 実際、玉川氏の予想通り、3人での討論会はいまのところ行われていない。4日には『バイキング』(フジテレビ)に、石破氏と岸田氏の2人が生出演していたが、菅官房長官の姿はなかった。きょう6日に予定されていた3人そろってのNHKでの討論会の出演を、「台風対応のため」と5日になってキャンセルした。

トーク力の低さを隠すために議論から逃げ続ける人物が総理大臣になって大丈夫なのか
 党員投票をやめてまで、議論や生の声を口にする機会から逃げ続ける菅官房長官。その姑息ぶりにはあきれるほかはないが、しかし、最大の問題はいま、こんな人物が総理大臣になろうとしていることだ。

 官房長官時代は手懐けた官邸記者クラブ相手の記者会見がほとんどだったから、それで通用したかもしれないが、総理大臣になったら国会答弁や党首討論、メディア出演の機会は激増し、国際社会でも、表舞台で各国の首脳と議論を交わす必要が出てくる

 それでも、菅総理大臣はいまのやり方を続けるつもりなのか。国会では定型文の答弁だけを繰り返し、メディアの露出を最小限にしぼり、国民に生の声で政策を説明することもせず、密室で政策を決めていく
 しかし、そうなったら、国民の政治への信頼と関心はさらに低下し、そし国際社会での日本の評価も失墜するだろう。そのときに、後悔してももう遅いと思うのだが……。(編集部)