2015年5月14日木曜日

安保法制反対集会に2800人 銀座周辺をデモ行進

 新しい安全保障法制への反対集会が12日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、約2800人が参加しました。
 「戦争をさせない1000人委員会」など3つの市民団体の主催で、集会後は銀座周辺をデモ行進しました。
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「9条壊すな」 2800人集結 安保法制反対デモ
東京新聞 2015年5月13日
 集団的自衛権を行使できるようにする新しい安全保障法制への反対集会が十二日、東京・日比谷野外音楽堂で開かれた。参加者約二千八百人(主催者発表)が「戦争させない」「九条壊すな」とプラカードを掲げて声を上げ、集会後は銀座周辺をデモ行進した。
 主催したのは、憲法学者や作家らが呼び掛け人の「戦争をさせない1000人委員会」、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」など三つの市民団体。
 著名人や野党の国会議員らが壇上で次々とスピーチし、ルポライターの鎌田慧さんは「愚かな戦争を二度としないよう、戦後七十年、憲法を守り抜いてきた。平和な日本を残すため、最後まで頑張り抜こう」とあいさつ。埼玉大名誉教授の暉峻淑子(てるおかいつこ)さんは「心の底から戦争に反対する強い自分の考えを持つことが大事だ」と訴えた。
 また日本弁護士連合会の憲法問題対策本部長代行、山岸良太さんは「人と人が殺し合う戦争は、最大の人権侵害だ」と述べた。
 客席は高齢者や若者、労働組合のメンバーらさまざまな参加者で埋まった。東京都小金井市の野村昌弘さん(68)は「議論が不十分なまま、安倍政権が重大な法案を通そうとしている。今、声を上げないと」と話した。
 
 写真
安全保障法制に反対する集会で「戦争させない」のプラカードを
掲げる参加者=12日夜、日比谷野外音楽堂で