2015年5月25日月曜日

辺野古移設:阻止へ沖縄と連帯 1万5千人国会包囲、 

 米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古への新基地建設に反対の意思を示そうと、東京国会議事堂前で国会を取り囲む行動「5・24首都圏アクション国会包囲ヒューマンチェーン」(同実行委員会主催)が24日開催され、約1万5千人が参加しました。
 
 沖縄からは名護市稲嶺進市長ほか、赤嶺政賢(沖縄1区、日本共産党)、照屋寛徳(同2区、社民党)、玉城デニー(同3区、生活の党)、仲里利信(同4区、無所属)の「オール沖縄」の衆院議員が勢ぞろいしました
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新基地ノー 沖縄と連帯 1万5000人 青い波 国会包む
しんぶん赤旗 2015年5月25日
 「沖縄と本土が連帯して、新基地も戦争法案も許さない」―。安倍政権が民意を踏みにじって強行している沖縄県名護市辺野古への米軍新基地建設を止めようと24日、東京・国会議事堂周辺で「国会包囲ヒューマンチェーン」が行われ、1万5千人(主催者発表)が参加しました。主催は同実行委員会。
 
 行動のテーマカラーは辺野古の美しい海を思い起こさせる青。青いTシャツやスカーフ、タオルなどを身に着けた人々が「新基地NO」のカードを掲げ、三線(さんしん)やドラムを奏でながら国会を二重三重に囲みました。
 名護市の稲嶺進市長はジュゴン柄の青のかりゆし姿で参加。「絶対に諦めないし、沖縄は孤立していない。みなさんとスクラムを組んで頑張りたい。勝利するまで力をお貸しください」と訴えました。
 哲学者で東京大学大学院教授の高橋哲哉氏は、「新基地を止めるのは日本国民の責任。東京、本土でこそ沖縄の何十倍もの声を上げよう」と呼びかけました。
 赤嶺政賢(沖縄1区、日本共産党)、照屋寛徳(同2区、社民党)、玉城デニー(同3区、生活の党)、仲里利信(同4区、無所属)の「オール沖縄」の衆院議員が勢ぞろい。赤嶺氏は、「辺野古新基地反対のたたかいが全国に広がり、県民の勝利を確信している。日本を戦争する国には絶対にさせない。ともに頑張ろう」と訴えました。沖縄社会大衆党の糸数慶子参院議員が発言しました。
 沖縄から「5・17県民大会」実行委員会メンバーが上京し、共産党からは玉城ノブ子、西銘純恵両県議が参加しました。
 
 青いニット帽をかぶって参加した大学2年の女性(19)=東京都町田市=は、「3月末に友人と辺野古に行きました。集団的自衛権もヤバいし、安倍政権はアメリカに都合のいい政権だと思う」。男性(19)=東京都葛飾区、フリーター=は、「ギリギリのところに来ているので止めなきゃと思う。今日はたくさん集まったけど、全然足りないから知らせたい」と語りました。
 
 共産党の宮本徹衆院議員も参加しました。
 
写真
辺野古新基地建設に抗議して国会を包囲する沖縄選出の国会議員ら
            =24日、国会正門前

辺野古国会包囲:アイドル「制服向上委員会」が歌でエール
沖縄タイムス 2015年5月25日
 【東京】脱原発や人権、護憲などをテーマに活動するアイドルグループ「制服向上委員会」のメンバー5人も、国会包囲行動に駆け付けた。「戦争反対」「辺野古移設反対」との歌やメッセージで、集会参加者を盛り上げた。 
 
 同委員会は1992年に結成し、社会問題や環境問題を扱った歌を発表するなど、社会派アイドルとして活動。東日本大震災後には反原発の歌で政府の姿勢を批判し、注目を集めた。現在は、10代の中学生から大学生のメンバー10人で構成している。 
 
 集会では制服姿で、新基地建設を強行する政府を替え歌で批判。かわいらしい歌声で、厳しい歌詞を突き付けるメンバーに、参加者も声援で応えた。 
 
 リーダーの清水花梨さん(18)は「辺野古にも普天間にも基地は要らない。命を奪う戦争のための施設は要らない。若者代表として、できることからやりたい」と力を込めた。